モンパルナス大通りの夕景。
毎日モンパルナスからカルティエ・ラタンにあるソルボンヌまでこのモンパルナス大通りを歩いて通った。モンパルナス大通りからリュクセンブール公園を抜けて、パンテオンを通って歩いた。
毎日徒歩40分の通学路、お気に入りのブランジェリーやアイスクリーム屋などを発見しながら歩いた。
お気に入りのブランジェリーはエリック・カイザー。小さな街角にひっそりあるこじんまりしたブランジェリー。でもいつも人が並んでいる。
ギャラリー・ラファイエットやサンジェルマン・デ・プレにもカイザーはあるけれど、私は通学路にあるこのカイザーがお気に入りだった。なんだか「ネイバーフッドのパン屋」という雰囲気が好きだった。
一度バゲットを求めに並んでいたとき、前に並んでいたおじさんがレジの横にあったフィナンシェの小袋を買ってくれた。30代の私も彼には子供に見えたのかな?こぶたはきっと下心が、、なんて言うけど、私は今でも親切心からだったんだと信じている。
そこのカイザーでは良く試食品が出ているのがまたお気に入りの理由の一つ。オリーブにサンドライドトマトなど、ちょっと高くて普段は買えないバゲットが試食に出ていて嬉しかった。ショコラなどスウィーツが出ていることもあった。
私のカイザーのお気に入りはシンプルなマルゼルブバゲット。こぶたはクリスピーな香り高いシリアルバゲット。
一度東京に帰ったときに新宿伊勢丹でカイザーのバゲットを買ってみた。でもでも。。何か違う。。皮のクリスプさ、中のしっとりさ、粉の味、全てが違う。残念だった。アメリカではカリフォルニアに一軒カイザーの店があるらしい。いつか試してみたいな。
モンパルナス大通りにはロシアの食材店もあった。ローズヒップのジャムやキャビアを買ってみた。小さいキャビアの瓶が10ユーロ、絶対本物じゃない(笑)。でも美味しかったからいいや。
ドゥランブル通りにはさらに「ネイバーフッド」的なブランジェリーがあった。そこのバゲットは異様に黄色くてどっしりしている。なんで黄色いのか一度聞いてみたけれど、私のフランス語力では理解不能(苦笑)。カイザーのマルゼルブとここの「黄色いバゲット」が私のパリでのお気に入りだった。
ドゥランブル通りとエドガー・キネが交差するところの小さい広場にあるカフェで夕食前にこぶたとキールの食前酒を飲むのも好きだった。
ああ、思い出すときりがない!楽しかったパリ生活。またいつか、戻れたらいいな。そしたらお気に入りになったカフェ、ブランジェリーを全部また、巡ってみよう。
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