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研究・論文作成のためのブログ

医学部で臨床医をしつつ大学院に進学し、博士号の学位を取るまでをつづります。

良いポスター発表のためには..

2007年11月19日 | 論文・研究
京都大学麻酔科の先生が書いているブログから、有用と思われるコンテンツがありまして、リンク先の案内がブログの記事にあるのですがなぜかリンク切れになってしまっているため、こちらに直接引用させていただきます。

良いポスター発表のためには..

良いポスター発表のための10の簡単な法則
ですね。

Rule 1: Define the Purpose
Rule 2: Sell Your Work in Ten Seconds
Rule 3: The Title Is Important
Rule 4: Poster Acceptance Means Nothing
ポスターを出しただけでは不十分であり、学会で認められるためには科学的に立派な発表をして皆に認めてもらう必要がある
Rule 5: Many of the Rules for Writing a Good Paper Apply to Posters, Too
Rule 6: Good Posters Have Unique Features Not Pertinent to Papers
Rule 7: Layout and Format Are Critical
Rule 8: Content Is Important, but Keep It Concise
Rule 9: Posters Should Have Your Personality
ポスター発表は論文と違い分量も少ないのでその分を考慮して対策を講じる必要がある。
ポスターのうち記録に残るのはタイトルと要約くらいなものだが、だからこそ仮説などを通常の論文以上に主張することができるのでこれの特徴を利用しない手はない。
Rule 10: The Impact of a Poster Happens Both During and After the Poster Session

やあっとsubmitしたよー

2007年06月13日 | 論文・研究
かなり前の記事ですが、英語の論文を書いていました。

卵巣から発生したリンパ腫という病気なのですが、その組織型がlymphoblastic lymphomaという珍しいものでした。
卵巣由来のlymphoblastic lymphomaは、症例報告としては今まで3例しか報告がなされていません。
ですので、今回の私たちの報告が4例目ということになります。

予定通り、Gynecologic Oncologyというアメリカの雑誌に投稿しました。インパクトファクターは2.2点です。別に特段高いというわけでもありませんが、1点以下のjunk journalというわけではありません(言葉が悪いですね、失礼!)ので、レビューもそれなりにきちんとしているだろうと思われます。

さあ、どんな返事が返ってくるか。

学会発表の論文。

2007年06月11日 | 論文・研究
今月の3日に行われた学会で発表した内容を、日本語の論文にまとめました。

昔働いていた病院の部長から教えられたことは、「学会発表は、何回やっても自分の業績にはならない。論文をまとめてpublishしてはじめて、業績になる」ということ。それともう一つは、「学会発表の前に、論文はまとめておけ」でした。
学会発表の直前が一番内容をよく整理できているし、関連論文も読むからです。

だいたい発表の内容というのはほぼ論文と同じような構成をしているので、読み原稿を作るときに同時におおざっぱな論文のドラフトのようなものを作っておき、時間があったら考察などに関連論文の内容を入れておきます。

あとは終わったあと、フレッシュなうちに書き上げて、上司に見てもらう。
上司もすぐならなんとなく覚えていたりしますからコメントしてくれたり、直してくれる。これが何ヶ月もたってしまうと、どうでもいいことのようになってきて、自分の中でもどうでもよくなってしまい、論文としてまとまらずに日の目を見ないことが多くなります。

というわけで、簡単な症例報告の日本語論文ではありますが、明日投稿!