研究・論文作成のためのブログ

医学部で臨床医をしつつ大学院に進学し、博士号の学位を取るまでをつづります。

良いお年を

2007年12月31日 | 日記・備忘録
2007年大晦日になりました。テレビをつけると、一年をまとめるニュースや、お笑いなどの年末らしい番組を放送しています。

今日は病院に来てちょっと仕事をしておったのですが、11月に癒着胎盤の症例がありまして、抗癌剤の治療をやった後に経過を見ていたら、本日胎盤が出て来たということで受診なさいました。
癒着胎盤は出血のリスクが高く、子宮摘出に至る症例が多いので、今回抗癌剤による治療で無事保存的な(子宮を取らない)治療ができたのは本当によかった。
来年何かの学会で発表させていただこうと思っています。

それでは皆様、よいお年をお迎えください。
今年の冬は去年と違ってだいぶ寒いようです。はやく暖かくなって花見など出来る季節が来るといいですね。


行く年、来る年

2007年12月27日 | 日記・備忘録
いよいよ年末差し迫って参りました。
クリスマスと思ったらすぐに年賀状、年末年始の準備と師走はやっぱり忙しいです。
医療の仕事をしてると、年末年始といっても患者さんがいなくなるわけではなく、かえって外来や平常業務が閉鎖するためその前後にしわ寄せがいって業務があわただしくなります。

この1年でどんなことをしたのか、ちょっとまとめてみました。

2007年に為したこと

学位審査pass、医学博士号の取得
康平の出産
関東連合での発表、その内容の論文掲載
地方部会(春、秋)で内視鏡関連の発表(内視鏡専門医取得につながる)
卵巣リンパ腫の英語原著論文のaccept

自分の中でやっぱり大きいのは、学位の取得と症例報告の原著論文のアクセプトだったと思います。
プライベートとして次男の出産も当然大きいですが、まあこれは次元が違うというか、一緒に取り扱うようなものではありませんので(^^)

つづいて、来年に予定している仕事をリストアップしてみると

2008年予定の仕事

6月 臨床細胞学会での学会発表
6月 関東連合での学会発表
7月 婦人科腫瘍学会での学会発表
春・秋の地方部会での発表
夏の細胞診セミナー
腸型子宮頸部腺癌のcase report投稿

あたりになりましょう。

長男は幼稚園の年長になり、そろそろ小学校のことを意識しなくてはならない時期もみえてきました。




学位の正式な認定

2007年12月20日 | 日記・備忘録
12月の研究科委員会で私の学位が正式に承認され、先日学位認定証明書が大学から送られてきました。
学位授与式は3月ですが、これで社会的にようやく?博士ということになりました。

ここまで支えてきてくださった皆様に再度御礼申し上げます。

さて、このブログは当初、大学院の人が初めて英語の原著論文を書く上でのコツとか、気をつけることを記録しておきたいという気持ちから始めました。
ですが内容的には、日々の雑感やら趣味のデジカメのこと、PCのことなど、非常に雑多でよもやまな内容になっておりました。

そろそろ一度整理も必要だと認識しております。

今後ですが、

・このブログは閉鎖はせずに新規更新もせずそのまま残して、新たにサイトを作成する
・このブログのアドレスはそのままに、タイトルなどを変更して更新を続けていく

といったことをここのところ少し考えています。

ブログの内容として書いて行きたいと思うことは、医師としてのprofessionalismといいましょうか、自分が臨床医としてどんなことを思い、どんなことを意識して仕事をしているかということを書いてみようかな、と思ったりします。
shiologyのような、自分の撮影した写真をアップするブログもあこがれますが、あんなに上手な写真を日々撮れているわけではないので、なかなか難しいものがあります。




もう1年たったんだ、Windows Vista

2007年12月10日 | 日記・備忘録
Windows Vistaが発売されてからもうすぐ1年になる。

企業での導入もあまり進んでおらず、一般ユーザーの間でもXPから積極的にVistaにアップグレードしたいという声もあんまり聞かれないそうだ。
(というかむしろVistaのインストールされたPCをダウングレードしてXPにしたい、という声もある)

こんなニュースとか
http://www.toychan.net/archives/2007/12/10_0006.php

http://japan.zdnet.com/sp/feature/07microsoft/story/0,3800083079,20362838,00.htm

こんなニュースをみると、Vistaが不発のOSに終わる可能性も高くなってきた気がしてくる。


aeroが使えるだの使えないだのというのがよく雑誌やメーカーの広告に出ているが、aeroが使えなくてもなんら仕事に差し支えはない。

もともと同様の機能は、Windows2000からあって、「Alt」キーと「Tab」キーを同時に押すことによって、立ち上げているウインドウを切り替えることができた。
それが立体的に見えるからといって何だというのだ?
そんな些末なことのために、メモリを2GBにアップグレードして、グラフィックカードを発熱の多い高性能なものにする人はよっぽどの物好きだろう。
物好きの私ですら、そこまで(aeroを動かすという点において)しようとは思わない。

それにくらべるとMacの新しいOSは好調のようだ。以前紹介したUbuntuも大変使いやすい。
Ubuntuのような使いやすいOSが、さらに完成度を高めて普遍性のあるものになっていけば、OfficeソフトもMSOfficeがスタンダードから外れて、Open Officeがスタンダードになっていく未来もあるかもしれない。

命名

2007年12月07日 | 日記・備忘録
命名 康平

こうへい、と読みます。

康平とは「世の中が平和で治まっていること」だそうです。
健康の康。すこやかですね。
徳川家康の康。いい字だと思います。


長男が悠人(ゆうと)で、「ゆうと」と「こうへい」。

一時は同じ送り文字、○人(たとえば真人とか)にしようかとも考えましたが、人という字をそろえることに大きな意味を見出せませんでした。

妻は康介(助?輔?)というのがよかったのか、最初こうすけと間違えて言ってました。

こうへい、です。

どうぞよろしくお願いいたします。

地方部会無事終了

2007年12月03日 | 日記・備忘録
週末の地方部会はまあ無難に終わった。


スライドからビデオに切り替えるところで少しもたついて、時間をロスしてしまったが、聴衆は見てくれていたように思う。
やっぱり、動くものがあると動物は見てしまうものなのだ。(相手は医者だが)


ここでちょっと愚痴。大学の医局は、同じ静岡県内にもう一つ関連病院がある。今そこには3年目の研修医が働いている。
当初その先生はうちの病院を希望していたそうだが、医局の意向によってそちらの病院で研修することになった。

研修医のキャリアのためには、こういった地方部会に演題を出して発表させるべきだと思うのだが、その病院は今回演題を出していなかった。
その研修医にとっては、数少ない学会発表の場なのに、それを逃してしまったということになる。
うちの病院にもしその研修医が来てくれていれば、学会発表をさせてあげられたのに、と思う。
医局の都合もあるだろうが、可哀想だ。研修医を引き受けたからには、ちゃんと教育してあげて欲しい。

発表では、卵管切除術を内視鏡下に行ったことに関して、卵管切開+妊卵排出という術式もあり、そのような保存的な手術をしたほうがよいのでは、という指摘があった。
存続絨毛症という病気になる可能性もあると思うのだが、そこは施設や担当医によって考え方の相違があり、どういう治療が正しいということはなかなか言えないのではないかと思う。

医者ってしょっちゅう学会をやっていると批判されることもあるが、学会で治療方針などについて他施設、他医局の医師とディスカッションすることは医療の質を高めることになり、医療を受ける側にとっては計り知れないメリットとなる。
考えてもらえばわかるが、他施設とまったく交流のない、何をやっているかがわからないような閉鎖的な病院にかかりたいと思うだろうか。
どんな治療を受けられるかもわからない病院で。
医療を受ける側にはなかなか伝わらない情報なのだが、こういうことの積み重ねで医療の質は変わっていく。


次男の出産

2007年12月01日 | 日記・備忘録
本日、午前11時23分、妻が次男を出産いたしました。3148gの元気な赤ちゃんでした。
分娩は、お陰様で正常分娩でした。

名前はまだ決めていません。これから考えます。

取り急ぎ。

明日は地方部会で発表。ばたばたしていて大して準備してないなあ。