母のこと
2010-02-28 | 日記
母は目が見えない。
進行性の難病で、どんどん視野が狭くなり、
今はほとんど失明状態。
病気を発症する前は、バリバリ何でもこなしてしまう人だった。
それが徐々に徐々に目が見えなくなって、
もともと勝気でプライドの高い母は、
すっかり自分を失い、発症してからもうかなり年数が経つ今でも、
まだ自分の現実を受け入れられず、
何かある度、「目さえ見えれば・・・」と涙して
悔しがり、情けなくなり、誰にもこの気持ちはわからないと泣く。
母が少しでも前向きになれるよう、いろんな所に連れて行ったり、
いろんなサークルを紹介したりしたけど、
全て受け入れようとしない。
今年80歳になるあまり丈夫じゃない父と、
隣に住んでる私や、私の息子が優しくしてあげる事が
唯一、母が幸せと感じる事とわかってる。
でもね、みんなそれぞれ、その時の体調や、心の動きや、
生活があって、いつも同じ気持ちで母をフォローできないよ。
もちろん母だって、そんな事はわかってる。
でも、わかってないのよね・・・。
目の事だけじゃなく、『老い』というものも避けられないしね。
そんな母の傍にいて、いつも葛藤があるよ。
どこまで母と関わって、どこまで割り切っていいのか・・・。
「これでいいんだ」と思ったり、自己嫌悪に陥ったり・・・。
今日も母の気分転換を兼ねて、一緒に買い物に連れて行ったけど、
介助する私が疲れて余裕なくなるから、
また優しくしてあげられなかった。
自己嫌悪・・・。
でも、しょうがない。
私には、しょうがないよ・・・。
進行性の難病で、どんどん視野が狭くなり、
今はほとんど失明状態。
病気を発症する前は、バリバリ何でもこなしてしまう人だった。
それが徐々に徐々に目が見えなくなって、
もともと勝気でプライドの高い母は、
すっかり自分を失い、発症してからもうかなり年数が経つ今でも、
まだ自分の現実を受け入れられず、
何かある度、「目さえ見えれば・・・」と涙して
悔しがり、情けなくなり、誰にもこの気持ちはわからないと泣く。
母が少しでも前向きになれるよう、いろんな所に連れて行ったり、
いろんなサークルを紹介したりしたけど、
全て受け入れようとしない。
今年80歳になるあまり丈夫じゃない父と、
隣に住んでる私や、私の息子が優しくしてあげる事が
唯一、母が幸せと感じる事とわかってる。
でもね、みんなそれぞれ、その時の体調や、心の動きや、
生活があって、いつも同じ気持ちで母をフォローできないよ。
もちろん母だって、そんな事はわかってる。
でも、わかってないのよね・・・。
目の事だけじゃなく、『老い』というものも避けられないしね。
そんな母の傍にいて、いつも葛藤があるよ。
どこまで母と関わって、どこまで割り切っていいのか・・・。
「これでいいんだ」と思ったり、自己嫌悪に陥ったり・・・。
今日も母の気分転換を兼ねて、一緒に買い物に連れて行ったけど、
介助する私が疲れて余裕なくなるから、
また優しくしてあげられなかった。
自己嫌悪・・・。
でも、しょうがない。
私には、しょうがないよ・・・。