Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

今期最後?の遠征でヒルに吸われる

2012年09月30日 | トンボ


毎年、夏前半から見かけているのになぜか後回しになってしまうオオルリボシヤンマ。
地元では、埼玉のトンボ探訪を再スタートした1992年から見かけていて、半分当たり前のような存在だったが、
ずっと9月前半忙しい年が続いて見に行けなかったり、ここ数年は残暑が厳しくて秋口にすんなり登場してこな
かったり、めぼしい撮影地の多くが車でアクセス困難だったりで、すっかり地元での撮影チャンスが減ってしまい、
そのしわ寄せもあってシーズン最後の方にわざわざ遠征して撮影するパターンが半ば定着してしまった。



ただオオルリボシだけを狙いに遠くまで出かけるのはちょっとな感じもするが、出かけたなりの成果は期待しての
ことである。



例年、せっかく遠征しても時期が時期だけにこれと言った成果が上げられず、今回はそれを払拭しようと少しは奮闘努力
をしてみたのだが、なかなか思うように寄れず、会心の単独ショットは得られなかった。



撮るだけ撮ってさあ帰るかという段になって、ふと右肘のあたりを触るとなんだか変な感触がする。さわった左手を見てびっくりした。
血がべったり付いていたのだ。右肘は痛くも痒くもないのだが。とりあえず血を拭き取って、傷口もないようなので、そのうち止血する
だろうと思っていたが、帰宅してもまだ出血している!どうやら上のショットの類を撮ったときに、右肘が水面についていたが、そのとき
にヌマビルにでも吸われたのではなかろうか?子供の頃、田んぼで色とりどりのヒルをみて気味が悪いと思いながらも、吸血されたことは
一度も無かった。こんなに出血するのに痛くも痒くもないとは全く竃鼬にも似た所業である。

ツリフネソウ

2012年09月25日 | トンボ


ツリフネソウは昔から好きな花で、子供の頃偶然近所の用水路で見かけてうれしかったような淡い記憶がある。
色違いでキツリフネがあるが、この黄色い花にも憧れている。自分の好きな花には赤紫系が多いが、黄色い花
も好きで、キツリフネの他、キバナコマノツメにも憧れている。
それにしてもツリフネソウの仲間の花は好きなんだが、マクロで写すとどうしても下の赤い斑点が写ってしまう。
花の全体型とこの赤い斑点でどうしてもイカめしを思い出してしまうのだ。。。
今回、川のほとりで群生しているのを見かけ、いつのまにかトンボそっちのけで写してしまっていたのだが、赤い
斑点を避けて撮影するのは難しいというかちょっと無理っぽい(笑)



前回7度目のストロボ首折れのため、何年ぶりかの稼働となったAF280Tをセットしてヤンマを待つ。
ここ数年、シーズン中のストロボ稼働もだいぶ減ってはいるが、川の裏ヤンマ二種だけは今のところ画質を考えると
よほど良い条件で無い限り、ストロボに頼った撮影にならざるを得ない。
今回は90mm定点にこだわってみたものの、ことごとく裏をかかれ出始めに写した半端な一枚しか撮れなかった。
また機会を改めて臨みたい。

狐につままれる

2012年09月21日 | トンボ


冒頭は野暮用の際にお供のK-x+控えの17-70で撮った画像。
野暮用が済んだのは予定よりも遅い時間だったが、天気が良さそうなのでちょいと近場に
出かけた。しかし、ついた頃には日もすっかり傾くばかりでなく山の端の雲に隠れてしま
って、お目当ては全く飛ぶ気配もなし。
そうこうしているうちに、ポツポツの雨が落ちてきた。
しかし空を見上げても雨雲らしきは見当たらず、青空と僅かばかりの白い雲が見えるだけである。
どうせすぐ止むだろうと思っていたが、ポツポツといつまでも続いて止みそうにない。

日も暮れて薄暗くなったので別の被写体に切り替えようと場所を変えた。
早速別の目標を見つけ(実は今年初めて)、チャンスを待ち構えていたら一発蚊に刺された。
このまま待っていたらどんどん蚊に食われる!と思い、一旦引き返そうとしたら、足が滑って
カメラを持った手を地面にちょっと強めについてしまった!
一瞬気を失った(笑)あと、我に返るとたまたまカメラにつけていたストロボが根元からポッキリ。。。

これで何度目だろうか?少し高いところから落として一度(500FTZ)、後部座席から転がって一度(500FTZ)、
買った翌日三脚が倒れて一度(360FGZ)、ただ歩いていただけで一度(360FGZ)、公園の手すりにぶつけて一
度(500FTZ)。なんと覚えているだけで6度目である!もう一つ思い出した。ガを撮りに出かけた時、車の後
部座席にストロボをつけたまま乗せていたら、ストロボ首オレ、カメラ本体も修理ということがあったので、
都合7回目だ(恥)。最も古い280Tは、未だに壊れたことが無いのに!
結局写真は一枚も撮らずに退散した(苦笑)

ストロボは色々な縁あって、去年何台か盗まれたにもかかわらず、まだ手元に4台残っている。
そのうちの一台が現役(EF610SP)で、あとは古くてマニュアル向きのもの(280T)、根元の折れているもの(500FTZ)、
電池蓋のこわれたもの(360FGZ...直すとC万以上かかるのでそのまま)というラインアップだ。。。と思ったら
謎のマクロストロボもあったので5台もあった。ひえー。

自分としてはストロボに対して若干時代遅れの印象を持っており、常に目に見える物しか信用しない
たちなので、できればそろそろストロボは卒業したいと思いつつ、まだ若干の被写体ではストロボ光が
メインになる(定常光でこれに変わるものはなかなかない)ので、そうそう手放すわけにはいかないの
だ。そんなわけで速攻で修理に出したが。。。

思えば、あの不可解な雨こそ「狐の嫁入り」だったのかもしれない。

ストロボWB設定検証(笑

2012年09月16日 | トンボ


要は手に入れてから半年間、全然チェックしていなかった訳で、ここに来てストロボの使用頻度が若干増えて
ストロボ使用時に色の変わるのがおかしい!とチェックしたら、カメラの設定項目に、強制的にAWBにするか、
それともストロボ光設定にするか、はたまたホワイトバランスを変えないかの3択があることに初めて気づいた
のである。ホワイトバランスを変えない設定にすれば良かったのだ。いままではストロボ発光時にホワイトバラ
ンスをストロボ設定にするかしないかの2択だったから気づかなかったのだろう。

そして今回の検証では...


左が自然光、右がストロボ発光。
というわけで色の傾向を変えずに撮影することに成功(笑)。
今回はブラさないシャッタースピードを死守する(笑)ために、TAv(シャッタースピード絞り優先)で臨んだが、
冒頭はその為にISO800になってしまっている(発光/非発光の画像はISO400で済んだ)。



毎日虫の夢を見ている訳ではないが、珍しくオオムラサキの夢を見た。オオムラサキを見つけて写したい!と思っている
夢だった。それを思い出してオオムラサキは決してなかなか会えないチョウでは無いけれども、出会えば写したいという
気にさせる存在ではあると思っていたら、こんな時期に出会ったのだ。エノキに産卵するメスだった。メスはとても大きく
それだけで魅力が有り、今期も何度か見かけたが写せずに来ていたので、こんな遅い時期に出会えて満足ではないながらも
写真に写せたのはよかった。



ウスバキツリーを探したが(実は毎回探してはいる)見つからず。アキアカネの数がだいぶ増えてきた。

秋晴れと呼ぶにはほど遠いのではなかろうか

2012年09月15日 | トンボ


9月半ば過ぎまで猛暑日に届くような暑い日が続くことがここ数年普通になってしまった気がする。
昔のトンボ記録ノートに気温なんかも書いていたが、9月半ばの気温はこんなに暑くなかったように
感じる。後で覚えていたら調べてみようと思うが。。。



久しぶりにフレクトゴンの特製フード?を外してやった。
このレンズには、元々、今年前半の自分の作例にあるような顕著な周辺減光はない。
特製フードをつけると周辺減光の代償として「ダークバブル」が発生するのが面白くて使っていたが
さすがに飽きた。



アキ、ノシメ、ミヤマも見かけたが写すのはもう少し先が本番という感じだ。ネキは奇麗なメス半逆光の願っても
ないチャンスだったが、写されることを極端にいやがって飛んで行ってしまった。


ホバランヤンマ

2012年09月14日 | トンボ


このトンボはホバリング撮影が面白いのに、こんなときに限って気温が下がらず小虫の動きが活発なのか
摂食に勤しみ、レッツホバリングタイム~に突入しても全くホバってくれない。



ヤンマ撮影で培った(笑)追い撮りでお茶を濁すがやはりホバリングが撮りたかった!
肝心のストロボ設定検証は少し感触を得たが何しろ数枚しか撮らなかったので別の現場での検証のお楽しみ。

相性極悪

2012年09月12日 | トンボ


天高い秋(?)



もうちょっと正攻法で写したかったのだが、全く条件の相性が悪い。。。
そういえば、カメラのWB設定をよく見ていなかったことが判明。詳しくはまた機会を設けて検証してみねば。。。汗

難色

2012年09月09日 | トンボ


以前にも書いたがストロボがどうにも馴染まない。機種による光質とか色々あるのだろうが、
減光すれば良い訳ではなく、色温度も変わってしまうし、弱く当てたら弱く当てた感じが残る
わけでそれがまた中途半端なわけだ(笑)



左から、ストロボ発光、ストロボ発光現像時WB下げ、WB下げの後カラーバランスを修正、自然光での撮影。
左から三番目の画像は二番目の状態から、主に黄色を緑系にシフトし若干彩度を下げ、緑を黄色系にシフト
したものだが、自ずと後からいじることの限界はある。



ストロボ光が環境光に対してバランスよくなるように久しぶりにAvにて撮影していたが、ストロボの色がどうにも
気になるし、長時間重い物を持って手がしびれてきたので後半はストロボを外して撮影。Av(絞り優先オート)なので
場合によっては1/100以下になってしまう訳だが、今回はなぜかアップ目ショットが多かったのもあり、1/60くらい
まで下がるとブレ続出だった。だったらTv(シャッター速度優先)やTAv(シャッター絞り優先)にすれば?となる
わけだが、それらが画質的に納得いく範囲で選択できるくらいなら苦労しないという訳である。



今年はもう旬を過ぎてチャンスもないかと思っていたが、近くに寄ってきたのでそのまま自然光撮影。
来シーズンは自然光主体で挑んでみるか。。。

リス日和

2012年09月06日 | トンボ


そろそろアカトンボ全開の季節となる。
PENTAX Qは魚眼オンリーでの使用が多いが、それだとレンズ交換式カメラの意味もない。
まあ方法論はさておき、標準レンズの01スタンダードプライムというレンズキットのレンズは
殆ど出番がない。かといって全く使わない予定という訳ではなく、アカトンボの撮影に最適では?
と思って常に携行はしていた。
冒頭はスタンダードプライムでの描写。何がおいしいかというと、この画角である。43mm相当と
いう広角寄り標準域では上手く構成すればバックを自然な感じで絡めることが出来るのだ。
35mmサイズで43mm相当ということは、APS-Cだと28mmがそれに相当することになり、35mm
使用時より画角は広い。
今回はオートフォーカスが上手く作動してくれたが、フォーカスボタンを押してからシャッターを切る
まで間隔があいてしまうと体の前後でピントがずれてしまう。そこでフォーカスボタンを押してピント
の合った瞬間にレリーズするように心がけたら、割と上手い具合に写ってくれた。

バックさえうまく構成できれば、背景の全体像を残しつつほんのりとぼかした描写が出来るのだが、
問題は画質だ。感度125で撮っても結構ノイジーになってしまう。このあたりがセンサーの小ささ故の
悩みだ。まあ、どうしても気になるのならニートイメージとかできれいに出来るので、アウトプットの
時に考えれば済む問題だが。



一方、普段Qにつけている03フィッシュアイの描写。こちらは元々バックが細かく描写されるのも相まって、
ノイズはあまり気にならない。魚眼の向け方次第でデフォルメできる部分を変えられるので面白い。



こんなユニークな撮りかたもできるが、ファインダーを見ながら寄ると、レスポンスがとろいのも相まって
余分な力が入りピントを外しやすい。アングルを確実に決めたい時はファインダーを見ながらになるが、最短
まで寄るときは目測の方が力を抜いて撮影できる分成功率が高い。



200マクロと90マクロでの描写。200マクロは自分の旧態依然たる写し方だが、色のノリにやっぱり馴染みがあるし、
アカトンボなどの接近描写では安定性が違う。90マクロは機動性とここ一番の解像力が捨てがたく、最近は殆ど90マクロだ。



いずれも200マクロ。画角が狭い分、広角にアプローチできるのが強みだ。

そういえば、今日は夕焼けが奇麗だったので、写そうと思って外に出たら、上空を翅のけぶったヤンマが通過して行った。
おそらくギンヤンマだったのだろう。

シャッターチャンス

2012年09月02日 | トンボ


大気の状態が不安定で怪しい雲行きの時は、ある意味シャッターチャンスだ。



面白そうなシーンも色々あるのだが、ここのところどうにも集中できない。
これは期待できそうと思ってまた行くとチャンス再来がなかったりするのは常のことである。