Days of Dragonflies & Moths

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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

初秋の候

2008年09月05日 | トンボ


大仕事を終えて少しは暇になるかと思いきや、9月に入って公私であわただしくなってきた。
特に9月後半からは息もつけぬ感じになりそうである。
しかしここ数日は体さえ許せば、時間が取れないこともない。
今日は、夕方前に少しからだが空いたので、夕飯の買い物に出かけるついでに
近所を散策してみることにした。



小道に入るとさっそくのマユタテアカネ。
何だか地元というのも落ち着くものだ。



傍らにはコミスジも翅を休めている。
どうやら今日は草刈りの日らしく、あちこちでエンジンの音が響いている。



夏前以来ずいぶんと御無沙汰だったが、沼縁を覗くと、キイトトンボが僅かに
残っていた。沼地の管理もなかなか難しく、放っておくと一部の種類ばかりが
目立つようになってしまう。



その典型がこのリスアカネ。
平均的なフィールドではあまり見かける顔ではないが、好みの環境だとそこの優占種になる
ことも多い。ヨツボシトンボ、クロイトトンボと共に、放置水域の顔とも呼べるかもしれない。



季節も初秋へと移り蝉の主役もツクツクボウシへと変わっている。




林縁の草むらで見かけるヨツスジヒメシンクイ。

ヤブ蚊の攻撃をかわしつつ、暗い道へと入っていく。
すぐに現れるのは、ヒカゲチョウの仲間たちだ。



中でもキマダラヒカゲ(サト)は、大型で目立つ。
もっと大きいのも飛んでいるので注意してみると、ジャノメチョウの生き残りだった。
ススキの根元近くに潜り込んで産卵で忙しそうだった。



蝉の羽化は意外にも昼下がりから夕刻に行われることも多い。
暗い森の中で突然見つけるとその色鮮やかさにびっくりする。





今年はスズメバチ遭遇率が個人的には低い。大変ありがたいことだ。
(フィールドの回数が絶対的に少ないせいもあるが)
ハナムグリの類かあるいは、ハバチあたりを捕まえて肉団子にしているところ。


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