今日、終末時計が1分進み23時55分になったとの報道がありました。
この終末時計というのは、米誌「ブレティン・オブ・アトミック・サイエンティスツ」が1947年に設置したもので、核拡散や気候変動といった脅威への国際的な取り組みが遅滞する中、地球最後の日までの時間を象徴的に示すものです。
時計は時計の状態変更はノーベル賞受賞者を含む科学者たちの委員会が協議のうえ決定するそうです。
2007年に、5分前となりましたが、2010年に核廃絶宣言をしたオバマ大統領への期待から1分戻り6分前になっていました。
核の緊張の高まり、気候変動に対する地球規模の行動の欠如、世界の重大関心事において科学が拒否される傾向が強まっていること、福島第1原子力発電所の事故にも触れ、自然災害に見舞われやすい地域で原子力に依存することの危うさが世に示されたことが理由のようです。
最近、テレビなどでもマヤ文明のマヤ暦が2012年12月21日までで終わることからも終末思想が広がっています。
私も、子どもの頃「ノストラダムスの予言」で1999年7の月に恐怖の大王が降ってくるという話に怯えていたことも思い出されます。
決して終末論を煽るわけではありませんが、大きな災害が発生したり、自然破壊が進み、
地球環境がピンチな状態であるのも確かです。
未来を担う子孫のためにも、この時計の針を1分でも戻せるよう、普段の行いを心がけたいと思います。


