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京田辺市史編さん~編さん委員と市民の正しい認識と行動~

2017-10-02 01:44:19 | 市・大学行事
市制20周年記念市史編さん講演会があった。お目当ては、もちろん、磯田道史さんの基調講演『歴史の楽しみ方』であった。面白い話(今まで聞いてきた話ばかり、後日記述の予定)の後は、もう一つの講演、『京田辺市史の可能性』.変なテーマだなと思いつつ聴いていたが、なにこれで、予算600万円。市史編さん期間が10年。構成もどこにでもあるもの。市民が最も気になる古代(筒城宮の存在、継体天皇の実績)、中世(山城国一揆、普賢寺谷、中世館)、などへの、新たな調査研究整理もなく、近世・近代の古文書でお茶を濁す魂胆。当市の歴史アイデンティティや骨格部の明確化は期待できない。これでは、狙いとする故郷への誇りや愛着にはならず、将来像を描く基礎にもならない。勿論、長崎天草のような経済効果(投資8億円、経済効果22億円)には繋がらない。全く、誤魔化しの市史編さん事業である。あまりにも貧弱でストーリーもできておらず、ひどいので、質問すると、編さん委員の京都府大の東昇准教授は、言葉なし。そこで、手助けしようと壇上に登った磯田さんも一休さんの情報をさらに集め、市の歴史を高めてはと言いながら、「答えになっていませんか。」と言うので、「そうです。」と申し上げた。このやり取りに、市民・主催の行政側は、唖然としたと思うが、3年前から、言い続けてきた文化振興懇話会や教育委員会、新メンバーへの文化振興強化の真の訴えがこの程度では、誠に遺憾なるものである。教育長、市長も文化への思いや深い造詣がないまま、市史編さんプロジェクトは外形上の形を整えていくことだけで済ませようとすることは、今後の大きな不安と不信感を抱いた。それにしても、いい加減な事業展開に、2、3の知り合いの市民に尋ねてみると、うなずくだけで言葉はない。本当に、市民はどのように感じているのだろうか?。1年前に東准教授に対して、京田辺の歴史・文化認識の現状と向上を訴えたが、これでは許されない。今日の市長と教育長の挨拶にも、歴史文化のかけらも登場しない。誠に恥ずかしく思った。



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