前日のセンシティブな問題で暗くなったのでちょっと気分を変えた。ついでに背景も取り替えてみました!!
おととしのクリスマスのちょっと前に発見した物体があった。斜め前のマンションのベランダに長いソックスが干してあるのを見た。
「おお、小さい子供がいる家庭だからサンタのプレゼントをもらう為のソックスだな」
微笑ましく眺めていたが、ベランダの鉄格子にひっかけてあるらしく、水が垂れた跡があった。
「絞って干してなかったんだ。子供が待ちきれなくて洗ってすぐに干したのかな」
また笑顔の自分。子供が出来たら結構親バカになるのだろうかなどと一人妄想にふけった。
あくる日、まだ干してある。まだ水がしたたった跡がある。かなり頑固に濡れているらしい。それにしてもこの超乾燥している北京でなぜ乾かないのか。それよりも夜はさぞかし凍ってかちんかちんになることだろうと思っていた。
まだ干してある。プライバシーに気を回しつつじいっと見てみた。ソックスではなかった。
「なにいい、肉ううう?!」
垂れているのは肉から染み出る油だ。よく見ると下の階のベランダに油が伝ってたれ落ちている。生の肉しかもサンタが履くようなでかい長ソックスぐらいもある肉をベランダに吊り下げているのだ。何か宗教の儀式なのか、それとも中国の文化なのか、それとも肉が降ってきてベランダに引っかかったのか。
前のクリスマスの時期は宿題、試験、プレゼンと過激に忙しく「何故肉が、何故肉が・・・」で終わってしまったのだが、今年も気になって今か今かと思っていたが、
「出た!!ソックス型の物体!!」
物体が今年も吊り下げられているのを見て、中国人に聞いてみた。南方の中国人の風習らしく、豚肉を干して食べるのだという。そいつは北京人だったので実際の食べ方についてはよくは解らないらしかった。
カラスなどの鳥につつかれるのではと思ったが、冬の北京では滅多に鳥が空を飛ぶのを見ない。寒すぎるのだろう。それよりも空を飛散する暖房用の温水をがんがん沸かす施設からの白い煙の粉塵、排気ガス、SARSウイルス(!)などに晒されたあの肉を食うのか。
どうでもいいけど、下の階の人はえらい迷惑だ。ああ、下の階に住んでなくてよかった。
おととしのクリスマスのちょっと前に発見した物体があった。斜め前のマンションのベランダに長いソックスが干してあるのを見た。
「おお、小さい子供がいる家庭だからサンタのプレゼントをもらう為のソックスだな」
微笑ましく眺めていたが、ベランダの鉄格子にひっかけてあるらしく、水が垂れた跡があった。
「絞って干してなかったんだ。子供が待ちきれなくて洗ってすぐに干したのかな」
また笑顔の自分。子供が出来たら結構親バカになるのだろうかなどと一人妄想にふけった。
あくる日、まだ干してある。まだ水がしたたった跡がある。かなり頑固に濡れているらしい。それにしてもこの超乾燥している北京でなぜ乾かないのか。それよりも夜はさぞかし凍ってかちんかちんになることだろうと思っていた。
まだ干してある。プライバシーに気を回しつつじいっと見てみた。ソックスではなかった。
「なにいい、肉ううう?!」
垂れているのは肉から染み出る油だ。よく見ると下の階のベランダに油が伝ってたれ落ちている。生の肉しかもサンタが履くようなでかい長ソックスぐらいもある肉をベランダに吊り下げているのだ。何か宗教の儀式なのか、それとも中国の文化なのか、それとも肉が降ってきてベランダに引っかかったのか。
前のクリスマスの時期は宿題、試験、プレゼンと過激に忙しく「何故肉が、何故肉が・・・」で終わってしまったのだが、今年も気になって今か今かと思っていたが、
「出た!!ソックス型の物体!!」
物体が今年も吊り下げられているのを見て、中国人に聞いてみた。南方の中国人の風習らしく、豚肉を干して食べるのだという。そいつは北京人だったので実際の食べ方についてはよくは解らないらしかった。
カラスなどの鳥につつかれるのではと思ったが、冬の北京では滅多に鳥が空を飛ぶのを見ない。寒すぎるのだろう。それよりも空を飛散する暖房用の温水をがんがん沸かす施設からの白い煙の粉塵、排気ガス、SARSウイルス(!)などに晒されたあの肉を食うのか。
どうでもいいけど、下の階の人はえらい迷惑だ。ああ、下の階に住んでなくてよかった。