清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

豚インフル⑩-中国

2009-05-21 | 中国
新聞に神戸と大阪の豚インフル感染マップが載っていて、神戸は神戸でも「六甲おろしを吹き降ろす側」にある自分の故郷である地域の名前が出ていて少し感動した。

と、変なことに感動してるまに、あれよあれよと高校生だけでなくKIOSKのおばちゃん、サラリーマン、小学生と色々と拡大して160人規模になった。そして滋賀県、東京、神奈川でも発症事例が確認され、もう東京で大拡大するのが目前の状態だ。

中国でひどくなったら日本に逃げるつもりでいたのが、何となく逆の感覚、つまり「日本は危ない」になってしまい、少し複雑な感覚である。

中国での感染者は四川省1名、北京1名、山東1名、広州1名、香港2名のたった6名だ。そして疑いがあるのが天津で数名、チベット自治区で1名だけである。日本の10倍の人口なので倍率からすると1600名とかが感染しててもおかしくないのだが。

中国人も「日本は危ない」と言い出している。しかし果たしてそうか。日本でなぜこんなに多く発生しているのかという原因として下記が考えられる。
1.学生が団体で感染地域(メキシコ、カナダ、アメリカ)から帰ってきている
2.元気な若者のため多少体調が悪くても「風邪」と判断した人が大勢
3.多くの「やばいのかも」という人たちがとりあえず病院で検査をした
4.高度な医療体制により感染有無の検査が手軽にできる

中国では3、4が実施が難しい。医療費が高いし、怪しげな漢方を煎じて飲んで治そうとする人が多いだろう。4はひどい。天津で隔離された数名の感染したかどうかの結果が1週間ほどたった今でも出てこない。日本なら疑いがあって隔離されたら次の日には結果が出ている。ただ隔離しているだけなのか。

1に関してもアメリカに世界一の規模で留学生を送り出していて、更に世界の工場である中国としてみれば多くのビジネスマンがアメリカはもちろん世界各国から出入りしているはずだ。そして全世界に散らばる華僑もそうだろう。2はどこの国でもそうだと思う。

とすると、表面に出てこない感染者がうようよ居るのではないか。

恐ろしくなったので日々の健康管理とマスクの携帯に気をつけようと思う。

それにしても街中でマスクをしている人、全然見ない。

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