仙台ドクタークラブ(2004~2008)

仙台市医師会野球部ホームページ
(広報部編集)
2004~2008年の活動の記録

総集編 2003年 盛岡市医師会戦 

2009-04-15 | Weblog
平成15年 盛岡市医師会戦

とき  平成15年8月3日(日)
ところ 盛岡市立松園中学校グランド

 8月2日(土)午後3時、ドクタークラブの精鋭11名を乗せたバスは盛岡を目指して出発した。対盛岡市医師会親善野球定期戦は今回が30回目。過去仙台の14勝12敗(3試合雨天中止)、最近は仙台の3連勝である。昨年までは10月に行われていたが今回は8月に計画された。10月の盛岡は肌寒いということもあるが、「盛岡さんさ踊り」を楽しんでもらいたいという盛岡市医師会の厚意でもあった。

 6時過ぎにホテルに到着した一行は、近くの店で南部料理と地酒「七福神」を堪能した後、さんさ踊りの鑑賞に出かけた。ホテルでもらったパンフレットには「東北五大夏祭りは、8月1日~3日に行われる盛岡の夜を彩る盛岡さんさ踊りで華やかに幕が開きます。もともと藩政時代、盛岡城下に現れた悪鬼の退散を喜んだ人々が、さんささんさ、といって踊ったのが、この祭の始まりと言われています。その後、鬼も来なくなったので、このあたりを不来方(こずかた)と呼ぶようになり、岩手の地名も、鬼が岩におした手形からおこったと伝えられています。さんさ踊りは、昭和53年にそれまで地域ごとに伝わっていた振り付けを統一し盛岡さんさ踊りとしてスタートしました。参加者は130団体、3万人にものぼり、その数日本一の5000個の太鼓が、メーンストリートを群舞し、ダイナミックな音とリズムが市内に鳴り響きます。パレードのほかに、県下さんさ踊りの競演会や、観客も自由に参加できる輪踊りも、賑やかに繰りひろげられます。」と書かれている。仙台では「東北三大祭」、山形では「四大祭」と呼ぶが、「五大祭」は初耳であった。祭は数の多いほうが景気がよくてよい。若い踊り手の熱気と力強い太鼓はそぞろ歩くわれわれを完全に圧倒した。

しばしの旅情に浸った後、全員で2次会に繰り出した。遠雷のような太鼓のリズムをバックに、佐竹総監督の「昴」と猪股宴会部長の「津軽平野」の熱唱が始まり、短い夏の夜はいよいよ更けて行った。

 翌8月3日は気温25度。曇り空だったが、梅雨明け直前の蒸し暑さの中での試合となった。当日集結した4名を加えて仙台の選手は15名。対して地元盛岡の選手はわずかに10名であった。思えばこの人数に盛岡チームの抱える問題が露呈していたのである。

 佐藤徳郎監督の檄の後、11時に始まった試合は、仙台松井、盛岡矢島の両投手の好投とバックの好守により息詰まる熱戦となった。盛岡は追い込まれた後の松井のスライダーを警戒して早打ちに出たが、既に見抜いた松井はストライクゾーンから逃げて行くムービング・スローボールを老獪に操り、ついに連打を許さなかった。一方の矢島は重い速球とシュート、さらに鋭いスライダーをコーナーに決め、仙台の誇るクリーンアップを力で抑えこんだ。しかし勝利への執念に勝る仙台は、ヒットで出た少ない走者を盗塁で三進させた後、ゆるい内野ゴロを打って生還させる戦術で3点を挙げ、これを堅守で守り切った。

 結局失策は仙台0、盛岡1、与四球は仙台の2、盛岡の0、試合時間1時間40分とテンポの良い締まった試合になった。総勢10名の盛岡チームは途中1人がリタイヤし、背水の陣となったが、それ以上のけが人が出なかったのは幸いであった。
 今回の勝利で通算成績は仙台の15勝12敗となった。試合後盛岡チームから、選手の高齢化と若手の入会減でチーム編成に窮しており、しばらく選手の募集育成期間を設けたい旨の申し出があった。従って来年度以降の定期戦開催は極めて微妙な情勢にある。

 国民年金センターもりおかで行われた懇親会は内山名誉会員の出席もあり、盛会となった。仙台の表彰選手は勝利監督賞 佐藤(徳)、優秀選手賞 猪岡・浅沼、特別賞 内山、敢闘賞 伊藤、打撃賞 菊地(達)、打点賞 板垣・宮地、守備賞 綿谷であった。

 芸達者揃いの盛岡医師会は、及川先生が巷談(?)「宮本武蔵」を、鳴海・上原両先生が「時代」のデュエットを披露して座は一気に盛り上がった。応えて仙台は宴会部長猪股・同副部長浅沼が「武田節」を朗々と謳い上げ、やんやの喝采を浴び、懇親会は幕となった。名残は尽きなかったが盛岡の先生方に見送られ一同は会場を後にした。 帰路主将佐藤(韶)の発案で、バスは「ぴょんぴょん舎」に臨時停車。最後に全員で盛岡冷麺を楽しんだ後、今度こそ一路仙台を目指したのであった。


得点経過
     1 2 3 4 5 6 7  計
 仙台  1 0 0 0 0 2 0  3
 盛岡  0 0 0 0 0 0 0  0










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