仙台ドクタークラブ(2004~2008)

仙台市医師会野球部ホームページ
(広報部編集)
2004~2008年の活動の記録

ドクタークラブ便り    「終わりに」  2008.11.28

2008-11-29 | Weblog
名手、阿部精太郎先生の後を継ぎ、5年間「ドクタークラブ便り」を担当させていただきました。
書く際は次のような項目で自分に縛りを掛けていました。後任の方の参考になればと思います。

1.迅速に

いくら早く書いても医師会報に掲載されるのは試合から2ヶ月後。試合に出なかった部員はこの間結果が分からないことになります。そこでこのブログを開設しました。試合の当日にあらかた文章を完成させ、深夜2時頃にはアップするよう努めました。部員たちが風呂に入ってビールを飲んでいる頃だと思いながらの作業は眠くて大変でした。

2.人名・役職名を絶対に間違えない

特に他の市の医師会員、教授陣の名前は何度も何度も確認して書く。自分の名前を間違えて書かれるのはきわめて不快です。自分の場合、宛名を「宮路」「辰男」などと書いた年賀状はゴミ箱直行です。


  こういうのが毎年きます↑


3.先生をつけない

「○○先生が投げて○○先生が打ちました」は見苦しい。誰であれ、野球の記事では敬称をつけない。

4.小学生の作文を書かない

「きょうは○○ちゃんとやきゅうをしました。おもしろかったです。」は避ける。(会報でもときどきありますね・・・先月、○×航空に乗って○×に行きました。オペラを観ました。素晴らしかったです・・・の類。書き手のアイデンテティがどこにもない。)
同じ相手と試合をしていると、2年目からどうしても文章がマンネリ化してくる。「これ、去年も読んだ」と思わせないようにしたい。これを30年も続けた前任者は偉かった。

5.試合を見ていない読者にも分かるように書く

読者のほとんどは試合を見ていないことを念頭に。くどくならない程度に状況・過去の対戦を説明する。何年かたって読み返して、「ああ、あの試合ね」と思い出せるように試合のポイントを記しておく。書かなかったことはすべて消えてしまう。

6.季節感とユーモアを

野球は季節と切り離せない。季節感を詩的に表現したい。クスッと笑えるユーモアを2、3箇所は埋め込みたい。これがなかなか難しい。

7.一文は短く、リズムで読ませる

何度も読み返し、引っかかる箇所がないよう、語句を磨き、文を梳(くしけず)る。リズムの良さで読者を酔わせたい。

8.温情ある表現

野球はエラーで負けることもある。エラーした本人も笑えるような、温情を持った表現にする。エラーは誰にもある。主は仰った「汝らのうち、エラーなき者からまず礫を投げよ」。


9.投稿が同じ号に重複しないようにする

締切は毎月14日。同じ号に2編載ったり、1編も載らないことがないように時期を選んで送る。今年7月に米沢戦と山形戦が1週おきに行われた際は苦労した。
原稿はPDFファイルにして送ると誤植も少ない。


10.著作権侵害とは断固戦う

試合当日書いた文章をその後約2週間、100回は推敲してから投稿する。2週間「寝かせる」ことで文章が発酵してくる。もっと良い表現を思いつくことがある。この時点でもはや誤字、脱字はないはずである。長さは最初の8割ほどになり、著者から見たら完璧である。
ところが著者校正を終えて出したあと、無断で手を入れられることがある。明らかな誤りなら仕方ないが、そうでない箇所が変えられている。
「一字」「一句」「一記号」でも変えられたら、断固抗議し、全文の掲載を拒否しよう。
「なら辞める!お前が書け!」という啖呵を練習しておこう。



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