ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

アルバニーの旅①Monteith House Museum

2009年10月28日 | トラベル
10月26日、観光局のツアーに(また)参加する機会があり、オレゴン州アルバニー(Albany)へ行くことに。ポートランドから車で約1時間強、州都セーラムから高速で20分ほど南に下ってた場所。

同市の観光局に到着すると、スタッフの人たちが我々を出迎えてくれた。今回はこちらの観光局が、もっとアルバニーの宣伝をしてもらおうと、ポートランド観光局(のボランティアたち)を招待したものらしい。

まずは、アルバニー(市)の父であるモンティース(Monteith)兄弟の住宅であった博物館へ。

この建物は築1849年と、今年で150周年を迎え、1975年にアメリカ歴史遺産に登録されている建物。室内には建築当時を再現すべく、明かりはロウソク、キッチンにも水道の蛇口はなくて、樽で出来た水がめが置いてあり、歴史を感じる。当時は台所からの火事が多かったようで、台所を母屋と離している建物も多かったそう(日本の江戸時代と同じような苦労があったんだな…)。

ちなみに、アルバニーの市の名前は、モンティース兄弟が元々ニューヨークのアルバニー出身であったことから名づけられたのだとか。ポートランドが、コイン勝負に勝ったピティグローブさんの出身地であるメイン州ポートランドから名づけられているのと同じ理由で、新大陸アメリカらしい名づけ方だ。

アルバニーは小さな町ではあるけれど、その見所の一つは、上記モンティース邸のような古い家屋が多数現存していること。人が住んだりして、立派に現役として維持されている。1849年から1915年の間に建てられた380を超える建築物が密集していることから、この地区全体も1980年にアメリカ歴史遺産に登録されている。

約30種にのぼる異なる建築様式が一同に見られる、いわば古い建築物の百貨店のようなものなので、近郊の建築学部の学生が研修に来たり、家主たちの協力で、年に数回これらの建築が開放され、見学できるツアーも市によって開催されているのだとか。

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