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甲斐バンド『KAI BAND 45th Anniversary Tour HEROES 2019』/町田公演

2019-11-22 23:08:09 | LIVE LIVE LIVE!

2019/11/16


               【日時】2019年11月16日(土)
               【会場】町田市民ホール
               【座席】き列10番
               【開演】17:05
               【終演】19:10
               【観衆】850人


夏のライブハウスツアーに続いて、10/26の川口からスタートした甲斐バンドの45周年ホールツアー。
名古屋・新潟・金沢を経て5本目、先週の土曜日は即日完売となった大好きな町田市民ホールへ行って来ました。
甲斐バンドLIVEをここで観るのは初めての事、1階席のみの小さな会場なので半端でないワクワク感が高まります。
しかもこの日はWOWOWで甲斐バンドの特番が組まれ、翌日には甲斐さんが日テレ行列に出演と目白押し状態。
まさに甲斐バンド充実の45周年真っ只中という状況、そして見事な22曲のワンナイトスタンドを魅せてくれました♪









町田までは新宿から小田急線特急で30分程と便利、池袋-新宿・新宿-町田間を金券ショップで購入。
160円→150円&380円→290円で往復1080円が880円と200円もお得、天気最高で20℃近くになり流石晴れ男甲斐さん!










ホールは町田駅から7分になってるけど実際は5分程、駅から道一本真っ直ぐ行けるので実に楽チン。







開場時間の20分前に着くと先行GOODS販売をしていて、その横で嬉しい事に御朱印OKとなっていました。







Mさんと17時に合流して入場、完売御礼の赤い文字が何ともイイ感じです。







綺麗だし滑らかな段差があり程良い扇形でまさに理想的なホール、早くもステージはライトアップされています。





座席は左側サイド前から7列目、3つ前から段差が上がってるのでかなり見易い座席で完璧。
ストーンズ等の曲が流れる中、Mさんの名古屋遠征の出待ち話などを訊きながらあっという間に定刻に。
甲斐バンドにしては珍しく5分押しでSEが流れスタート、ニールヤングのスイートキャロラインがスイングします。
思わず高ぶる僕の鼓動に対しメンバーが下手側から登場、先頭は前野さんで岡沢さん・稲葉さん・マックさんが。
サポートメンバーが揃うと一郎と松藤さんが入り歓声が更にアップ、そしてSEが止まり万全の状態でオープニング。
カウントなしでいきなり始まる『キラーストリート』!!!イントロが流れるとセンターから甲斐さんが登場!!!
上下黒を基調とした煌びやかな衣装&髪はキッチリセット、丁寧な唄い出しで黒澤フィルムの時とは一味違います。
かなり良く見える席で甲斐さんの靴もキラキラ、一緒に唄うというより今の甲斐バンドを思い切り受け止める事に。
そして変わった出だしから始まるお楽しみな『野獣』が始まり、館内のボルテージは更にアップして温度が上昇。
途中で歌詞を間違えるも流して唄い続ける甲斐さん、そう!これでイイのだ!!止めないで続けてくれ盛り上る!!
後半の♫シーソーホットの裏声連発がセクシー&カッコイイ、ずっと聞いていたい中ズバッとエンディングがGOOD。
ここで「ヒーローズへようこそ!」と甲斐さん、「今夜は最高のショーをお見せします、やるよーオーイエー!!」。
『ダイナマイト』のイントロが始まりマイクスタンドがチェンジ、前蹴り炸裂で音を立てながら豪快に下から旋回。
もちろん場内大合唱、ちょっと右横に視線をズラすとホール内が見渡せて素敵な空間がバッチリ目に入り感動的♪
一郎の間奏がメチャクチャ良く惚れ惚れ、超お楽しみ甲斐さんのマイクスタンド大回転も見事に決まり感激っ!!!!!
4曲目はアコギ音が劇的な音色で入り『らせん階段』NEWバージョン、いつもの様に右脇を随所に閉めて唄う甲斐さん。
『ナイト・ウェイブ』が始まると一気に1986ファイナルツアーPARTYに気分、そうお楽しみは間奏のソロパート。
一郎のギターがいつものメロディーを奏でてくれてイイ感じ、甲斐さんは途中で下がったまま現れずフィニッシュ。
『シーズン』が始まると再びセンターから現れる甲斐さん、一瞬何か起こったのかと思ったけどそういう演出では。
右前座席のカップルさんはずっと手をつないでので鑑賞、曲が終わると「気分はどう~~」と甲斐さん声高らかに。
更に「『裏切りに街角』をやりましょう」と7曲目に突入、完璧なステージ&ユラユラと心地良さそうに揺れる観客。
ここでお楽しみタイムなジャージーな『そばかすの天使』の始まり、イントロの♫U-U-というコーラスが堪りません。
巧妙な演奏でブレイクして場内大合唱が浮かび上がったり、キャリア45年だからこそのバンドテクニックが憎いぞ。
誰もが大満足なフィニッシュが決まると、イントロがカッコイイ『観覧車'82』が始まり美し過ぎるライティングに。
まさに82年のナンバーだからあれからもう37年が、1982と言えば品川プリンスやブライトンロックを思い出す年。
色んな思いが重なりながらの観賞、66歳となった甲斐さんは今も高らかにシャウトしてくれ僕はとても幸せです。
お約束な間奏の舞いをキメてくれる甲斐さん、そう言えば「軽くダンスしてね」と言ったのも1982年だったはず。
後半の「ウォーウォウォウォー」の掛け声合唱も見事な空間に、10曲目は「松藤英男が唄ってくれる~」と甲斐さん。
大歓声の中中央に来る松藤さんはキッパリ「着席っ!!」、ダメ押しとばかりに「みんな座りたかったでしょ」も。
明らかに声が良くなった松藤さんのボーカルが実にイイ、後半は甲斐さんが松藤さんの右側マイクで唄い上げます。
もっと聴いていたい中にて名曲が終わると『安奈』、オリジナルバージョンに忠実なので凄くイイ~しっくり来る♪
ドラム強一さんのブラシ奏法が真正面で近いので思わずガン見、真剣な表情で叩き続ける姿が見応えあり過ぎです。
『ティーンエイジ・ラスト』のイントロが始まると自然と総立ちに、新しい音が胸に染みこれぞ令和の甲斐バンド!
♪GO-GO-!のところでは拳が上がりイイ感じ、甲斐さんのボーカルも冴え渡り一郎の間奏で大森さんが見れます。
早くも13曲目の『三つ数えろ』で後半の盛り上がりタイムへ、出だしで一郎の叫び声が響き甲斐さんが笑顔で呼応。
メンバーのグルーブも上がって来て観客の熱もアップ、程良く大合唱タイムと共に見事な一体感が生まれるでは。
ここからは強者甲斐バンドの独壇場、『氷のくちびる』がイントロが強く響き渡り甲斐さんの唄声が堪りません♪
お楽しみ間奏の甲斐×一郎の決めポーズには真っ赤なライトが映え、思わず「うぉぉー」と叫んでしまいました。
サビ終わりの♪散るーーの部分は松藤さんの声が響きカッコイイ、リコーダーは吹かないけどその分気合十分だ!
そのまま正面に見えるマックさんがパーカションを叩き『ポップコーン』の始まり、客電ほぼ全開で明るいぞー!!
みんな唄ってるけど甲斐さんの声が聴きたいのか少し控え目でGOOD、さすが百戦錬磨な甲斐バンドファン達です♪
やっぱり後半の一郎大回転奏法は封印されてるも、力強く弦を当てる姿が真剣そのもので見入ってしまいます。
エンディング間際のポップコーンならではの照明が超エキサイティング、拳を突き上げる僕の左腕はギンギン!!!
甲斐バンドレジェンドナンバー3連発は『翼あるもの』へと突入、薬師寺からずっと唄い回しが80年代でイイぞ♪
町田市民ホールの中は完全に温度が上昇しているでは、言うまでもなく大合唱&大盛り上がり状態で素晴らしい!!
後半のガンガン部分に差し掛かると激しくマイクを掴む甲斐さん、かつての乱暴さはないけど野性味溢れ素敵だぁ。
そして本編ラスト前には「サンキューありがとうー『HERO』をやるからねーやるよーオーイエー!!」と甲斐さん。
華やかな45周年バージョンという感じでステージ上の8名がキラキラ感たっぷり、甲斐さんの動きが実に軽やかです。
余力を残しアンコールへ突入すると野太い甲斐コールが飛び交いGOOD、まずは『嵐の季節』のコーラスが流れます。
待ってましたとばかり観客の唄いっぷりは凄い事に、甲斐さんの声がかき消される寸前まで行くも見事に重なる感じ。
完全に熱々な状態に入り込むとアンコール2曲目には『きんぽうげ』が炸裂!!!!!マイクスタンドが舞います♪
大合唱は更にアップして唄わせ上手な甲斐さんが自信満々のパフォーマンス、歴史が積み重なった名曲は超偉大だ。
『きんぽうげ』が終わるとメンバー紹介、満面の笑みが素敵な岡沢さんから始まり甲斐さんの声が太く炸裂です。
そして「リーードギター田中一郎!!」「ドラムスっ松藤英男!!」、この瞬間、物凄い大歓声となり堪りません。
更に「今夜は来てくれてホント感謝しています、サンキューありがとうーー」、『アウトロー』が始まります!!!
思い切りシャウトでなく丁寧に唄う甲斐さんが印象的、それでもマイクを両手で握りしめお尻を突き出す姿は一緒。
一郎の間奏メロディーは大森さんそのものを感じる音色、フィニッシュすると川口と違いダブルアンコールへと。
一旦下がったメンバーが早めに出て来て『破れたハート』のイントロが流れ、マックさんのパーカッションがON!!
3本前に出たマイクスタンドは中央だけ少し前、3人が出揃って唄い出され松藤さんの裏声が鮮やかに冴え渡ります。
稲葉さんもコーラスしていて岡沢さんはマックさんの裏でマラカス風な物を使用、ステージ上はすっかり衣替えに。
ラストの『熱狂』前に甲斐さんが心の底からメッセージが、「見えない景色や頂きを見に45年やって来ました」と。
更には「俺たちはまだやれる」「まだまだやるからお楽しみはこれから」、もうこれには拍手喝采で大感激♪♪♪
『熱狂』もかなり丁寧な唄いっぷり、45年分の感謝が込められてるのか今までのこの曲とは違う味わいを感じます。
アッと言う間に終わってしまい8人が前に並んで挨拶、全員の笑顔がなんて素敵なのでしょう~万歳に対し万歳を。
ラストは3人だけ揃っての挨拶、クールな甲斐さんに対して松藤さんと一郎の笑顔が堪りません!!最高です!!!





【セットリスト】

M01 キラーストリート
M02 野獣
M03 ダイナマイトが150屯
M04 らせん階段
M05 ナイト・ウェイブ
M06 シーズン
M07 裏切りの街角
M08 そばかすの天使
M09 観覧車'82
M10 メガロポリス・ノクターン
M11 安奈
M12 ティーンエイジ・ラスト
M13 三つ数えろ
M14 氷のくちびる
M15 ポップコーンをほおばって
M16 翼あるもの
M17 HERO (ヒーローになる時、それは今)

E01 嵐の季節
E02 きんぽうげ
E03 漂泊者 (アウトロー)
E04 破れたハートを売り物に
E05 熱狂 (ステージ)





【バンドメンバー】

Vo:甲斐よしひろ
Gt:田中一郎
Dr:松藤英男
Per:Mac清水
Key:前野知常
Ba:岡沢茂
Dr:佐藤強一
Gt:稲葉政裕





帰りの電車ではMさんと良かった点など総括、そして次の12/8静岡LIVEについての話も。
2009/11/3での座間、KAI 35th Anniversary KAI BAND NEVEREND TOURでMさんと知り合って10年が経ちました。
今でもこうして互いに甲斐バンドを愛し熱く語れ嬉しい限り、これからも甲斐バンドの躍動を楽しみたいものです!!