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地球の流れの中で考えれば。でも。

2016年08月26日 | Weblog
発生当初は、沖縄地方を横断して行くという
予報を発表していたものもあった、台風10号。

一旦は沖縄地方に進路を向けていましたが
寸前のところで、来た道を引き返し始めました。

今日のダイビングが催行できるか、やや心配でしたが
問題なく3ダイブ終了です。

この後、台風10号は勢力を増しながら、本州に向かって進路をとるようで、
沖縄地方からは遠ざかっていきます。

結果的に今回の台風がダイビングの催行に及ぼした
影響は、ありませんでした。

いやはや、、、
全くもって、予想だにしないトリッキーな動き。
ある程度予測してご連絡さしあげておりますが
完敗です。。。



台風の影響をしいていうならば、ここ数日は
風向きが北風になり、海中はややうねりが出ている
といった程度で、今後はいたって穏やかな海が戻って来そうです。


それにしても、サンゴやイソギンチャクが苦しそうです。

久米島に限って言うならば、1998年以来の
大規模な白化現象と言っても過言ではないんじゃなかろうか???

と、思わざるをえない、目を覆いたくなるような景色が
各所で広がり始めました。

ちなみに、短いながらも僕が今までの7年間で見てきた中では
間違いなく最大規模です。

ある程度高水温が続いた年でも、ほぼ変化が見られなかった
イソギンチャクも、軒並み色が抜けていっています。

もはや手放しに「きれいですねー」なんて言っていられない
状況ですが、僕には何もできません。

久しぶりに入ったポイントなんかだと、変わり果てた景色に
唖然とし、このハマクマノミのように、眉間にしわが寄ってしまいます。

しかし、、、そうは言っても、美しい。

と思ってしまう。
日々、自問自答しています。



長期的な、地球の自然の流れの中で考えれば
もしかすると、ちっぽけなことなのかもしれません。

もしかすると、海で暮らす生き物たからすると
大したことでもないのかもしれません。

でも、やっぱり単純に、見慣れた景色が変わっていくのって
簡単には受け入れがたいもんですね。


これから、どの程度まで白化が進行し、その後どのような変化が見られるのか。
しっかりと向き合っていこうと思います。

伸でした

本日の球美
天気:
気温:33℃
水温:31℃
ポイント:パイナップルバレー・ガラサー山沖・鳥島沖




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