Vegetable Field

WeBlog from ESTIVANT in Kume Island

上から。

2015年04月27日 | Weblog


こんな風に、ガイド中カメを撮る時は、下から煽って撮る事が多い
(上の画像でカメを撮っているのはゲスト様です。)

個人的に煽って撮るのは好きなので、僕はよく煽って撮ります



煽って撮るのは、いろいろ理由があるけれど、
太陽を入れると、それだけで気持ちの良い写真になると思う

が、しかし、
本日は気分を変えて



滅多に上から撮らないので、今日思ったのですが、
カメの甲羅ってこんなに綺麗な模様してるんですね。(アオウミガメです。)

そんなことを思った2本目の「月面空間」

そして3本目に潜ったアンマーテンブスにて、大きなアカウミガメに遭遇

”よし、上から撮ろう!!”



……

………アカウミガメの甲羅汚れてた

なので、画像はありません
決して撮れなかった言い訳ではございません


今日はもう一枚。

模様繋がりで…




君の模様はいつも不思議だ


はい、本日は健太朗でした


本日の球美
天気:晴れ
気温:25℃
水温: 23℃
ポイント:トンバラ・月面空間・アンマーテンブス




個性派ダイビング!

2015年04月26日 | Weblog
なんか、ちょっと変…
だから気になる
自分にないものを持ってる存在には惹かれるものです

今日は久米島で会えるちょっと気になる変わり者たちをご紹介


ひらひら~~~と葉っぱのように泳きます
でもちょっと変なの大好きなガイド陣には逆にその泳ぎ方が目立って見えたりしてます…


もじゃもじゃの毛といかつい目
ちなみにこの横にあと3匹いてます。
もはや海の中のオランウータンの森です


スパンコールのような目とちょび髭が憎めないこの子も
がれ場のアイドルですね~~

アイドルのすぐわきにはこんなのも

ウミウシだとわかってはいても触るのをちゅうちょしてしまうこの風貌
う~んユニーク

人間界には「窓際族」と称される人たちもいますが、海の中にも「壁際族」が
いっつも壁におなかを向けて泳ぐので、縦に泳いでたり逆さ向いて泳いでたりします
でもそんな壁際族にもしっかり光を当ててあげるとこんなに綺麗

だれでも注目してみてあげれば光輝くんですね

変わり者たちにも注目してみると、海の中はほんと個性豊かです
エスティバンのガイド陣も個性豊かです

ちなみに今日登場の子たちは全員パイナップルバレーというポイントで出会いました
ポイント名に負けず劣らずの変わり種たくさん

早くも個性豊かな海が恋しいな~
わびぬれば 今はた同じ 難波(なには)なる
   みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
海を想うとまさにこんな感じ
ムカデミノウミウシを見たとき、なぜか平安時代を連想したゆきでした



本日の球美
天気:晴れ
気温:25℃
水温: 23℃
ポイント:パイナップルバレー・トンバラ・トンバラザシ




いい加減にしよう…

2015年04月25日 | Weblog
いい加減にしよう…

と、いつも思ってるんです。

しかし、無意識とは恐ろしい。



”また卵の画像か…”

そんな声が聞こえてきそう

でも、このキラキラがたまらないんです…


基本的には、ブログの画像はその日のガイド中に撮った写真を使うようにしています

もちろん、ガイド中なのでバシバシ何枚もシャッターを押すことは出来ないので、
少ないシャッターチャンスをものにしよう!と心がけています

今日、僕がガイド中に撮ったものは、海中から見た太陽、クマノミの卵(ブログ画像)、オヤビッチャの卵、オウゴンニジギンポの卵、ハナゴイ幼魚…

卵ばっかり
(そういう時期でもあるのですが…)

しかもクマノミの卵以外は分かりづらい…

だから、またクマノミの卵画像をブログに使ってしまった…



このぱっちり大きな目が好きなんです…


いい加減にしよう…

自分でもクマノミの卵ネタばかりブログに書いてるのは分かっているので、
なるべく違うネタを…とは、思ってるんです
(せめてクマノミ以外の卵にするとか。)


でも、好きなんです。
気付いたらシャッター押してます。


”本当にそう思ってるのか??”

そんな声が聞こえてきそう


きっとまた、シャッター押してます




予報は外れ、日中はほとんど太陽が顔を出してくれた

頼む~

ずーっととは言わないから、
もうちょっと頑張ってくれよ~


はい、本日は健太朗でした


本日の球美
天気:晴れ
気温:25℃
水温: 23℃
ポイント:シャドーケーブ・トンバラ・トリノクチ




食らってます。

2015年04月23日 | Weblog
最近タケノコが無性に食べたい。
タカです

でっかい口をいっぱいに広げ
食事を楽しむマンタさん。
なんと胴体の半分程は口が占めているらしい
もはや泳ぐ口ですね。

でも、その巨体を維持するためには相当な量の食事を
しなければならないんだからしかたがない。
大きい個体だとなんと1日70kg程もたいらげるんだとか



しかも、主食はプランクトン。

そりゃダイバーがこようがスノーケリングで追いかけられようが
何度も何度もグルグルするわけだ
しかし、プランクトンで70kgってすごいですね。
だいたい僕一人分の重さですからね


一方こちらは自分の頭ほどの獲物を捕らえたクレナイニセスズメ



いい顔してますね~。狩るものの顔です。
ばきっ、ごきっ。っと音が聞こえてきそうな勢いで
あっという間に平らげちゃいました。
その間ほんの1分たらず。
おこぼれを狙う邪魔者たちを蹴散らしつつ、しっかり1匹まるごと完食。
その迫力たるやマンタにも引けをとらない勢い。
生きるための必死さがビンビン伝わってきます。

いやぁ~今日もいいもの見ちゃった

以上、タカでした~


本日の球美
天気:晴れ
気温:22℃
水温: 23℃
ポイント:シャドーケーブ・鳥島沖




アオウミガメの交尾

2015年04月22日 | Weblog
すごいシーンに出会ってしまった・・・

今日はアオウミガメの交尾のお話です
(エスティバンフェイスブックページに動画を投稿しています

2本目のダイビングを終えて、港へ戻ろうと船を走らせ初めて3分、水面に違和感を感じ、慌てて速度を落としました。パチャパチャと飛沫が立つそれを見ると、2匹のウミガメの頭が水面から出ているではありませんか。この時期、まれに見かけるシーンなのですが、今日は少し様子がおかしい・・・。どうやら周りに別の個体が数匹いる模様。

あわよくばスノーケリングで観察できないだろうか、といつも考えはするものの、近付く(カメまで50mくらい)と直ぐに水中へ潜り泳ぎ去ってしまう、もしくは交尾中であっても離れてしまうのが、いつものパターン。

ところが今日は、いつもは潜ってしまう距離の約50mまで船を寄せても、離れないし潜らないこれはチャンスかもダメもとでも狙ってみる価値はある、と踏んで、そっと水面へ。


飛沫を上げないように、ゆっくりと近づいていくと・・・・・





・・・・・・いました。(小声で


前足の中ほどにある爪を、メスの甲羅にしっかりと引っかけて体が離れないようにして、交尾を行っていました。



船上から見えていた、周りの別個体は全てオスで
1匹のメスに対して、オスは全部で5匹

交尾中のオス以外の4匹は、自分の繁殖の機会を狙う取り巻き達です。



尻尾が大きく長いのがオスの特徴なのですが
興奮のあまり頭に血が上って分別がつかないのか、
オスがオスに覆いかぶさろうとするシーン
も。



取り巻きのオス達は、交尾中のオスの後ろ足や首元に噛みついたり
交尾中の2匹の間に横から頭を突っ込んだり、と
どうにかして2匹を引き離し、自分の繁殖の機会を得ようとしていました


どうにかして自分の遺伝子を残そうとする者。
必死で獲得したであろう権利を奪われてたまるものかと、
集団暴行のような攻撃に耐える者。

その姿は、野生生物の逞しさそのもの。

強く逞しい遺伝子こそが、
受け継がれる権利を得るのです。

両手両足をしがみつく為に使っている
オスを背負って、もがくメス。
その命の重みを受け止めるように
泳いでいきました。

こうして命は繰り返されてるんですよね。

どんな命もやはり重いものだ、という事を
痛感したのでした。

命の営みの尊さを改めて感じ
胸の奥からぐっと込み上げるものがありました。


今日も地球はドラマチックだ
さぁ、ビール飲みに行こう伸でした

本日の球美
天気:曇り時々
気温:22℃
水温: 23℃
ポイント:トンバラ・パイナップルバレー・トリノクチ