東京三菱銀行は9月22日、日本の銀行では初の「手のひらの
静脈」を利用時の本人確認に利用したクレジットカード一体型で
電子マネー「Edy」機能付きの新しいキャッシュカード
「スーパーICカード 東京三菱-VISA」を10月12日から発行
すると発表しました。
サービス開始時は有人店舗のみでのサービス提供となりますが
今年中に無人店舗へも拡大する予定だそうです。
このシステムは予めICカードのICチップだけに静脈パターンを
記録させておく事により、窓口やATMで現金を引き出す際に
暗証番号と静脈パターンで確認することで登録した本人以外は
利用出来なくなっているそうです。
静脈パターンの認証は簡単で装置の上に手をかざすだけで
認証を行い、同行が実施した実験では認識率99.9%で別人を
本人と認識したことは一度も無いそうです。
ただ、デモンストレーション時に1度目の認証が失敗し
2回目で成功した模様です(^^;
なお、このキャッシュカードには預金被害補償金額や
サービスの違いにより「ゴールドプレミアム」「ゴールド」
「一般」の3種類に分かれており、10月12日からは
預金保障金額が1億円で年会費1万500円が必要な
「ゴールドプレミアム」カードから発行するそうです。
なお、他の「ゴールド」「一般」カードの発行開始時期は
今のところ未定だそうです。
同行はまた、FeliCa対応携帯電話をキャッシュカード・
クレジットカード・ローンカードとして利用できるシステム
のモニターテストを行っており、2005年秋頃のサービス
開始を予定しているそうです。
関連リンク
東京三菱銀、手のひら静脈認証キャッシュカードを発行(IT media)
スーパーICカード「東京三菱VISA」の取り扱いを開始(PDFファイル)(東京三菱銀行)