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地上アナログ放送で放送終了を伝える字幕が常時表示されるように

2008年04月19日 20時07分00秒 | デジタル家電
皆さんこんばんは。

 asahi.comによると、NHK・民放全局・総務省で構成される全国協議会が全ての地上アナログ放送の画面に2008年7月24日から常時「アナログ」という文字を表示し一定期間後、画面下部に「アナログ放送は2011年7月24日までに終了する」という内容の文字を表示する方向で調整を行っており、地上デジタル放送普及に向けた課題を有識者らが話し合う総務省の委員会で近く発表される模様です。


 今回このような方針が発表される背景には「地上デジタル放送受信機の世帯普及率が28%となっていること」や「2011年7月24日までに地上アナログ放送が終了する予定」の認知度を上げる目的があるようです。


 なお、録画した番組にも表示される上、番組中だけではなく、CM中も常時表示される予定になっているため、広告主の理解を得られるかという懸念も残っているようです。


 個人的には以前このブログでお伝えした、低所得者向けに総務省がガイドラインを作成し、各メーカーに5000円以下で販売することを求めている簡易チューナーが発売されていない段階で、画面が見づらくなる可能性が高い施策を行なうのは本末転倒だと思います。さらに常時表示される字幕が、映画をテレビ放映する際に画面の左右をトリミング(削除)を実施可能な法的根拠となっている著作権法上の「同一性保持権の適用除外」に含まれるのがが気になるところです。



関連リンク
「アナログ放送終わります」テレビ画面に常時字幕へ(asahi.com)

地デジ放送開始時期/中継局の開局予定(社団法人デジタル放送推進協会)

総務省と社団法人デジタル放送推進協会が地上デジタル放送「簡易チューナー」仕様ガイドライン公開(でじたるな部屋)

4-4.同一性保持権 (4)やむを得ない改変(4号)(Webで著作権法講義)




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