ウィルコムがＰＨＳの新規格W-SIMとWILLCOM SIM STYLEを発表

ITmediaによると、ウィルコムは７月７日、ＰＨＳの
無線通信回路をカード型にした「Ｗ－ＳＩＭ」
（ウィルコムシム）と専用端末の「WILLCOM SIM STYLE」
（旧称：ジャケットホン）の試作機を発表しました。

Ｗ－ＳＩＭの大きさは縦42mm・横25.6mm・厚さ4.0mmと
ＳＤメモリカードを一回り大きくした形になっていて
600kbyteのメモリを内蔵しており、７００件の電話帳
データを保存することが可能だそうです。

気になる価格は１万円以下になる模様で、各社が発売する
予定の「WILLCOM SIM STYLE」や「データ通信カード」へ差し
込むで通話するときはWILLCOM SIM STYLEを使用しパソコンに
接続する場合は「データ通信カード」と１つの電話番号で
複数の端末を使い分けることが可能な上、WILLCOM SIM STYLE
側には通信回路が必要ないため、安価に端末を発売可能に
なる模様です。

現時点で対応する通信速度は最大128kbpsまでとなります
が、後日さらに高速通信が可能なＷ－ＳＩＭが発売された
場合でもWILLCOM SIM STYLEはそのまま継続して利用可能
だそうです。

さらに発表会では専用端末の試作機として１．４インチの
カラー液晶を搭載したストレート型端末を展示していて
スペシャルページではこの端末のどの色が良いかを選ぶ
アンケートを実施していますので興味のある方は除いて
みてはいかがでしょうか(^^

データ通信や通話料が定額になる「ウィルコム定額プラン」
の効果もあり６月分の加入者数が約８万人増えるなど絶好調
のウィルコムですが、今後WILLCOM SIM STYLEの種類をどの
程度までそろえられるかが普及の鍵になりそうです。

個人的には「ジャケットフォン」の名称が良かったと
思っていただけに今回の名称変更は残念です。

関連リンク
写真で見る、ジャケットフォン改め「WILLCOM SIM STYLE」(ITmedia)

ＷＩＬＬＣＯＭ　ＳＩＭ　ＳＴＹＬＥ スペシャルページ（ウィルコム）

6月の携帯・PHS契約数、ウィルコム好調で2年ぶりにPHS純増(ケータイWatch)

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でじたるな過去の部屋

２００４年７月９日の記事

DDIポケット一部の通信サービス終了へ

こうして旧規格を整理し、AirEDGEや今回お伝えした
Ｗ－ＳＩＭなどの規格を柔軟に取り入れる姿勢が
携帯電話との競争にウィルコムが生き残っている秘訣
なのかもしれません。

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