東芝がスマートメディア製造終了へ

ITmediaによると東芝は３月７日、自社で開発した
メモリーカード規格である「スマートメディア」の製造から
一部を除いて撤退すると発表した模様です。

スマートメディアはデジタルカメラが売れ出した１９９５年に
提唱され、オリンパスや富士フイルムなどのデジタルカメラ
に採用されましたが、東芝は撤退の理由として、後から発売
されたＳＤメモリーカードが普及した影響で，スマートメディア
の市場が縮小したことを主な要因として挙げているようです。


スマートメディアは私も昔使っていたことがあるのですが
薄くて軽い点や「フラッシュパス」というアダプタを使うと
ＵＳＢ端子やＰＣカードスロットが無い古いパソコンでも
大容量のフロッピーディスクとして使用できるという
メリットがある反面、端子部がむき出しになっていてデータ
が消えやすかったり、１枚あたりの容量が最大１２８ＭＢ
というデメリットがあり、特に最近のデジタルカメラは
高画質化の影響で画像ファイルが多くの容量を必要とする
ようになりましたので、最大容量が１２８ＭＢという点が
時代に合わなくなってしまったのではないでしょうか。


なお、ａｍ３と言う会社がゲームボーイアドバンスや
ニンテンドーＤＳ用で動画を見るために発売している
「アドバンスムービー」用のスマートメディアは
今まで通り供給を続ける模様です。



関連リンク
東芝、スマートメディアから撤退へ（ITmedia）

スマートメディア（ＩＴ用語辞典）

フラッシュパス（ＩＴ用語辞典）

ａｍ３（アドバンスムービー制作会社）

アドバンスムービーのご紹介（ａｍ３）