獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

ハロプロ楽曲大賞2011 の個人的選考会(℃-ute編)

2011-12-03 13:23:11 | モーニング娘。と私
 12/1~12/8までの間に投票受付を開始した毎年恒例のファンによる投票企画「ハロプロ楽曲大賞2011」。ハロヲタならだれでも投票できますので、みなさんもぜひ投票してくださいね。

 「ハロプロ楽曲大賞2011」のホームページはこちら

 娘、ベリの次は℃-uteの個人的選考曲。

デスペア的ハロプロ楽曲大賞2011個人的選考会(℃-ute編)

1、1位 超WONDERFUL! 
 アルバム「超WONDERFUL6」の収録曲でアルバムのタイトルともなっているこの曲。この曲は2011のはじめの曲で、世界一・・は2011後半の曲。どちらも甲乙つけがたい良曲。どっちを1位にしようかまよったが、超WONDERFUL!を1位とした。

 この曲をはじめて聞いたのはCDではなくコンサート(正月ハロコン)だった、コンサート会場では歌詞はいまいちききとれないのだが、メロとリズムの疾走感とBメロでマイナー転調しちょっと切ないメロになった後再度メジャー転調しサビへとつながるこの展開が実にきもちいい。ヲタの求めているセンチメンタルと少女の終わりない多幸感、あたかも全世界が自分の幸せのためにまわっているような溢幸感がたまらない。

 コンサで聞いてまだCD発売されていなかったので、しかたなくYoutubeのいわゆる音源を何度もリピートした私。そしてラジオでこの曲が流れるとそれをiPodに移して通勤バスの中で聞く、それからアルバム発売の前にiTunesStoreで先行配信されたのでちゅちょなく、数日後にはアルバムが発売されるにもかかわらず、この超WONDERFUL!を1曲ダウンロード。

 それほど、この曲をききたかった。こんな飢餓感を感じたのは、「VERY BEAUTY」以来だった。よってこの曲を℃-ute曲の中では2011の1位曲とする。

 (参考)2011/03/20の私のブログより抜粋
>その曲は℃-uteの新アルバム(3/23発売が延期になってしまって発売日未定)のタイトル曲「超WONDERFUL!」。ラジオのきたない音源をiPodに取り込み、早朝のバスの中で聞く私。

 涙がでてくる。


 曲調は実に単調で、たたみかけるようなアップテンポで、泣けるような要素はないと思うんだけど、なぜか泣けてくる。つい6ヶ月前は「故郷の空」を聞くだけで涙がでて、3か月前絵は武川アイの「Dreamer」を聞くだけで泣けてきた私。今は℃-uteの「超WANDERFUL!」。

 歌詞は、恋する少女のありふれた日常を歌っているにすぎない。

「まゆげが上手にそろわないメチャ落ち込む、デートに限って朝寝坊メチャあわてる」
「映画を見ていて号泣メチャ鼻水、彼と間違ってお父さんメチャ声似てる」

 こんなどこにでもあるような出来事が、この歌詞の主人公の少女にとっては「超WONDERFUL! 超超WONDERFUL! 今メチャすごくWONDERFUL!」とのこと。

 たたみかける単調なリズムとメロディーが繰り返されるこの曲は、その恋する少女の溢れるでる幸せ感(溢幸感)を実によくあらわしている。そして5分超の曲の長さのせいもあるが、この曲はいっこうに終わらない感を受ける。

 はじめてハロコンでこの曲をきいたときはサビがなんどもでてきてエッまだ曲の終わりじゃないの?と思った私デスペア。このような終わらない曲の感じは娘の「ブラボー!」とよく似ている。

 歌詞の主人公もおそらくこの幸せは永遠に続くとおもっているのだろう。それをよくこの曲はあらわしている。 

 だけどうすよごれた大人は知っている。恋してるときのあの幸せ感やドキドキ感は回を重ねるごとに逓減していくことを。そしてだからこそ、はじめての恋ってのは超WONDERFUL!だってことも。 

 うすよごれた大人がこの曲を聴いて涙するのは、懐古主義からだろうけど、具体的に言うと恋する少女の無邪気さと有邪気な自分を対比して、その無邪気さがとってもいとおしいからだろう。そしてその無邪気さはもう決して自分にはもどってこないからさらにいとおしいのだろう。<<


2、2位 世界一HAPPYな女の子
 年度後半よく聞いたのが娘の「乙女のタイミング」、スマの「有頂天LOVE」、そして℃-uteの「世界一HAPPYな女の子」

 この曲も「超QONDERFUL!」と同じく恋する(恋しようとしている)乙女の幸せ感がいい。それに加えて、この曲はこどものころの夢がかなわいってことを知った大人の階段のぼる君はまだシンデレラさ的なせつなさもある。

 コンサートではこの曲はBメロのちょっとマイナー転調したところでのヲタによるオーイングが実に気持ちい。それとあのフラミンゴのような片足ダンスは斬新だった。ヲタは上半身だけ振り真似をしがちだが、この曲は足の振り真似をしたくさせる。

 2011年はBerryz工房が大人セクシー路線の曲がおおかったせいか、℃-uteの桃色スパークリングにしろ、この曲にしろアイドル本流ポップスを提供した℃-uteは目立っていた。「世界一HAPPYな女の子」はダンスといい衣装といいメロといい歌詞といい、2011年最高のアイドルポップだと思う。

 (参考)2011/08/16の私のブログより抜粋
>>・℃-uteの9月7日に発売される新曲「世界一HAPPYな女の子」

 この曲をはじめてきいたのは、7月のハロコン初日@名古屋。イントロの盛り上がり具合もいいし、なんといってもBメロのなんとなく切ないメロと歌詞がいい。このBメロをはじめてきいたときは、くたばっちまえアーメンの曲「ウエディングベル」のオマージュかとおもったが、よくよくきいたらにてるようだけどちょっとちがうかな。ただ切なさはなぜか通じる。

 Bメロの歌詞(1番のBメロ歌詞)で
「ちいさな頃 夢見てた 幼稚園の先生とは ちょっと違う 進路を選んだ♪」
「あこがれてた 近所のお兄さん もうすぐすごいきれいな人と結婚するってママが言ってた♪」

 と歌い、そして2番のBメロでは
「ちいさな頃 信じてた 大きくなれば テレビ出て かわいい服きて 歌をうたうと♪」
「いつのまにか 愛読書 バイト雑誌とファッション誌 友達と 回し読みしてる♪」

 この歌の主人公はBメロで小さいころの夢はかなわなかったけど、だけど世界一HAPPYな女子を目指すんだと歌っている。

 子供から大人になるってことは自分の夢をあきらめる(軌道修正する)ことが必要。幼稚園の先生にもなれそうにないし、あこがれの近所のお兄さんは結婚しちゃうし、アイドルになることもできなかった。

 だけどそれでも曲の主人公の女の子はめげたりしない。 

 この曲を通勤電車の中で聞いて涙を流すことgあできればあなたも私も仲間入りです。<<

3、3位 いざ、進め! Steady go!
 1位超WONDERFUL!と同じくアルバム超WONDERFUL6の収録曲。この曲はCDで聞く限りけっしていい曲ではない。歌詞の内容もいまいち心に響かない歌詞に物語性もない。だけど、コンサートのアンコール明けラストで披露された時のこの曲の衝撃はすごかった。

 2011春の℃-uteツアーで盛り上がって本編狩猟でアンコール明けの曲はしんみりとした曲でしめるのかとおもいきや、この曲。この曲は千聖と舞美のサビのダンスのこわれっぷりというかはげしさが見どころ。

 2011年一番化けた曲はこの曲。そして今年一番ハイになるアナーキーな曲がこの曲。現段階でのハロの中で現場での盛り上がりはこの曲が一番だろう。中身のない歌詞なのに、中身がないからかこそこの曲は盛り上がるのかな。

 (参考)2011/10/23の私のブログより抜粋
>>(ベリキューアイランドコンのセットリストの後半)とくに6連チャンの最後の2曲「いざ,進め!steady go」(℃-ute)と「一丁目ロック」(Berryz工房)の盛り上がりというか陶酔力は尋常じゃない。ゴスペルでその曲に陶酔しきって倒れる黒人女性を見るが、あれぐらいの陶酔させる力がこの2曲にはある。

 かつての℃-uteやBerryz工房の盛り上がり鉄板曲である「JUMP」や「友情純情OH青春」(怒涛の6連チャンの中盤2曲)の盛り上がりのはるか上を行くこの2曲。JUMPや友情は曲調はさることながら、ステージで踊って歌うメンバーを見ながらその振り真似をすることによる一体感がその盛り上がりの主たる構成要素なのだが、「いざ進め」と「い丁目ロック」はステージのメンバーを一切見ないで振りコピをしても盛り上がる。盛り上がり方の次元がちがう。

<いざ、進めsteady go の正しい楽しみ方>
(1)まず(昼公演か、1番)サビのところ(wowwow×3 躍進・・のところ)の舞美か千聖の振りを見る。あのサイドスローを高速で何回もやっているような振りというか、地引網を何度も何度も海から引き揚げているかのような振りを見る。舞美と千聖はほかのメンバーよりさらに上体を前に倒して頭をはげしくふっている。そのアイドルらしからぬ尋常じゃなさを見る。こんな振りをAK○ができるだろうかいやできやしない。

(2)次に、(夜好演か、2番で)サビの振りを真似してやってみる。この時は舞美や千聖のようにおもいっきり上体を倒すので当然ながらステージが見えない。それでいい。見えないけどなぜかメンバーとの一体感というか曲との一体感は強く感じる。それが気持ちいい。気持ちいいをとおりこしてハイになる。

※ちなみに、このような振り真似をするのは℃ヲタの一部のヲタだけだったが、夜好演で千聖が曲中あおりで「みなさんも一緒に振りやってください!」と発言。メンバー公認推奨発言がでたので今後もっと増えるだろう。<<

4、4位 Kiss me

 上位3曲が群を抜いているので、4位5位はなやんだ。あえていうならこの曲かなという程度。ハロコン初披露で千聖のセンターに衝撃を受けたし、千聖パートが増えたのも衝撃。「愛して~る~」のソロパートが3度あるのだが、愛理、千聖、舞美がそれぞれこのパートを歌っている。私は千聖のパートの時だけ、「ちさとーーー」と叫んでいる。実に気持ちい。

 それにニコニコダンスマスターでヲタが踊ってみているときに千聖(とまいまい)がサプライズ登場した映像をみて、さらにこの曲は好きになった。ヲタの踊ってみたを見て好きになった。
 
5、5位 偉大な力を 
 宗教音楽のような出だしからのコール&レスポンスのかけあいがいい。2番の舞美ソロ「抹茶はわーたさん」の発音がなんかいい

 こう振り返ると、2011年は千聖のパートが一気に増えた年だな。前から言っているが、℃-uteで一番歌に幅があってうまいのは岡井千聖。それが証明されつつあるのが実にうれしい私デスペアであった。

コメント
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