木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

中小企業のデザインのお悩み、なんでもご相談ください!!

日刊工業新聞に載りました(2012.01.09)

2012年01月17日 | デザインコンサルタント木全の実績
<2012年1月9日日刊工業新聞5面記事>


◆成人式の日の日刊工業新聞に載りました
【デザイン実績のご紹介】


 こんにちは!
 中小企業のデザインコンサルタントの木全(キマタ)です。中小企業の方々に向けて工業デザインのエッセンスについて、毎週更新してお知らせしています。

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 株式会社ビートップツー (木全が取締役を勤めています)
 木全のデザイン実績
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 横浜市「無料デザイン相談」 ※横浜市に事業所のある方限定。
 墨田区「無料商工業アドバイザー派遣」 ※墨田区に事業所のある方限定。



成人式の日の日刊工業新聞に載りました

 1月9日、成人式の日刊工業新聞に記事が出ました。

 取材のときに顔写真を撮りたいといわれていたのですが、こんなに大きく載るとは思っていませんでした。ちょっとうれしいです。

 記事の内容も、私が日頃お話している内容なので、転載させていただきました。



 ものづくり 開発デザイン <デザイナーは語る>

 「企業理念を商品に反映」

 ビートップツー 木全賢氏



 部品加工などで培った高い技術力を生かし自社製品の開発に乗り出す中小企業は多い。しかし、デザインを利用した経験がある企業は少ない。

 シャープなどでデザインを手がけ、独立後に東京都中小企業振興公社でデザイン入門者向けセミナーの講師を務め、中小企業との製品開発にも取組むデザインコンサルタントの木全賢氏に、中小企業でのデザインの必要性を聞いた。(東東京・西沢亮)

 ―中小企業のデザインへの関心度合いは。

 「200社弱の企業と関係を築いてきたが、デザイン料を払ってまで利用する企業は少ない。自治体のセミナーなどを通じて出会うことが多い」

 ―なぜ、関心はあっても具体的に活用できないのでしょうか。

 「個人的な意見だが、メーカーから図面や指示が来て生産するように、デザイナーにも図面を要求し、製品化すれば売れると考えている企業があるようだ。」

 「実際には図面を描く前の苦労を体験することになる。デザインもない企画段階で共有できるのは言葉だけ。そのため過去や現在の市場・商品動向を分析し、キーワードの抽出に時間をかける。キーワードの中から商品の存在理由や差異化要因、ターゲットなどを絞り込み、開発コンセプトを固めていく」

 ―コンセプトの中でも企業理念の確認を重視しています。

 「デザイン開発は現状を分析し、将来のあるべき姿を模索する。そのあるべき姿の先にあるのが企業理念。」

 「10年後の企業像には企業の夢や情熱が含まれており、その理念を商品に反映させることでデザインが有効に機能すると考えている。」

 ―デザイン開発に携わった代表的な製品は。

 「樹脂射出成形メーカーの大里加工(東京都墨田区)とデジタルカメラ用撮影ライト『フォトラ』を2010年に開発した。」

 「『ネット社会になり女性が写真をきれいに撮影したいという表現欲求の高まりに答える』を商品の存在理由に掲げるなど、半年かけてコンセプトを練り上げデザインや設計を進めた。」

 「既存設備で生産するため、独自の技術を駆使して金型を開発し、生産コスト抑制にも取組んだ。」

 「フォトラはA4サイズよりも小さく、約1分で撮影準備ができる。女性にも使いやすく、親しみやすいなどのコンセプトを全開発者が共有し、製品の細部にまで反映できた。」

 ―中小企業がデザインを活用する意義は。

 「同じような製品の加工でも、各社で設備や生産方法は必ず違っていた。だからこそ各社の技術は生き残ったとも考えられる。この技術を生かした製品開発には可能性があり、消費者に届けるためにもデザインを取り入れる意義はある。」 




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