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暴力の作用。

2012-04-29 | 身体&健康
アメーバニュースで見つけた記事です。

アメリカの科学サイト『LiveScience』の報道によると、暴力を受けてきた子どもは、ほかの子どもより細胞老化のスピードが速いことが判明しました。

研究を行ったのは、デューク大学のポストドクター研究員イダン・シャラフ氏。

幼年期ストレスがその後の疾病リスクや健康上の問題を引き起こすことはこれまでも報告されてきましたが、幼年期ストレスによる生物学的老化の加速性が立証されたのは初めてのこと。

シャラフ氏の研究グループは、生物学的老化を測定するため、テロメアと呼ばれるDNAの一部を検査しました。

テロメアは染色体の末端にある保護構造で、細胞における時計のような役割を果たします。
DNAが消耗するとテロメアは短くなります。

同グループは、1994年から1995年にかけて、5歳から10歳の児童を対象に236人のサンプルを採取。
子どもたちの頬からDNAサンプルをとり、テロモアの長さを測定したのです。

また、母親たちへのインタビューにより、家庭内暴力を経験している児童は17パーセント、頻繁にいじめを受けている児童は24.2パーセント、大人から身体的な虐待を受けたことのある児童は26.7パーセントであることが分かりました。

さらに研究者たちは暴力の重度によりグループ分けを実施。その結果、暴力を受けたことのない子どもたちは54.2パーセント、1種類の暴力を受けたことのある子どもたちは29.2パーセント、2種類以上の暴力を受けている子どもたちは16.5パーセントとなりました。

DNA分析を行った結果、2種類以上の暴力を受けたことのある児童は、テロメアが短くなるスピードが著しく速いことが分かりました。
健康状態や体重、性別や社会経済的地位を考慮しても、その違いは明らかでした。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校で、ストレスと細胞老化の関連性を研究する、健康心理学者エリッサ・エペル氏は、幼年期のトラウマが人に長期的なダメージを与えることが証明されたと言及。

「早い時期から、さまざまなストレスに晒されてきた児童は、免疫系老化が進みやすい。
そのダメージは、数十年とその後も影響を及ぼし続けるのです」

シャラフ氏は、細胞老化を食い止めることができなければ早死の危険リスクを高めると訴えています。

ただし、栄養ある食事摂取、適度な運動や瞑想を心がけることで、これらを克服することができるそうです。

いかがでしたか? 子どもたちへの虐待といじめ。この二大暴力を撲滅しない限り、たとえ身体的外傷が癒えても、細胞レベルで深い傷跡を残してしまうのですね。

悲しい話しですね。

目に見える傷は癒えるが、心の傷はなかなか癒えないことと同じく、

外傷は癒えても、細胞・遺伝子レベルの傷はなかなか癒えないということです


子どもは親を選べません

親は子どもを教育したりしつけたりすることで、どう育てるのか選ぶことができます

現代は核家族化が進み、昔に比べると育児において協力や相談をお願いできる機会は減ってしまったと思います。

さらに、共働き世帯も増加していることから、ますます母親への負担が重くなる傾向にあるといえます。

もし母親が耐えきれなくなれば、幼児虐待をしてしまったり、ネグレクトをしてしまったりと、

ストレスの矛先は最も身近にいる子どもに向いてしまいやすいのです。


圧倒的に弱い立場にある子どもを守る社会的なシステムがあればいいのですが…。

子育てにもっと男性が加わるようになるといいですね。

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