AYUKO Soul Quest. "スピってるがフィジってる"

元気になってくれ。
自分にときめいてくれ。
そして愛を見つけてくれ。

キラキラと

2017年01月23日 | やんややんやの日常
もはや「ちょいと昔」になってしまった初詣のお話。

毎年、家族(パパ、娘、息子)と一緒に、
1月2日に近所の神社(ローカルの神様は大事)に
お参りに行くのです。
今年ももちろん行きました。

しかし、
今年は、私が「代々木八幡宮に参りたい!」と申し出まして。

なぜなら。

今年は歌手として「あれや、これや」考えていまして、
なんとしてでも前進したい、と。

で、検索してみました。
ズバリ!


「芸能の神様 神社」と。

一番有名なのは京都にある「車折神社(くるまざきじんじゃ)」。
そうそうたる方々のお名前が書いてある大きなお札(?)が並んでいる。。。

しかし、さすがに「京都」へは・・・

「芸能の神様 神社 東京」と」検索。

ほうほう。あるのね。あるのね。

そこで、私は「代々木八幡宮」を見つけた訳であります。
しかしながら、ここの神様は「芸能の神様」というよりは、
「出世の神様」がいらっしゃるようで、
大昔、戦さの前に武士の方々がお参りをした、という。
まずは御本殿にお参りしてから、
お隣の出世神社にお参りするのがマナーとのこと。

ほほう。
確かに、今年の私には戦さが待っておる。
よし!ここに決めた!



というわけで、代々木八幡宮へいざ!

「まあ、三日だからそんな人はいないだろうな」という甘い考えを持っておりましたが、
さすが、都心の有名神社、長〜〜〜〜い行列ができておりました。
ひ〜〜〜〜〜〜と思いましたが、パパも「折角来たんだから」と言ってくれて、
並びました。

途中、近くの小学生の皆さんの「書き初め」の作品がずらりと並んでいて、
眩しいお言葉の数々に心洗われ、また、神社の清々しいキーーンとした空気に癒されておりました。
そして、私の「思いと願い」も強くなって行ったわけです。
「よっしゃーー!神様味方につければ百万人力だ!」くらいに。
どうお祈りしようかというのも、心の中で考えたりしてね。


が、しかし。


並ぶこと50分。
お賽銭箱に着く頃には、
ヘロヘロで、お腹はペコペコで、ぐったり。

それでもようやくお賽銭箱の前に到着。
しかし、後ろには長い長い列。
「後ろの人を待たしちゃいかん」と、
心の中で大急ぎの早口でお祈り。

それが終わると、
次は「矢」と「お守り」を買おう。
1000円の矢ではなく、2000円の方が良いのか。
お守りは願い事成就が良いのか、何が良いのか。

待て、待て。
肝心の「出世神社」に行って、
しかと祈らなければ!

そして、本殿の横の出世神社を見ると、
再び激しい列が。


・・・(これ以上、子供らを連れて長時間並べない)


・・・(疲れた)


・・・(もう帰りたい)


フラフラになった私は、もう何も買わずに、
家屋と共に神社を後にした。




そして、車の中で放心状態。



そして、ようやく気付いたのである。



私は自分の欲望でギラギラしていたのである

欲望は決して悪いものではない。
それは前に進む原動力になるし、一つの「希望」でもある。
しかし「それだけ」になってしまうと、
周りが見えなくなり、欲望が暴走し、
己のエネルギーがどんどん奪われてゆくのである。




私は。

「ギラギラ」ではなく「キラキラ」していたいなと思った。
「ギラギラ」は、とても重い。
でも、「キラキラ」はとても軽やかだ。
自分の願いと共に軽やかでいたいなと思った。


出世神社には行けなかったし、
矢とかお守りも買わなかったけれど、
すごく大事なことを学んだような気がする。

そして神様からは、

「重かったら飛べないよ。
出直して来なさい。」

と言われたような気がする。


代々木八幡宮に「出直し参り」に行くかどうかは分からないけれど、
もう十分にご利益を授かったなあと思う。



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