結局のところ、汽車には間に合わなかったのである。
好きな町、結城を少しぶらつく。
久々にと向かった喜與の湯はすでに閉業していた。酒蔵で一升瓶を一本買い求め、こちらへ。
ショウケースに、ひまわりなるものを見つけ店内でご主人にお願いする。
子供さん向けだけど、いいのかな?
はい、いいです。お願いします。
デザインと質実剛健を兼ね備えた厚手のレトロなパフェグラスに、温かみのある色合いのグラデーション。シンプルだけどそこに全てが包括されている。
そして名前。ひまわり。いい。
SNSなどに自信満々にあげられる、ごっちゃりこれ見よがしなスイーツには皆目魅力を感じないが、この輝きはエターナルだ。
そしてこのひまわりが、この甘味処が、今尚そのままに存在し続ける結城という町。
その魅力も然もありなんと思うのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます