DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

ファミリー@千歳烏山

2015年12月09日 | そばうどん
情報ってのは実にありがたいもんである。
今やわからないことは何でもその場で調べることができる。知らない街の知らない店だってスマホ片手にたちどころに把握できる。そんな時代だ。



その一方、10年以上前の事になるのだろうか。路麺ファンの間で初めて、偶然ファミリーを発見した達人の話を伺ったことがある。



お店を新たに見つけたときの話というのはいつだってエキサイティングだ。
そしてそれが惹きつけられる魅力に溢れたお店であれば尚の事。

自分には判る。その時の期待と不安、そして感動。



その経験こそが実に羨ましく、憧れる部分だったりもする。自分の嗅覚を信じ、足で稼いだ者のみが得ることの出来る孤高の旅。



じゃあその人以外は楽しめないのかい?というとそういう話ではない。



他人の意見や情報を鵜呑みにしないで、自分の五感を使って信じて飛び込んでみようって話。

同じ道でも10人が旅すれば、10通りの旅があるという事。全く同じ旅なんてのは存在しないのだ。



そう、例えばメニュー選び。

久方ぶりのファミリー、どれにしようと店頭のメニューを穴があくくらい見比べて(あいてたらすんませんw)。。これ!と頼んだ肉ねぎそば。



大ぶりで肉の旨みを蓄えながらトロトロに煮えたねぎが大変結構。
そばの上にトロトロねぎの妙味ってありそうでないんじゃないかな。

五感を信じて大正解。なんである(笑)





ファミリーを見つけた達人は、その名前もとても気に入っていた。そう聞いて自分も確かに不思議な名前だなと思っていた。

でも、今回で少しわかった様な気もする。

ここには、煌びやかな名前のメニューはないし、これみよがしなサービスもない。
あるのは実直でさりげないホスピタリティと飾らない女将さんの笑顔。
そう、家族を思うかの様な、飾らない気持ちがファミリーの持ち味だし、もしかしたら由来なんじゃあないのかな。と。




























コメントを投稿