いちょう団地のタンハーで初めて食べたバインミーは感動の味だった。
キホン日本人が出入りする店ではなかった。平日の昼過ぎ、ろくに日本語も通じず、おばちゃんと身振り手振りでやりとりして手にしたバインミー。
ちょっとした海外旅行のような体験でもあり、
それ以来いくつものバインミーを食べるコトにもなり、
でもやはりあのバインミーがなんとも忘れられないうまさだったな。という記憶でもある。

あれから3年半、団地まつりにやってきたついでにちょいと覗いてみた。

あの時の面影はまるでなかった。
隣の空き地に車で乗りつけた日本人でごった返す店内は、まるで芋洗いの海水浴場の様相を呈していたのである。
自分はその場をそっと去った。
あのバインミーは、もう、ない。
でもそれもまた仕方のないコトなのかも知れないな、と。
人口に膾炙するとは、つまり大衆とは、良くも悪くもそういうモノなのだ。
キホン日本人が出入りする店ではなかった。平日の昼過ぎ、ろくに日本語も通じず、おばちゃんと身振り手振りでやりとりして手にしたバインミー。
ちょっとした海外旅行のような体験でもあり、
それ以来いくつものバインミーを食べるコトにもなり、
でもやはりあのバインミーがなんとも忘れられないうまさだったな。という記憶でもある。

あれから3年半、団地まつりにやってきたついでにちょいと覗いてみた。

あの時の面影はまるでなかった。
隣の空き地に車で乗りつけた日本人でごった返す店内は、まるで芋洗いの海水浴場の様相を呈していたのである。
自分はその場をそっと去った。
あのバインミーは、もう、ない。
でもそれもまた仕方のないコトなのかも知れないな、と。
人口に膾炙するとは、つまり大衆とは、良くも悪くもそういうモノなのだ。