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命のチョッキ

2009年08月18日 12時54分17秒 | BASS Fishing
ライフベストです。
昔は浮力体の入った、ゴツいライジャケが定番。
今はボンベがついたインフレータブルが主流ですね。
さらに腰に巻くベルトタイプは釣りを邪魔せず
一番人気なのではないでしょうか。


ボクのはコレ。
SOSPENDERS(エスオーエス ペンダース)です。
2000年シカゴ。五大湖のひとつ、ミシガン湖で
BASS Masters Classicが開催されたとき
幸運にも取材に行くことができました。
二人の日本人が出場するとあって、当時は盛り上がりました。

多くのプレスが集結するなか、東洋人にも関わらず
幸運にもプレスアングラーとして2日間ボートに乗れました。
そのとき、B.A.S.S.からプレゼントされたのが
このSOSPENDERS BASS Masters Classic2000 modelというワケなのです。

シカゴはWINDY CITYと呼ばれるほど、風が強い街。
大会期間中も大荒れとなり、4mの波が襲うラフウォーター。
予定されたボートランプは使用不可能となり
カルメットリバー(内陸部の水路)にある
パブリックのボートランプからスタートしました。
多くの選手が荒れ狂うメインレイクを捨て川筋での釣りを展開。
ボクが同船した選手もその一人でした。しかし…
“そろそろ会場に戻らないと時間ないんじゃね?”
という時刻になっても選手は釣りを止めません。
川から会場に戻るには、開閉に20~40分もかかるロック(水門)を
いくつも抜けなければならないはず… もしや…

そう。やがてボクにストップフィッシィングを告げた選手は
いそいそとレインウェアを着込み始めました。
「ヤバイ! この人メインレイク突っ切る気だ!」

そのあとの30分はほとんど記憶ありません。
ほぼ垂直かと思うほどバウが持ち上がったと思えば
真下を向くように落下。コレの連続。パンツまでズブ濡れ。
レインウェアは意味ありませんでした(笑 
このときはさすがに死も覚悟しました。ホントに怖かった。
正直、SOSPENDERSがいかに優れていたとしても
あのミシガン湖に投げ出されたら、確実に死亡でしたよ。

そんな思い出深いSOSPENDERSですが
実はなぜか2つ持っていて、1つは新品保管♪
命を守るライフベストは保安装備の一つでしかありませんが
ちょっとお気に入りの一着なのです。