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これを観ろ! #014 ~蟲師~

2011年04月25日 10時54分35秒 | Movie

『むしし』と読みます。
劇中の蟲とは、ほとんど人に見えたり認識されたりしない存在。

けれど、さまざまな形で人に影響を及ぼしたりもする。

主人公のギンコはそんな蟲と関わった人々を訪ね、あるいは依頼され
その蟲の正体をつきとめたり、蟲によって苦しむ人を解放したりします。
そういった生業を蟲師と呼ぶのです。
古くからいい伝えられる蟲たちの存在。そして人間との関わり。

とっても不思議な物語の数々。

原作はマンガ。アニメが苦手な人もきっと楽しめます。
そして観終わったら、棚田が見たくなります(笑

早苗が生い茂る壮観な棚田。ホソに生きるおたまじゃくしやドジョウ、そんで虫。
生きている山に入り込んで、そこにある命を感じたくなる。

僕の場合、ガキのころ、親タイコウチが無数の”子タイコウチ”といっしょに泳いでいた
小学校通学路のはずれにあった、あの小さなホソを思い出しました。
ほかにも虹色に光ったタナゴと泳いだ川。
とてつもなく深くて、夢中になってコイを追いかけながら潜るうちに
いつのまにか、真っ暗な水深まで入り込んで怖くなって急いで浮いた淵。
マムシ、山犬、ムカデ、スズメバチ、ハンミョウetc危ない生き物がうじゃうじゃいた山。

ちゃんと畏怖していたから”これ以上は行っちゃダメ”の境界線を
子供のくせに、未熟な経験なりに知ってたんだろうなぁ。
親もそういうことを教えてくれたのを思い出します。
山で体験した武勇伝を晩飯の場でうれしそうに話すと
『運がよかったな。オマエのやったことは、こんなふうに転んだら死んでた話だ』
なんて聞かされて、後からゾッとしたりしてました。

今にして思えば、すごく貴重な体験を毎日のようにしてたんだな。


これを観ろ! #013 BUFFALO '66

2011年03月09日 07時22分10秒 | Movie

バッファロー・シックスティシックス。
一部にカルト的人気があるとかまったく知らずに借りた映画でした。

ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・音楽・主演の4役をこなしたことも
別に意識せずに(つか、知らずに)観たです(爆
この手の話って、なんか日常にたくさんある気がする。
ちょっとしたボタンの掛け違いが大変なことになる。

あらすじとかは適当にググってみてください。
暗い映画が好きな人にオススメです(笑


これを観ろ! #012 MIDNIGHT COWBOY

2011年03月08日 18時03分35秒 | Movie

邦題「真夜中のカーボーイ」
観終わったあと、なんともいえない、イヤな気分になります(笑
このモヤモヤをどうしてくれるのさ!? って。

勘違いの田舎モノ、ジョーがどこまでも勘違いを続けるさまは
見ていてイタイのです。本当に、しんどくなってくる。
邦題を「~カウボーイ」とせず「~カーボーイ」としたのは
当時、その名をつけた水野晴郎氏が都会的なスピード感を出したくて
そんな邦題にしたというのは有名な話。

これ観ろ! なんていいながら、あんまり薦めたくない気持ちも。
なんだろう、これ(笑

やっぱり観ないほうがいいです(爆


これを観ろ! #011 THE GREAT ESCAPE

2011年03月03日 00時00分20秒 | Movie

 

大脱走マーチが大好き。
なんか、モリモリくるんですよね。なんでもできそうな気分になる。
不屈の精神。折れない心。ダンディズムの塊だと思う。
男くさくて、とにかく憧れた。タフガイばかりの登場人物は
すべて魅力的で愛すべき存在。唯一DVD持ってる映画です(笑

マックイーン演じるヒルツは、天性の無頼漢。
脱走に失敗したり、問題を起こしては独房にブチこまれる。
ついたあだ名は独房王。
どこまでも自分の力を信じて、自身の責任のもとに大胆な行動にでる。
そして友情に厚くて、いつでも仲間を大事にする。

物語に出てくる米兵たちはドイツ軍の捕虜になっても、
みなそれぞれに自分の力で脱走を企てては失敗。
そしてバートレットが企てた前代未聞の大量脱走計画。
知恵を絞り、周到な準備を経て、やがてX作戦の時はくる。

調達屋は衣服の素材から偽造書類の元までなんでも手に入れ
偽造屋のコリンズは身分証明や、さまざまな証書を偽造。
測量士のガベンディッシュは塀の外までの距離を算出し
トンネルキングのダニーは崩落の恐怖と戦いながら穴を掘り、
仕立て屋は民間人になりすますスーツやコートを作る。

収容所から駅までの地図を手に入れ、ルートを練る。
そして、大勢の捕虜は一斉にドイツに散らばった。

この映画は実話が元になっていて1944年の3月24~25日にかけて
行われた脱走劇がモチーフになっているそうです。
収容所から逃走に成功したのは76名でうち50名は射殺。
17名が捕まって引き戻され、最終的に逃げおおせたのは
ノルウェー人2名とオランダ人1名の3名だったとか。

マックイーンがトライアンフで鉄条網を越えようとしてジャンプするシーンは
ガキのころ、リーバイスのコマーシャルに使われてた。

ジャンプしたマックイーンのケツポケットがアップになって
そこにアーキュエイトステッチがカシャカシャッ!と効果音で入る。
「ヒーローはいつも、リーバイス」のキャッチコピー。シビレた。
(ドイツ兵から奪ったバイクなんだからBMWじゃないとおかしいっていうツッコミはなしね)

もう、最高に大好きな映画です。


これを観ろ! #010 STAND BY ME

2011年03月02日 12時11分14秒 | Movie

 

大脱走と並んで大好きな映画です。
みんな、ガキのころにはいろんな思い出がありますよね。

その中で”友達”の存在って一番大きい気がします。
下手をすれば親友の存在が年ごとに変わってしまう少年期ですが、
それでも、記憶に残る”時々の親友”はいたんじゃないでしょうか。

子供のころはとにかく目立ちたがってました。
やり方なんて、なんでもよかった。

そのために仲間とツルんでは、いろんなことをした記憶があります。
小学生低学年のときがピークだったと思う。

山の中にあった台風の崩落跡。
それはもう、すごくて、強烈な景観だったんですが
それがどこにあったのかわからなくなった。
それを探しに仲間と3人で山に入ったはいいけれど、当然のように遭難。
太陽の位置を頼りに突き進んで、日没したころに下山した先は
山をひとつ越えたところでした。真っ暗な中を歌いながら帰ったなぁ。2時間かけて(笑

台風で増水した川で、2畳ほどの巨大な漂着発砲スチロールに乗って
20km近く川くだりして、土砂降りの雨の中を笑いながら歩いて帰ったこともあった。

牧場に忍び込んで、サイロの藁でめちゃくちゃに遊んで逃げたり、
カトリック系の幼稚園に忍び込んで、遊んでたら、神父に見つかって追い回されたり。
「学校に通報してやるぞ! どこの生徒だ!」
カタコトの日本語で追いかけてきた白人神父に
「そんなことしか言えへんのんか! 捕まえたらええやろが! オラ!」とか毒づきながら
逃げ回った。まったく、とんでもなくヒドいガキだね(爆

昼休みに職員室の前にあった鯉が無数にいた池で、給食の残りパンをエサにして
ゼムクリップで作ったお手製針の仕掛けをこっそり用意してさ。
女子が楽しそうにエサを与えて鯉が群がる様子をほほえましく見ている教頭の前で
1mくらいの一番デッカイ草魚をヒットさせて。
針から逃れようとのたうちまわる草魚に気づいた教頭が
「誰だー!」と叫んだ瞬間に、やべぇ! 逃げろ! って昼休みの校庭に紛れ込んだり。
全部、仲間と一緒だったからできたイタズラだったな。
やっぱり、友達ってすごい。本当にすごい。

I never had any friends later on like the ones I  had when was twelve.
Jesus,does anyone?

12歳のころに出会ったあの友達たちのような仲間には二度と逢えない。
永遠に。

自分にとって仲間はその時々にいる。友達ってすごく大切。
それがノスタルジーのかなたに埋もれる日が来ても、今の友達がいる。

とってもいい映画だと思います^^