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喘息治療日記

~Enjoy ! 少食健康生活 ~

働くものも食うべからず

2007-12-25 21:06:21 | 雑記
ワーキングプア 格差社会に思う

今まで、普通に働いていれば、なんとか、生活はできるはず、できて当たり前だと思っていました。
食べていけない生活困窮者は、不幸にして 何か特別に災害など不幸があった人たちだろうと。
最近は、明日はわが身かもしれない と ニュース報道を見るたび、不安な日々を感じています。

今日、知り合いの方から相談をうけました。

「夫は手術したばかりで働けない。 私自身もリストラされたため 今、職業訓練所で勉強中で来年春しか働けない。こんなときに実家の父が倒れてしまいました。 親の医療費も生活費も払えないどうしたらいいんでしょう?」

彼女の一家は夫と子供二人の4人暮らし。 決して、特別な家族じゃありません。 旦那さんが働けたときは、普通のサラリーマンよりは収入が良かったし、彼女もフル回転で働いてて生活は普通にできていました。

ただ、実家へお金をいれなければならなかったり、二人の子供たちの学費で、たくさんの貯蓄ができなかっただけなのです。 

旦那さんが働けなくなった途端、つながってる家族全員が生活できない状態に追いやられてしまいました。
実家のお父さんは脳出血で大変な状態です。 彼女は 家を売って支払いしようかと 泣いていました。

医療費の問題は 喘息の方からも時々メールがきます。 
先月きたメールです。
「僕は、キュバールを勧められたけれど、とても高いのでパルミコートで頑張ってるんです。医者にはお金ないと言えないので、パルミコートは良く効いてるといってます。 辛くても薬もメプチン以外はもらいません。」 というような内容でした。
男性の方でしたが、喘息発作がおきるために 正社員にしてもらえず、時給で働いているために、医者代まで出てこないというのです。

何年か前の話ですが、某総合病院で検査を待っていたところ、横におばあさんが入ってきました。

(おばあさん)「先生、なんとか 通院でみてもらえませんでしょうか?」

(医者) 「入院しないとダメっていってるじゃないですか。」

(おばあさん) 「お金がないんです。 息子も今解雇されて、失業中なのです。通院でもやっとなんです。 ですから とても 入院費なんてでてこないんです」

 (医者)「おばあさん、あんた 身体とお金と どっちが大事なんですか!!?」

横で聞いていたマチは おばあさんが可愛そうで、とても 許せない気持ちでした。
おばあさんの生活を考えようともしない、お金はあって当たり前の その医師の暴言に怒りを覚えました。


最近、37歳で癌でなくなった女性がいます。 3年も前から体調が悪かったのですが、お金がなく保険証を交付されなかったばかりに、病院にいけず、手遅れになってしまったのです。

ワーキングプアは、若い命を自ら捨てなくてはいけない状況を作っているのです。
弱者にたいする 虐めとしかいいようのない 今の日本の現状。

ワーキングプアの問題は、今年の大学入試にも出題されました。 「国をあげてなんとかしなければ若者の未来はない」 という危機を、国民全体がひしと感じている証拠とも言えるものでしょう。

医療がどれだけすすんでも、格差社会がなくならない内は、良い医療は 一部の特権階級の人たちだけが受けれる恩恵でしかありません。

喘息はじめ慢性疾患、癌 その他多くのお金がかかる重い長い病気の人達が 安心して治療を受けれる未来はくるのでしょうか?