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喘息治療日記

~Enjoy ! 少食健康生活 ~

柳原和子さんを読む 2 ( 今日までそして明日から♪ )

2008-03-11 23:47:46 | 雑記
2007年の冬、 痛みにもがいて苦しんでいるときに 柳原さんは テレビから流れてきた つま恋の拓郎のステージでのこの歌にすいこまれたそうです。

拓郎はこの歌を涙しながら歌ったという。 
 
「中年となってしっかりと肉の付いた彼の後ろ姿。飾り気の消えたひとりの年輪を経た人間がそこに在る。一曲、一曲がすばらしかった。
 中島みゆきと永遠の嘘をついてくれ、と悠々と歌いあげた後、彼は歌い始めました。
『今日まで、そして明日から』
何回も何回もあふれ出る涙をぬぐおうともしないで・・・。」(和子)

肺がんを患った拓郎は、この歌を歌いながら、ここまで歩いてきた自分の人生をもういちど見つめなおしたのかもしれません。



  わたしは今日まで生きてみました
  時にはだれかの力をかりて
  時にはだれかにしがみついて
  わたしは今日まで生きてみました
  そして今 わたしは思っています
  明日からも
  こうして生きて行くだろうと

  わたしは今日まで生きてみました
  時にはだれかをあざ笑って
  時にはだれかにおびやかされて
  わたしは今日まで生きてみました
  そして今 わたしは思っています
  明日からも
  こうして生きて行くだろうと


  わたしには わたしの生き方がある
  それはおそらく自分というものを
  知ることから始まるものでしょう

  けれど それにしたって
  どこで どう変わってしまうか
  そうです わからないまま生きてゆく
  明日からの そんなわたしです

       (今日までそして明日から 抜粋 吉田拓郎)


「その詩は出口なし、逃げ道なし、追いつめられたわたしのこころにも染みいってきたのです。
彼は生きてきた、と言い切るのでなく、生きてみました、と書いている。
裏切られたわたしだけでなく、あざ笑った自分を素直に晒している。
人生を積み重ねなければ、それはなかなかもちえぬ視線です。
番組を見終わったわたしはレコード店に走り、その曲の記録されたDVDを買い求め、歌詞をメールに添付して送りました。」(和子)


彼女は その後の講演会場で ドクターや会場に集まった人たちと一緒に、この歌を何回も合唱しました。

「そのとき ずっと続いていた強烈な痛みが不思議と消えたのです・・・」(和子)

こころをうつ言葉は理屈なくこころにエネルギーをふきこんでくれます

あるがままに自分を見つめで作った歌に人は共感をもつものです。

自分の気持ちを代弁するような拓郎の歌に、和子さんのこころと身体の緊張は、見る見るうちに解かれ、ホッと軽くなったのでしょう。

人の最期、病気を癒すのは、科学的な医療ではない、分かり合える温いこころだと思います。

和子さんの最期は、信頼できるドクターと仲間に囲まれて、幸せだったと信じてやみません。


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