ある司法書士の修行時代

司法書士の修行の日々に思う徒然事

同級生

2005-01-16 21:09:18 | 徒然
昨日は気が滅入って滅入って仕方なかった。「無念」で書いたけど、
要するに僕が大学中退後鬱に籠って無駄にした10年間と
大学を中退したことそのものが絡まりあった複合的な事実が
僕から奪った可能性を嫌というほど痛感したからだ。
それがフラッシュバックのように襲ってきてどうも辛くて仕方がなった。

それで自虐的な気分に陥ってかつての同級生は
今何をしているのだろう、と名前を入れてネットで検索してみた。
ところが、苗字は覚えてても名前を思い出せなったりしてあんまり検索できなかった。

IT系企業の代表取締役になってるやつ、NHKを退社して大学院で修士終えて
私大の講師しているやつ、京大院で博士課程終えて東大で講師しているやつ、
まあ、色々いた。

そんな中、ふと中学時代の同級だった足立力也のことを思い出した。
参院選に立候補してた人の中に同姓同名の人がいたんで、
テレビの政見放送のとき注意してみていたのだが、
中学の時とイメージが全く違ってて見分けがつかなかった。
で、選挙が終わるとそのまま彼のことを忘れていたのだが、

ふと思い出して、検索してみるとこのHPにたどり着いた。
やはり彼だった。足立力也、間違いない。
イメチェンしてても面影がはっきりで妙に懐かしかった。
福岡のことは記憶の片隅の奥の奥に埋没していたけど、
まだ人生に対して肯定的だった中学時代の日々が鮮烈に蘇った。
で、懐かしさに任せてメールを書いてみた。
覚えているだろうか、という気持ちより、迷惑かな、という気持ちの方が強かったが、
郷愁がどうしようもなく溢れてきて返事は来ないのを覚悟でメールを書いた。

すると研修から帰ってチェックしてみると、彼からのメールが来ていた。
よく分からないが、博士課程を修了してるみたいなんで、博士だ。
その博士のメールの文体からは全く昔と変わらない彼が伝わってきた。
何の仕事しているのかさっぱり分からないけど、ただ嬉しかった。

持つべきものは友

とはよく言ったものだ。
その時、初めて福岡に帰りたいな、と思った。
福岡を去って16年か…司法書士は東京で開業したいと思ってたが、
福岡に帰って開業することに強烈な魅力を感じた。僕の故郷は福岡だったんだ、
今まで気づかなかったそんな当たり前のことに気づくことの多くなった今日この頃です。