５１のコトバ

２００８１２月号の「Sportiva」はイチロー特集だ。

イチローのインタビュー、城島、張本の話と
面白い記事で埋め尽くされている。

８年連続２００本安打、張本の記録迄あと２本...
今季はメジャーリーグで最多安打数を記録...

沈黙を破って今シーズン前にNHKの番組内で、自分に
更にプレッシャーをかけた男が、昨年よりも

余裕をもってクリアする姿に、私は驚愕と感動を
おぼえた。

恐るべしイチロー...しかし本人のインタビュー内の
言葉に更に驚かせられる。

「去年より強くなったみたいなことを言うアスリートが
いるじゃないですか。ああいうの本当にうらやましい...」

アスリートの寿命は短いし、トップとして頭角を現して
からは更に短いが、若い時期から記録をつくり続け、
これからも可能性のある彼にとって、そんな単純な話では
無いのかもしれない。

常に闘ってる。

それは「重圧について」の質問の答えにもあらわれ
「わかってほしいなんて、さらさら思っていませんよ」。

とあっさりと言ってみせる...（笑）。

あの精神状態を理解して、イチローの立場になって
話を出来る人なんて、そうは居ない...当然だ。

だから「王」に対する敬意は半端では無い。

若干３２歳の見える世界は、果てしなく大きくそして
発言も重い。

人は年齢じゃない。

発言は経験に比例する...つくづくそう思わされた。