みかんのかわ Blog Ver.

某仲卸の最先端花情報メールマガジンの連載企画がブログにバージョンアップ(?)。
スポーツネタを中心に花仕事を掲載!

essentia

2010-01-17 09:11:08 | Private news
ここ何年かずっと頭につかえていたことがある。

花の世界に入って20年。独立して10年。
花の存在について考えていた。

花が必要とされるわけや、フローリストの存在。
日本の中で花がどういうふうに時代と関わって来たのか?

デザインの進化。海外と日本の関係。
いけばな 華道が歴史とともにどう変化してきたのか?

そしてこれからの花業界。
花はこれからも必要とされるのか?何が花にはあるのか?

そして一昨年一つの答えに辿り着いた。

「本質 essentia」 「花の本質」という言葉だった。

wikiから本質とは?を抜粋すると
「あるものがそのものであると云いうるために最低限持たなければ
いけない性質をいう。
もしくはそうした性質からなる理念的な実体をいう場合もある。
或る存在を必然的にその存在として規定する内実がその本質である」
とある。

難しく考えるとわけがわからなくなるが、前回の記事の「芽だし球根」
を例にすると非常にわかりやすい。

私が、レッスンの中で「テーブルガーデン」をおこなったのは
「本質」を探るためだった。

人の想像を越える、成長。香り。
生きる為の植物の活動。

そしてそれこそが人間に与える
「感動」であり花が必要とされる理由だと思う。

20年この世界にいても、花は自分のイメージを遥かに
こえていく。

花業界の未来への鍵は「本質」を理解することにある
と思う。

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