大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2019年6月14日追浜道場

2019年06月15日 | 追浜道場

押忍。追浜道場所属の田高です。

正確な人数は数えていませんが、一般部は普段よりもメンバーが多かった気がします。

本日は私が遅れての参加でしたので、参加した後半の稽古内容を書き記します。

流れとしては、前蹴りキャッチ、掛け受け、下段蹴りキャッチ、自由組手、自由稽古でした。

 

 前蹴りキャッチ  

対人で前蹴りを蹴ってもらい、それをキャッチして受け流して反撃に繋げる練習でした。右の前蹴りを蹴ってもらったら、左の手で掬うようにキャッチします。その際のポイントは以下の通りです。

・前蹴りを蹴らせて、相手が足を引くタイミングでキャッチする

蹴り終わった足が戻るタイミングで相手の踵の上の部分(アキレス腱側の窪んでいるところ)に引っ掛けます。(引っ掛ける手は中指を意識するといい塩梅で引っ掛かります。)

 ・左手でキャッチするときは必ず右手を相手の足の上に添える

蹴り足をキャッチするときは相手に近い位置にいます。中段だと思ったら上段の蹴りだった場合に顔面に当たらないようにするため必要です。

・攻撃に転じる際にキャッチした足を流す  

攻撃に転じる際に、相手の足を持ったままでは邪魔になりますし、そのまま蹴りを腹に押し込まれる恐れがあります。左手でキャッチした相手の足を(自分から見て)右方向に放り投げます。そうすると相手の体は横になり、崩しやすくなります。

 

  リーチが長く、前蹴りを多く打つ選手と対戦すると、なかなか自分の間合いに詰められないことがありますが、この前蹴りキャッチを用いれば、すぐに間合いを詰め、攻撃に転じることができると思います。繰り返し練習してタイミングをつかめるようにします。

 

 

②掛け受け

対人で前蹴りに対する掛け受けと廻蹴りに対する掛け受け、攻撃に繋げる練習をしました。前蹴りの掛け受けは①とは反対の手でキャッチします。廻蹴りに対する掛け受けのポイントは以下の通りです。

・威力を殺せる位置に回り込んで受ける

右の蹴りに対して、左腕1本で受けることになるので、威力を殺せる方向に回り込んでから受けます。

・蹴りを落としながら回す

受けた左腕を沿わせるように受けた蹴りを右手で落としながら自分の体の前を通します。

 

 

③下段蹴りキャッチ

対人で下段廻蹴りをキャッチする練習をしました。ポイントは以下の通りです。

・蹴った足が戻るタイミングでキャッチする

足を蹴らせて、引くタイミング(腿に当たって跳ねるとき)でキャッチします。

・キャッチする素振りを見せない

下段蹴りのキャッチを察せられてしまうと、ハイキックで狙い打ちされやすくなります。

 

 中学生の時に久里浜に出稽古に行ったときに、G藤さんにこの技で繰り返し投げ飛ばされたことを思い出しました。ミドル蹴っても、ロー蹴ってもキャッチされて絶望的でした…。

 

 

④自由組手

 足のサポーターを付けずに組手をしました。サポーターがないと、普段脛の内側で蹴れているのかよくわかります。今日の技術練習で習った技を出そうと試しても、なかなか使えないものです。反復が必要だと思い知らされます。

 

⑤自由稽古

 私は小林さんに相手をしてもらい、蹴り無し(膝蹴りを除く)のルールで組手をしました。接近戦での攻防、道着を掴んでの打撃を意識しました。階級が上の相手とやると、力任せの崩しが通用しないので、崩しのタイミング、方向が正しいのかよくわかります。たくさん打ち、打たれました。小林さん、ありがとうございました!

 

 

最近は道場内に蚊が多く、喰われそうになると稽古に集中できないのでハッカ油を薄めたものか虫除けスプレーを塗りながら稽古しています。ハッカ油はヒンヤリするのでお勧めです。

 68日に行われた黒帯会の内容の執筆も出来たら…と依頼を頂いたのですが、自由稽古の時間に脳天に頂いた三木さんの肘打ちと、その後の飲み会でスッカリ飛んでしまいました。スミマセン・・・。楽しかったのは覚えているのですが・・・。