中国国際航空は昨春より同社最新鋭のA330-300型機において初のプレミアムエコノミークラスを導入した。
今回、上海から鄭州へ帰るにあたって、わざわざ北京経由にしたのは国航が鄭州へは北京と成都からしか就航していないからだが、その2都市から北京を選んだのはプレミアムエコノミーが設定されている便があるからである。
なお同型機にはファーストクラス体験のために一度北京→広州で乗っている
今回乗るのは12:55上海虹橋発のCA1520便。北京までは所要時間約2時間だ。
虹橋空港へは地下鉄2号線で向かったが、トラブルで空港まで行くはずだった電車が淞虹路で運行打ち切り。当然次の電車はもともと淞虹路止まりだからさらに待つことになり、結局空港には1時間15分前到着となった。まずは到着ロビーのCtripカウンターへ行って、航空券代金の支払いとEチケット控えの受け取りを済ませる。
プレミアムエコノミー最初の特典は、搭乗手続きをビジネスクラスカウンターでできることだ。まあビジネス・ファースト・ゴールド会員は兼用なことが多いので、ファーストクラスのカウンターでのチェックインとなる。席は最前列の通路側だった。
セキュリティーチェックを済ませターミナル内をふらつく。すでに飛行機は来ているので定刻通りのようだ。隣には海南航空のA340-600がいた。海南航空のA340-600は香港のキャセイパシフィック航空から押し付けられた譲渡された機材である。現在運用されている旅客機としては世界最長の機材だそうだ。
しかし大型機が多い。やはりB737やA320などのナローボディ機ばかりの鄭州空港とは大違いだ。
時間通り30分前に搭乗が開始された。乗り込み席に着く。
プレミアムエコノミークラスは、シート自体はエコノミーと大差ない。以前、ANAのプレミアムエコノミークラスに乗ったことがあるが、あちらは中国国内線ナローボディ機のファーストクラス並みのレベルだった。
強いて違いを挙げればヘッドレストと個人テレビがあることくらいだろう。また2席ごとに電源コンセントが設置されている。
そしてシートピッチが広い。2列目以降はあまり広いとも思えないのだが、1列目に関してはとにかく広い。自分の足が短いといっても、まっすぐ伸ばしてまだ20センチは余裕がある。これだと長距離利用時は楽だ。
席に座って後部のエコノミークラスへ向かう客の搭乗券を見ていると、正規運賃であることを示すブッキングクラス「Y」の人が多い。自分と同じ料金で普通のエコノミーというのもかわいそうな話だな。
なお週末の北京上海はやはり需要が多く、週の後半になると正規運賃のみでプレミアムエコノミーが売り切れている便も多い。自分も本当は北京での乗り継ぎ時間の都合上、次のA330-300型機運航便にしたかったのだが、そちらは金曜午前に予約しようとした時点ですでにエコノミー正規かファーストクラスしかなかったのだった。
乗客の搭乗は順調に進み、定刻5分前にドアクローズとなった。しかし虹橋空港は混雑しておりなかなか出発できない。機内放送でも「管制塔からの指示待ち」という案内が入った。
結局、定刻より20分遅れて動き出し、13:25離陸したのだった。でもひどい時は数時間単位で遅れるのがよくあるのを思えばどうということはない。何よりシートピッチが広いし。
シートベルトサインが消えてからテレビを引き出した。2列目以降は前のシートの背面にあるが、最前列だと肘掛けに収納となっている。
システム自体は先日北京→広州で乗った同型機のファーストクラスと同じだった。言語選択が中英仏3か国語なのも同じ。ただしコントローラーは簡略化されている。
何気にタッチパネル式である。映画や音楽、ゲーム、機外カメラなどがあるが、映画などは大したものがないし、機外カメラは薄曇りで何も見えないので、ずっと航路図にしておいた。
しばらくして機内食の配布が始まる。豚肉ごはん・鶏肉麺の選択で豚肉をチョイス。
豚肉料理は魚香肉絲でなかなかおいしかった。国航のエコノミーでは珍しく果物(と言ってもスイカだけだが)とデザート(ヨーグルト)が付いていたが、プレミアムエコノミークラスはファーストと同じ果物盛り合わせが提供されるのであまり意味がない。
ちなみに海南航空だとエコノミーでも普通にデザートがついている。こういうところで旧民航系会社とそうでない会社の違いが出ますな。
あとは特にすることもなく適当にすごし、15時過ぎに北京首都国際空港へ到着したのだった。
A330-300ファーストクラス搭乗記でも書いたが、プレミアムエコノミークラスが設定されたA330-300型機は二十数機が導入予定だが、まだ数が少ない。基本的には北京~上海、北京~広州、北京~深圳の3路線の更に一部の便のみなっている。
なのでこの3路線を利用する際は、時間の制約がなく、なおかつあまり安い運賃がなければA330-300運航便のプレミアムエコノミークラスを選ぶことをお勧めする。ただし突然の機材変更でエコノミーに変わることもあるので注意が必要だ。
北京到着後は乗り継ぎで5時間待ちとなる。スタバ、バーガーキング、無線ランでインターネットと暇をつぶし最終のCA便で鄭州へ。飛行時間1時間ほどだが、よく短距離線や食事時以外に出る完全中華テイストのハンバーガーもどきが軽食として出た。今回も完食できず。ちなみに中国人ですら残す代物である。
離陸に30分以上かかったため鄭州到着は22:30。バス、タクシーと乗り継いで、日付が変わる10分前に家へたどり着いたのだった。
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今回、上海から鄭州へ帰るにあたって、わざわざ北京経由にしたのは国航が鄭州へは北京と成都からしか就航していないからだが、その2都市から北京を選んだのはプレミアムエコノミーが設定されている便があるからである。
なお同型機にはファーストクラス体験のために一度北京→広州で乗っている
今回乗るのは12:55上海虹橋発のCA1520便。北京までは所要時間約2時間だ。
虹橋空港へは地下鉄2号線で向かったが、トラブルで空港まで行くはずだった電車が淞虹路で運行打ち切り。当然次の電車はもともと淞虹路止まりだからさらに待つことになり、結局空港には1時間15分前到着となった。まずは到着ロビーのCtripカウンターへ行って、航空券代金の支払いとEチケット控えの受け取りを済ませる。
プレミアムエコノミー最初の特典は、搭乗手続きをビジネスクラスカウンターでできることだ。まあビジネス・ファースト・ゴールド会員は兼用なことが多いので、ファーストクラスのカウンターでのチェックインとなる。席は最前列の通路側だった。
セキュリティーチェックを済ませターミナル内をふらつく。すでに飛行機は来ているので定刻通りのようだ。隣には海南航空のA340-600がいた。海南航空のA340-600は香港のキャセイパシフィック航空から
しかし大型機が多い。やはりB737やA320などのナローボディ機ばかりの鄭州空港とは大違いだ。
時間通り30分前に搭乗が開始された。乗り込み席に着く。
プレミアムエコノミークラスは、シート自体はエコノミーと大差ない。以前、ANAのプレミアムエコノミークラスに乗ったことがあるが、あちらは中国国内線ナローボディ機のファーストクラス並みのレベルだった。
強いて違いを挙げればヘッドレストと個人テレビがあることくらいだろう。また2席ごとに電源コンセントが設置されている。
そしてシートピッチが広い。2列目以降はあまり広いとも思えないのだが、1列目に関してはとにかく広い。自分の足が短いといっても、まっすぐ伸ばしてまだ20センチは余裕がある。これだと長距離利用時は楽だ。
席に座って後部のエコノミークラスへ向かう客の搭乗券を見ていると、正規運賃であることを示すブッキングクラス「Y」の人が多い。自分と同じ料金で普通のエコノミーというのもかわいそうな話だな。
なお週末の北京上海はやはり需要が多く、週の後半になると正規運賃のみでプレミアムエコノミーが売り切れている便も多い。自分も本当は北京での乗り継ぎ時間の都合上、次のA330-300型機運航便にしたかったのだが、そちらは金曜午前に予約しようとした時点ですでにエコノミー正規かファーストクラスしかなかったのだった。
乗客の搭乗は順調に進み、定刻5分前にドアクローズとなった。しかし虹橋空港は混雑しておりなかなか出発できない。機内放送でも「管制塔からの指示待ち」という案内が入った。
結局、定刻より20分遅れて動き出し、13:25離陸したのだった。でもひどい時は数時間単位で遅れるのがよくあるのを思えばどうということはない。何よりシートピッチが広いし。
シートベルトサインが消えてからテレビを引き出した。2列目以降は前のシートの背面にあるが、最前列だと肘掛けに収納となっている。
システム自体は先日北京→広州で乗った同型機のファーストクラスと同じだった。言語選択が中英仏3か国語なのも同じ。ただしコントローラーは簡略化されている。
何気にタッチパネル式である。映画や音楽、ゲーム、機外カメラなどがあるが、映画などは大したものがないし、機外カメラは薄曇りで何も見えないので、ずっと航路図にしておいた。
しばらくして機内食の配布が始まる。豚肉ごはん・鶏肉麺の選択で豚肉をチョイス。
豚肉料理は魚香肉絲でなかなかおいしかった。国航のエコノミーでは珍しく果物(と言ってもスイカだけだが)とデザート(ヨーグルト)が付いていたが、プレミアムエコノミークラスはファーストと同じ果物盛り合わせが提供されるのであまり意味がない。
ちなみに海南航空だとエコノミーでも普通にデザートがついている。こういうところで旧民航系会社とそうでない会社の違いが出ますな。
あとは特にすることもなく適当にすごし、15時過ぎに北京首都国際空港へ到着したのだった。
A330-300ファーストクラス搭乗記でも書いたが、プレミアムエコノミークラスが設定されたA330-300型機は二十数機が導入予定だが、まだ数が少ない。基本的には北京~上海、北京~広州、北京~深圳の3路線の更に一部の便のみなっている。
なのでこの3路線を利用する際は、時間の制約がなく、なおかつあまり安い運賃がなければA330-300運航便のプレミアムエコノミークラスを選ぶことをお勧めする。ただし突然の機材変更でエコノミーに変わることもあるので注意が必要だ。
北京到着後は乗り継ぎで5時間待ちとなる。スタバ、バーガーキング、無線ランでインターネットと暇をつぶし最終のCA便で鄭州へ。飛行時間1時間ほどだが、よく短距離線や食事時以外に出る完全中華テイストのハンバーガーもどきが軽食として出た。今回も完食できず。ちなみに中国人ですら残す代物である。
離陸に30分以上かかったため鄭州到着は22:30。バス、タクシーと乗り継いで、日付が変わる10分前に家へたどり着いたのだった。
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