鄭州鉄道日記

河南省鄭州市で働いています。中国鉄道交通の要衝であるこの街から、中国の鉄道の情報を発信していければと思います。

07年 初乗り

2007年01月26日 23時52分15秒 | 中国鉄路
「ピンポーン:各位旅客請注意。開往連雲港方向的2526次列車現在開始検票。買好2526次車票的旅客、請到第7・第8候車室検票進站、12号站台上車」

いつもの構内放送とともに興奮した硬座・無座の客が改札口に殺到する。そう連雲港行き2526次普快の改札が今まさに始まったのだ。


今日はバイトの研修と称して、江蘇省の鎮江に日帰りで行って来ました。現地での詳しい内容は後日改めてアップするとして、今日は今年の中国鉄路初乗りとなった2526次の事を書きます。

今回乗車する2526次普快は上海と江蘇省連雲港を結ぶ中距離列車だ。結構変わったダイヤになっていて、連雲港→上海は夕発朝着の夜行で、上海→連雲港は朝発夜着の昼行列車なのだ。でも使用編成は同じなので硬座・硬臥・軟臥・食堂車の長距離列車編成になっている。車両は空調快速・空調普快では一般的な25G型、だが結構くたびれている。所属は済南鉄路局徐州客運段だ。
今回は乗車距離約250キロなので当然硬座となる。改札を抜け乗車するとすでに無座の客でいっぱい。まずは自分達の席に座った無座の客をどかす事から始める。


6時54分、4分遅れで上海駅を発車。とりあえずは加速し西を目指す。だが20分ほど走ったところで黄渡に臨時停車。まずは銅陵行きの特快に追い抜かれる。
ついで最初の停車駅昆山で西寧行き快速に抜かれる。昆山・蘇州・無錫と停車するうちに次第に無座の客が増加。特に無錫でどっと増えた気がする。乗車率は180%と行ったところか。2人掛け席が3人掛けになり、3人掛け席が4人掛けになる
硬座の場合、指定の有り無しを問わず短距離利用客も多い。常州を出た辺りでは既に周りの顔ぶれは完全に入れ替わっていた。つまり乗降客も多いわけだが乗降可能な扉は1両に1つなので、時間が掛かる。みるみるうちに遅れがひどくなっていった。

約30分遅れで丹陽に到着。ここで上海8時30分・37分発の南京行き最速列車2本に抜かれる。だがあまりにも遅れが酷かったせいか、臨時に停車時間を延長し、本来なら抜かれないはずの上海7時55分発の南京西行き特快に追い越される。
「あれで行けば早く、快適に着いたのに・・・」と言いたいところだが、長距離の硬座を体験するというのも非常に重要な事なので心の中にしまい込む。

ようやく丹陽を発車。結局50分近く遅れて鎮江に到着。現地ドライバーの人と合流し船山に向かった。

長距離の硬座は色々と香ばしい状況で面白いですが、好き好んで乗りたい物ではありませんな。じゃあ今度は1462次の硬座で88元北京行き・・・


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