卒業式

2023-03-08 20:20:53 | 日記

Uさん、こんばんは。

 

子供が高校を卒業します。

いや、正確には「しました。」ですね。

今日がその日でした。

 

使い古された表現ですけれど、まぁあっという間の3年間でした。

3年前のことを比較的良く覚えていますから、事実そう感じます。

 

それは地元中学の卒業式の事です。

その頃、既にコロナウィルス感染症の蔓延は始まっており、日本各地の学校で、卒業式の中止や入学式の中止が相次いでいました。

※そういえば感染の波;第1波の要因となったのがこの年の3月末の3連休

実は自分も伊豆旅行をしていたのです。後から考えるとゾッとします。

 

子供が通っていた中学校では、幸いなことに、限定的ではありますが、何とか卒業式は挙行されました。

が、やはり屋内(体育館)の式典における父兄参加は見送られました。

 

その代わり、学校側の計らいによって、式後の校庭での自由交流が認められ、多くの保護者や生徒たち同志が、卒業のその最後のひと時に、喜びと悲しみを分かち合いました。

 

子供たちことを考えますと、当時の学校関係者の尽力、懸命な判断に改めて敬意を持たずにはいられません。

実に幸いなことでした。

 

そして学校に行事において親が持っていくものとしては、当然写真機、ビデオカメラです。

記憶違いかもしれませんが、当時は今ほどスマートフォン一辺倒ではなかった気がします。

デジタルカメラや家庭用ビデオカメラを持ってきた人がそれなりにいたと思います。

 

自分はと言いますと、その頃まだ持っていたEOS 6DにEF24-105f3.5-4.5のセットを肩に掛け、なおかつ動画撮影用にビデオカメラも携行するという、ちょと大げさな王道スタイルで進軍です。

 

それで、何故その判断になったか判然しないのですけれど、そのビデオカメラはCanonのIXY DV M5というミニDVカメラなのです。

もう何年も使っていなかったのに、何故か急にそれを引っ張り出してきて学校に持っていくことにしたのです。

 

ビデオカメラならば、PanasonicのFHD撮影できるSDカードビデオカメラも持っていました。

この機器に不具合はありません。

 

にも拘らず、わざわざミニDVテープという、旧様式のメディアを使ったカメラを持って行って動画撮影をするという、摩訶不思議な挙に出ています。

一応、事前に動作確認をしたうえで持ち込みましたから、きちんと撮影は出来ています。

 

ただですね、テープというメディアの性質上、レビューが面倒くさいということもあり、撮影した後は見返すこともせずそのままです。

良くありませんね。

 

そしてEOS 6Dです。

その頃はバッテリーグリップもくっつけていました。

 

そうなると大振りな35ミリフルフレーム機です。

普通の人から見たらかなり大げさなものに見えていたたかもしれません。

 

そのデカいのを振り回すように、カシャンコン・カシャンコンとシャッターを切りました。

その感覚がまだこの手に残っているかのようです。

 

こんなことがありましたから、3年前の卒業式はハッキリ覚えていて、3年後の今日の対比が明瞭に感じられます。

 

そして今日のカメラは、PanasonicのGX7mk2と、SONYのαNEX-7の2機種です。

1台だと不安ですし、それぞれの機種の良さがありますから、フォーマットもメーカーも違いますが2刀流です。

3年前のデジタル一眼レフから、今回はミラーレスカメラというフェーズの変化もありました。

 

それと今回はほぼ静止画を撮影しませんでした。

ムービー主軸というのは初めてのことです。

 

スティルから入った人間ですから、これにはちょっと不安があります。

ですけれど、後から見返してみると、やはり動画の方に記録力の強さを感じます。

家族もムービーの方を喜びますから、これで良いです。

 

撮影途中、メディアが一杯になったり、バッテリー交換が必要になったりして2台を交互に使いました。

このため、動画が途切れ途切れに、それぞれのカメラ内に格納されることになります。

最後はPC上で一つのフォルダに落とし込みますから、気にはしません。

 

式は凡そ通常どおりに挙行されました。

ただ、校歌斉唱などは取りやめられ、飛沫防止の観点から歌唱入りの音楽を館内に流したりしています。

 

こういう時は、他の人がどんな機材を持ち込んでいるのかが気になります。

デジタルカメラ持参の方はほぼ見ません。自分だけだったもしれません。

 

大半がスマートフォンです。

ただ、そのスマートフォンですら撮影に使っていないという人も可成り見受けられました。

 

中学校と高校生では親の気持ちも違ってくるのでしょうか。

記録はもういいから、記憶に残そうと。

 

そう、確認できる限り、ビデオカメラを持ち込んだ方はおひとりだけでした。

Canonが家庭用ビデオカメラを止めてしまうのも無理もありません。

 

館内に時折デジタル一眼レフのシャッター音が鳴り響きます。

どうやら業者による公式行事撮影だったようです。

 

ピント合焦時の電子音まで出していました。

それは駄目でしょう。プロとして失格ですね。

 

    *          *         *

 

式自体は、1時間半ほど終わりました。

子供たちは式後の色々な段取り・都合があるようで、そのまま学校に居残ります。

だから子供とは一緒に下校せず親だけが先に帰りました。

 

3年前、この子の高校入学式はありませんでした。

行事も親参加は控えるような申し入れが続いていました。

 

だから、自分が学校に来たのが今回が初めてです。

最初で最後の学校訪問が、卒業式だったということになります。

 

意外ですけれど、娘も父親が式に来てくれたことが嬉しかったような感じを受けました。

記念撮影もサラッとOKしてくれました。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

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