スピーカーボードを改良しました

2022-09-23 10:50:05 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

スピーカーTANNOY Saturn S6は、ボードの上にオーディオテクニカのインシュレーターを介して設置しています。

 

部屋はフローリングです。

しかし、カーペット敷になっており、直接スピーカーは設置できません。

 

重量のあるものは良いでしょう。

が、軽量のSaturn S6では安定しませんから、ボードを使っています。

 

このボードは、高額なオーディオ専用品ではありません。

ホームセンターに売っている化粧板を適当な大きさに切ったものです。

 

廉価なボードとしては、ほかに人工大理石(コーリアンボード)が挙げられます。

が、不要になった時の処分性に難があることから、”人大”は見送りました。

 

化粧板は、カラーボックスのように太鼓(空洞)ではなく、中までちゃんと木材が詰まっています。

MDFやパーティクルボードのように粗密ではありませんから、しっかりスピーカーを支えることができます。

 

厚みは15㎜ほどです。

これを今までは片方のスピーカーに1枚使っていました。

 

これですと、やはり低音の出るSaturn S6を受け止め切れていない感じです。

床に振動が伝わりますし、スピーカー間にあるアンプもすこし響きが伝わります。

 

そこで、同じ化粧板を2枚重ねることにしました。

一枚板の上のSaturnS6です。

スピーカー下には、インシュレーターを置いています。

化粧板の間には、振動吸収と板の接合機能を兼ねて、耐震ジェルマットを入れます。

1セット1300円です。100均ショップにも似たようなものが売られています。

高くはなりますが、性能を考えてホームセンターで売っているものにしました。

 

4角と真ん中に2つ貼り付けます。

板を重ねます。

スピーカーの下に置きました。

視聴します。

 

低音の響き(出)が悪くなりました。

スムースに音が出ていないかのようです。

 

低音が抑えられた分、中高音が少し目立つようになりました。

何故か濁りも感じられます。

 

TANNOYは、箱鳴りを利用して響きを良くしているようなところがあります。

SaturnS6もキャビネットは堅固なほうではありませんから、それなりに箱に振動が伝わっています。

 

その響きを殺したのだから、不自然な鳴りになったのでしょうか。

それとも単に耳が慣れていないだけなのか。

 

音が変わってしまいましたが、元には戻しません。

ジェルでくっついてしまって剥がすのも面倒ですし。

 

耳が慣れるのを待ちます。

慣れれば悪い音ではないでしょう。

 

ボードのコストは、片側3000円弱です。

費用のかけ方からすれば、効果はこんなものでしょう。

 

ではこれで失礼します。