【160】海住山寺 京都加茂
住所 相楽郡加茂町大字例幣小字海住山20
宗派 真言宗智山派
山号 補陀洛山
開山 良弁
本尊 十一面観音菩薩
国宝 五重塔
重文 文殊堂 法華経曼陀羅図 木造十一面観音立像 2躯
聖武天皇の勅願により良弁を開山として藤尾山観音寺という寺号で、十一面観世音菩薩を安置し創建された。その後全山焼失し、笠置寺の貞慶により中興され補陀洛山海住山寺となった。興福寺の法相宗の支配下にあったが真言宗に転じている。
木津川の対岸に笠置の山があり、小倉百人一首に「みかの原わきて流るる泉川、いつみきとてか恋いしかるらむ」と歌われているみかの原を見下ろす小高い山の中腹に海住山寺があります。十一面観世音菩薩は2躯あり、本尊十一面観世音菩薩は、湖北の観音さんみたいな鼻の低いぽっちゃり型の寸胴型でした。もう一体の十一面観世音菩薩は、格好いい美しい顔立ちの4頭身の可愛い観音さんです。奈良国立博物館へ委託されておりここでは見ることが出来ません。国宝の五重塔の中に安置されていたものだそうです。
本堂
唐獅子
国宝 五重塔