【284】屋島寺(千光院)第八十四番
住所 高松市屋島東町屋島山
宗派 真言宗御室派
山号 南面山
開山 鑑真和尚
本尊 十一面観世音菩薩
重文 木造十一面千手観音坐像
唐から来日した鑑真和上が屋島沖を通ると屋島の山上に瑞光が見えたので船をとめて屋島の北嶺に登り、仏像や経典を納めて開基したのがはじまりです。その後、和上の弟子恵雲師が堂宇を建て初代の住職となった。弘法大師が瑳峨天皇の勅願により北嶺にあった伽藍を南嶺に移し、十一面観音菩薩像を刻んで本尊とし真言宗となった。
本堂、大師堂、三体堂、熊野権現社、蓑山大明神社などの諸堂が並び、源平の古戦場としての観光地にありお遍路さんより観光客の方が多いお寺です。平家供養の鐘、書院庭園の雪の庭、弘法大師ゆかりの瑠璃宝池などもあります。眼下に壇ノ浦古戦場があり、対岸に五剣山の八栗寺が見えます。
1998.08.20
2020.12.24