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【003】東寺(教王護国寺) 南区

2008年07月22日 | 【 京都の古刹 】

【003】東寺(教王護国寺)

住所  京都市南区九条通1
宗派  真言宗東寺派本山
山号  八幡山
開山  伝教大師
本尊  大日如来・薬師三尊

国宝  金堂、大師堂、五重塔、蓮花門 木造五大明王像
    木造五大菩薩坐像 木造梵天坐像 木造帝釈天半跏像
    木造四天王立像など多数
重文  講堂、宝蔵、五重小塔、慶賀門 灌頂院、北大門、北総門、    東大門、南大門 木造大日如来坐像 木造宝生如来坐像     木造阿弥陀如来坐像 木造不空成就如来坐像
    木造薬師如来坐像 木造日光・月光菩薩立像
    木造千手観音立像など多数

 元々東寺は伝教大師(最澄)が開いた寺でありましたが、弘法大師を京に招くため天皇が東寺をあたえたと聞きます。つまり、頭も良くエリートだった最澄よりも、超能力的な真言密教を持ち帰った空海を嵯峨天皇が恐れた(期待した)と言うことですか。
 講堂内には、西側に五大明王(不動、降三世、軍茶利、大威徳、金剛夜叉)、東側に五大菩薩、中央に真言宗の主尊である大日如来、その四方に如来を配して立体曼荼羅をなしています。五大明王は、本来、真言宗の寺院にしかないのです。不動明王は胎蔵界曼荼羅の大日如来の輪身ですし、空海の師恵果の頃に五大明王が作られたのですから当然持ち帰ってきたに違いないのです。
 五重塔にも曼荼羅が描かれてあり、心柱が大日如来と言われています。金堂には、薬師三尊が安置されています。しかし、講堂の迫力からすると見劣りします。それだけ講堂の立体曼荼羅はすごいの一語だと言うことです。観智院には宮本武蔵が書いたとする水墨画があるらしいが見たことがない。だが、観智院のすぐ北に梅小路の機関車操車場があります。私など涙が出てきます。昔を思い出して。是非、立ち寄って見てください。

 余談ですが、真言宗の仏壇は、中央に大日如来、脇に不動明王、弘法大師ですが、四国では中央が弘法大師です。また、空海が日本に帰ってきたのは、五島福江島です。そこで、どうしたものかと思案していると明星が降りてきて全国に真言を広め救いの道を開くのだと言われ後、太宰府観世音寺にうつられたらしい。この明星院が五島藩主の祈祷寺であったため庶民はキリスト教に帰依している。

  
観智院 
 
毘沙門天

(西国愛染御詠歌)

身は高野 こころは東寺 おさめおく 大師の誓い あらたかなりけり

 


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