ロマンチェストに恋して

幕末~明治の歴史ファンの雑記。

日記の他、旅行で見つけた面白いものなんかを載せています。

IZO映画DVDみました

2005年02月19日 18時16分08秒 | 映画
ついこの間、IZOなる映画があったのを知ってDVDを借りてきました。
(http://www.izo-movie.com)
あらすじは、刑場の露と消えたはずの以蔵が、現代のホームレスに魂が乗り移って(?)復活。かつて以蔵に縁があったものが現れるが、それらを斬って進むIZO。目指すは時空を管理する「貴族院」。時空の狭間を行き来しながら、「貴族院」の差し向ける追っ手を、斬って斬って斬り進む以蔵。その目指すものは?
といった感じで、詳細は公式サイトを見て欲しいのですが、もう、物凄い豪華キャスト!
監督は三池崇史!主演は中山一也。

これは、もう、B級ホラーアクションだと思ったんだけど…
あら、まあなんと、不条理映画でした。
いや、もうB級好きなんでこのとんでも設定が間違いなく!と勝手に思い込んでいただけなんだけど。BGMがロックでなくフォークということで気づけばよかったよ!外国の映画祭に出てるあたりでも気づけただろうに。

 ま、それはともかく、この、IZOのいいところっていうのが、それほどは強くないところ。
もう、とんでもない刺客が次々来るんだけど、それを最初から次々倒していくんだけど、全くの無傷じゃないのよね。斬られて撃たれて倒れて、血塗れになって血を吐きながら進んでいく。意味のない場所に意味を探しに。そこが、とても以蔵らしい気がするのですよ!
 非情で鬼とか言われていて事実この映画の中ではその通りなんだけど、そりゃ、江戸時代の街中を歩いていていきなり機動隊に襲われたり、現代の街中で御用提灯持った侍に追い掛け回されれば狂っていくよね!ビジネス街では「IZO様!」とスーツ着たビジネスマンが揃って土下座するのには驚いたなあ。だって以蔵に敬語、以蔵様ですよ?その割には廊下で教師とすれ違う時に思わず会釈しちゃうIZO・・・。
 とんでもない設定だし、話なんだけどある意味何かすごく以蔵らしいものが含まれている気がする。

でね。
すっごく、見た甲斐あった~~というのが、美木良介の武市!格好イイ~~!!
あの土佐弁!IZOに対する態度!悪役(?)みたいなものなんだけど、もう、なんつうかいい。凄くいい。偉そう、本当に偉そうで格好いい。あの、土佐弁が凄くいい。
特に、雨の中、IZOが武市に土下座してるシーンとか、武市先生は家の中なのにIZOは外!土下座、傘なし!つうのが、もう、わかってらっしゃる。
 しかも、血塗れで走り回るIZOに比べいつの間にか「貴族院」で洋服着て半平太殿と呼ばれてる武市先生もいい!正直、これまで武市先生をいいと思ったことはなかったどころか視界に入ってなかったんだけど・・・本当に格好良かった!惚れたよ!

それからこれは、と思ったのは及川光博の沖田総司!ちょこっとしか出てこないけど、これもいい。凄く似合ってる!どこかでまたやってくれないかなあ~。あと、緒方拳の剣豪、松方弘樹のやくざはやっぱり見応えあったね。蛇を抱いた松田龍平の存在感もいいけどね。その他の豪華キャストも言うまでもなく。

でもね、なにが凄いってね。この映画、企画と脚本やってらっしゃる方のお名前が

「タケチ」さんだってこと・・・。

あ、字は「武知」さんですが、まさか、それで以蔵じゃないよね?

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