ロマンチェストに恋して

幕末~明治の歴史ファンの雑記。

日記の他、旅行で見つけた面白いものなんかを載せています。

映画といえば・・・

2009年04月04日 23時46分20秒 | 映画
こんな大事な話を忘れていました。

半次郎映画化!(予定)

ええと、箱根八里ではありませんことよ!中村、といってもミスターは付かない方!とにかく演歌とはあんまり関係ない、明治時代において既に香水を使っていたイケメン軍人にして剣の使い手である桐野少将ことナカムラハンジロウだぜ!
ど、どうしよう、こんな映画になったら大ブレイクしちゃうかもしれない。そうだよ、どう考えてもラスト侍の真田は半次郎だしさ。半次郎グッズとか土産物とか、そんなん出来たらまた、鹿児島行くのが楽しみになるぜ・・・。

とはいえ、公開はまだ先のようです。
詳しくは公式ページ(http://www.hanjiro-movie.com/)をごらんあれ。
まだキャストは半次郎以外公開されていない、というか決まっているのかなあ~な状態のようですが、これは凄いよ。
このページ、なんていうか、プロダクションノートのページが凄い。ワタクシのようなロマンチェストにはどきどきの内容が!
だって、半次郎紀行ですもの。そんなところいかねえよ・・・なところから、あそこに行ったのかよ!なところまで、まあ各種とりそろえた半次郎関係場所リストはそのまま参考に出来るし、その他のイベントの話にさりげなく混じっている薩摩弁は、ここで覚えて使ってみようね?といわんばかり。
いつの間にか薩摩に洗脳されてしまうこと間違いなしの内容が普通のBlogっぽく書かれています。ちょっと、更新が楽しみなんだよね・・・。
ということで忘れないうちに。

ですのしんさま!

2009年04月04日 22時56分51秒 | 映画
た、たまらねえ・・・。
あたしゃあいつに完全にホの字だよ・・・。

と、久々にそういえばブログなんて物持っていたっけねえ、と、つい書いてしまうほど、ちょっとした衝撃DVDを入手!
って、大分前から欲しい~といっていたのを誕生日にPresentしてもらったわけだけれども!

は、はまりました。METAL サムライ!(一応検索避け)

ええと、とにかく公式HP(http://metalsamurai.com/)を見てよ!

ええと、なんていうのか、メタルと時代劇の融合です。べたな展開に馬鹿馬鹿しいストーリーっていうかさあ・・・。どこから突っ込んでいいものか。

ストーリーは・・・
普通の浪人である主人公は飯屋の看板娘にべたぼれだが、全く相手にされていない。そんな主人公を気遣う岡っ引きの親分とともに、飯屋に入り浸っていると、なぜか、看板娘がお奉行様と越後屋の陰謀に巻き込まれ、助ける為に走る主人公!そして、変身!実は彼は、ヘビーメタラーなのだ!
メタル48手を使って、今日も奉行と越後屋の陰謀を打ち砕いていくのであった。

と、まあ、その・・・。
KISS?なメイクの外国人が、サムライのコスプレして歩いているかと思うと、どこからどう見てもメタルバンドなレザーパンツとギター姿に変身。もう、こういった映像的な設定も面白いんだが、何よりこれ、
コロンビアと東映が作っていることが画期的。
てことはとても正当な時代劇(とメタル)から生まれたものであるわけだし、道理でなんつうか、へんなところが凝っている気がしたよ!
お約束~な展開って、韓流ドラマと同じく、なんつうかわかっているからこそ面白いのだね!(って、韓流に失礼?)

お、思わず主題歌ダウンロードしちまったよ・・・。誰かあたいを止めとくれ。

たまには映画の話

2006年06月21日 07時38分16秒 | 映画
この間、ダビンチcode見てきました。
切支丹でない私には今一つ深刻さがわからなかったよ!暗号は原作読めば楽しめたろうなあ。
映画自体はテンポも良くてどんでん返しも随所にあって飽きさせないのよ!
が、肝心のテーマがよくわからんから見てるときはどきどきしても、終わってから首を傾げてしまうのよね。
神が人になるのは日本では既に経験済みだから余計に。
乱暴に言えば他国の神は人にしておいて今更騒ぐなと言う気にも。
ああ、でも日本は道真のように人が神になれる国だからなあ。やはり深刻さが違うのかしら?

ちょっ、しもた!

2006年03月29日 23時31分08秒 | 映画
なんか、爆薬庫に火をつけた奴がいますよ!
って、違うや。あれ、盗むんだ・・・。

本日三回目のBlog更新です。
(ふじおかのサイトでいっている遠藤さんの日記はこの下のやつですので、お間違いなく)
まずは、「オトコタチノ狂」発売
Ishii-gumi Film Entertainment Official Web Site
前からチェックしていたのですが、オフィシャルサイトの更改にあわせて載せてみました。
もう、この半次郎が可愛くて可愛くて・・・。たまらないので、皆さん要チェックです。
なんか、ね。とても、それらしくて(例えば土方さんもすかしているところが土方さんだったり、どことなく格好つけてる久坂とか、まっすぐな中岡とか)これ見てから好きな言葉が志になりそうだよ!というか、時々「志を聞かせてくれ」と言われたらなんて答えようかと考えます。あ、考えるんじゃいけないんだ!いつも胸にないと!

最近、あまりに当たり前なんだけど我に返ったことがあって。
二酸化炭素って体内に吸収されないんだよね・・・。
時々、ああ、この人の萌え様には敵わないと思う人に出会えるのですが、相棒や相方に言わせると二酸化炭素で燃えられる私も特殊だそうで。
リアリストなんだよ!まあ、二酸化炭素は燃えないけどさ!

ええと、前にも書きましたが、あの人と同じ空気を吸っているということで、うっとりとできるのです、私。
だから旅は好き。同じ空気を吸えるのですよ!
人間は呼吸する時、酸素を吸って二酸化炭素を吐くわけですよ!これ、O2がCO2になるわけで、この増えたC(炭素)は、体内から出てくるわけで、つまり、吐息にはその人の一部が分子として含まれているのですよ!
だから、水戸に行けば烈公の、藤田東湖の一部を、土佐に行けば以蔵の、武市先生の一部を、薩摩に行けばせごさあや半次郎の一部を吸い込むことになるじゃない!!
ということで、凄くどきどきしていたのですが・・・
でも、吸った二酸化炭素が体内で吸収されるわけではなく、なんか触れ合っても永遠に一つになれない恋人たちのようだわ!!(ろまんちぇすと)なんて思ってみたり・・・。
ということで、ときめきと切なさを感じる今日この頃です。
でも、いいの。この大気の中には小さい小さいあの人の一部がと思って今日も生きるの!
本当に小さいけど

なんか旅に出て馬鹿な話を山ほどしたら、そんなネタばかり。
明日は土佐勤ラブストーリーをお送りします。
乞うご期待!

下り最速伝説!

2005年09月19日 00時23分17秒 | 映画
本日は映画版『頭文字D』を見てきました!
公式サイト:http://www.initial-d.jp/
って本当は『SHINOBI』を見るつもりだったんですけど満席でね・・・。
でもどちらも見たかったからいいの。
しかも、これ、期待以上にすっごくいい!映画について語る時、ほとんどいいとしか言いませんが、そりゃ、いいことしか語りたがらないからですよ!
(もしくはつっこみだけ)

ええと、すみません。私、中国を舐めてました。
最初に中国で映画化と聞いたとき、絶対走り去った車のタイヤのラインをなぞるように炎が燃え上がったり、対抗する車を象徴するように車の映像に重ねて竜虎がCGで戦ったり、あまつさえ車は宙を飛ぶのではないかとさえ、考えていたのに!そんなシーンは原作(現実)に忠実でした。
カーアクションすらCGなしの本当の実写!それも、実際に舞台となったあの場所を、役者本人がほとんど走っているらしい。(その指導とかは高橋レーシングが行っているらしい:公式サイト参照)

しかも、当初想像したような余計なアレンジは一切ないのに本当に面白い。スピーディーでね。色々な角度でみられるんだけど、時々自分がいつも走っているのと同じ視点(つまり車内からの景色)がかつてない形で流れるのだけど、もうこれが、自分が走っているかのような臨場感でたまりませんよ!
ストーリーは車同士のバトルだけではなくて、ちゃんと恋愛も絡んで青春だから車好きでなくても楽しめること請け合い!


気になるキャストの印象というと・・・
何より最初に言うべきは
涼介さん格好いい!
もう、超クール!頭が切れて上品で、しかもどことなく漂う色気が高橋涼介そのものだよ!ティーンに人気だというのがとてもよくわかります。

ええと、それから想像以上に拓海がいい男♪物凄い美男子ってわけじゃないんだけど、ぼーっとしながら凄いっていうのが、ね。ぴったりで、時に凄くいい男に見えるのよねえ。

でもって中里さんは・・・原作より可愛い。だからかひげありなんだけどそれが元々甘い印象の人だと思うから、悪役的登場の割りにいい人な中里さんらしさがよく出てる。

それからびびったのが清二。これ、最初京一かと思ってちょっとびびったんだけど、どこの不良?つーか・・・。エンペラーは本当に悪役でね。清二なんて下っ端もいいところだから呆れるほどなんだけど(原作に忠実だね)すぐ京一に泣きつくところもなんかいい。

で、更に驚かされるのが京一。ええと、彼、ヒップホッパーなんですが!
ええ、そうでしょうとも。格好いいもん。ちょっと悪くて渋くてね。ラスボスだから凄い。

他のキャラクターでいえば、やっぱり可愛いなつきちゃんは説明不要かな。イメージぴったりだったし。

いつきは・・・ええと京一も清二もエンペラーは悪役だからいいんですが、いつきの扱いはちょっと可哀想になりました。結構どの役も映画だから役割がオーバーになってるもんね。でも、情けない奴だけど親友でいいやつっていうスタンスは変わらないものね。

それから文太!これがもう格好良いのなんのって。男らしいつうかエロい。最初はどうしようもないやつにみえるのにどんどん格好良く見えていく。むしろ主人公!?なイメージの変わりよう。ふじおか的にいえば、エロカッコイイおやじ。

あとは・・・ああ、これをわすれていはいけないね。
池谷先輩。他にもっと出ていいはずのメインキャラですら出番がなかったという中、ちゃんと出ていたのが本当に驚きなんだけど。
あの、すみません。どれが池谷先輩だったかわかりませんでした。スタッフロールで知ったよ・・・。

これから見る方。是非、池谷先輩を見つけてください。

これだけは言わせてください

2005年07月31日 23時06分48秒 | 映画
パッションフルーツを食べた後にスイカを食べるとスイカの種なんて気にならなくなるものですね。
好きなんです。パッションフルーツ。
ですが、あの果物、種を食べているのか周りのぬるぬるとした味のある部分を食べているのかどちらが目的で食べているのかわからなくなります。
どう考えても種の比重のほうが重いだろうに。

というのは置いておいて、本日『亡国のイージス』を見てきました!
だって、パッションフルーツよりも真田広之が好きですもの。

原作も凄く好きだったんですが、この間見た『戦国自衛隊』よりも『姑穫鳥の夏』よりも原作の味を活かせたここしばらく見た中で最高の映画じゃないかなと思います。
色々と変わっていても、本来の意味は失わずに映画になっているんじゃないかしら?これを見ていると今更ながら「ローレライ」を見なかったことが悔やまれます。

最近映画ばかり見て、おまけにライトノベルばかり読んでいて人間として何か不足しているみたいですね。心の隙間を埋めております。
というだけではなくて好きな作品が次々に映画化されているから余計でしょうか?
原作を知っていると、あらすじがわかっている為、映画だけを見た人はどんな風に感じるんだろうということが気になります。
これ、歴史上の人物を扱ったものを見たときの感想と一緒かなあ。
知らない人から見たら意外な一面でもファンから見れば常識だったり。
ええと、例えば近藤さんや土方さんが下戸だとか。そんなかしら。

は、いいとして、今回はイージスの話ではなくてですね。
いや、私は凄く面白かったし真田さんは素敵(当然)だったんですが、それよりも衝撃の事実が今私を打ちのめしているのですよ。(ようやく本題)
その予告で「SHINOBI~忍~」をやっていたのです。

これ、私の好きな山田風太郎原作の「甲賀忍法帖」の映画化で、同じものを原作とする『バジリスク』やそのアニメもあり、凄く嬉しい状況なんでついたった今、その「公式サイトhttp://www.shinobi-movie.com/に行ってみたわけです。

甲賀忍法帖は簡単に言ってしまえば、甲賀と伊賀、相争う二つの忍の一族の次期頭領同士が愛し合い、ついに和解が決まった矢先に徳川家康の命により再び戦うことになり、それぞれ10人づつの忍が技を競い合い、殺し合うことになる。
まあいわばある意味、ロミオとジュリエット。ある意味・・・忍博覧会?
これが、映画なので、6人づつになるのはわかる。
わかりますとも。で、その6人は誰で配役は?役どころは?と見たところ・・・

1.あ、武器や特技が違う。
ま、これは映像としてみせる上で仕方ないことでしょう。5人に減らした分一人二役分になったりとかね。
2.あ、天膳様(椎名桔平)素敵
天膳様が素敵なのはいいことです。武器が変でも。この人、普通に刀だったのにな。
3.ええと突込みがありすぎるのもよくないんでこの辺で重大問題を発表しましょう!
甲賀のメンバーに一人、伊賀者がいる!
説明しましょうか。原作には甲賀伊賀、それぞれ10人が戦っています。
そのうち、今回の映画に出ているのは甲賀から5人、伊賀から7人。
そう、原作では伊賀者だった一人が甲賀者として出演!
これ、まんまと甲賀が騙されているということでしょうか?それとも引き抜きに成功したということでしょうか?
そりゃ、原作で「美丈夫」だとか「美少年」とか書かれていたのは全て伊賀で甲賀の男は今一つルックスで劣っているかもしれないが、それはないだろ!?
もう、勝負をする前から負けています
さて、映画に不要といわれた甲賀者の運命やいかに?
そして、伊賀から捨てられた伊賀者は?

誰がどうなったかはサイトか映画で確かめてね!

久坂と半次郎☆夢の競演!

2005年06月19日 21時21分08秒 | 映画
私の見た夢、の話ではございません。
なんでも、久坂と半次郎と慎太郎と土方が現代に蘇る映画があるとか!

オトコタチノ狂

なんて素敵なキャスティング!
って、役者さんは存じ上げないのですが、歴史上からこの4名をピックアップするあたりで凄い。
薩長土から各一名、新撰組から一名というのはバランスとしていい。
新撰組の土方はわかる。蘇るのならば、近藤さんでも沖田でもなく土方さん、これは順当。なんか、現代に蘇ってまで何かしたいってファイトがありそうなのって土方さんだけな気がするし、蘇っても新撰組副長土方歳三っていうアイデンティティな気がするのよね。
次、薩摩の半次郎
これはね・・・。ぶっちゃけどうしていいかわからないくらい嬉しい選出!西郷さあを差し置いていいのか、というのはあるけれど、西郷さあに現代は近藤さんに現代が似合わないのと同じくらい似合わないし、剣客として人斬り半次郎として薩摩から一名、といった場合に適当だったのかなあと。桐野じゃないのがまたポイントなのか単に知名度なのか。
そして土佐の慎太郎
龍馬じゃないのか!という叫びは、やはり龍馬の知名度が高すぎるからかなあ。一緒に同盟を成立させた功労者だし、ってことで慎太郎?笑顔が素敵な慎太郎・・・。いまだ、高知にあった「まじぜよ」って慎太郎のポスターが頭を離れないせいで、蘇ったら説教されそうな気がする。説教というか、膝つき合わせて、君の志を問いたい!とか言われて返してもらえなそうな・・・。
でも、ここで武市先生でも以蔵でもないのね・・・。いや、人斬りは半次郎とキャラ被るもんね。武市先生は若さがないもんね。(あ、なんか色々暴言)
で、長州の久坂
(私信:どーしますか、ふじおかさん、久坂ですよ?)
相方の久坂萌を見ていると、相当の有名人に見てしまいそうですが、世間一般では長州人というと桂か高杉が出てくるのではないかなあ。幾松の桂、もしくは維新三傑の木戸、奇兵隊の高杉。
まあ、まさか幕末の志士、といった場合に伊藤や聞多や山県なんかが出てくるとは思えないけどね。でも、土方さんはともかく、半次郎と慎太郎を選んだら秀三郎で1,2,3って土方も歳三だよ!
しかし、その前の慎太郎と半次郎ってところがミソで、この二人を選んだことからするに、キャスティングの条件は
1.有名すぎないこと(ナンバー2)
2.適度に若いこと
だと思われる。
そしてこれが重要なポイントだと思うんだけど、
3.ハートが熱い事
ま、これ、サイトを見ればわかることなんだけど、現代に生きる男に男の生き方や志を問うものらしく、それでいったら、まあ、わかるなあ。
慎太郎はさっき書いた通りだし、土方さんもあくまで副長だろうし、士道には厳しいし、半次郎も桐野利秋になってからでもなんというか、気が若い・・・いつまでもぼっけもんだった気がするのよね。久坂も相方いわく過激、だしさ。
生き様という意味では問いかけるにはもってこいだよね。
皆、非業の死を遂げてるし。
天寿は全うしていないけど、自分の生き様を貫いて死んだ人々だからこそ、言える事があるのかなと。
ていうことで・・・どうしましょう。
これ、25日(土)がわかっている唯一の上映なんですが・・・都内に在住ではない人間にとっては遠すぎ・・・。
愛、試されていますか?

IZO映画DVDみました

2005年02月19日 18時16分08秒 | 映画
ついこの間、IZOなる映画があったのを知ってDVDを借りてきました。
(http://www.izo-movie.com)
あらすじは、刑場の露と消えたはずの以蔵が、現代のホームレスに魂が乗り移って(?)復活。かつて以蔵に縁があったものが現れるが、それらを斬って進むIZO。目指すは時空を管理する「貴族院」。時空の狭間を行き来しながら、「貴族院」の差し向ける追っ手を、斬って斬って斬り進む以蔵。その目指すものは?
といった感じで、詳細は公式サイトを見て欲しいのですが、もう、物凄い豪華キャスト!
監督は三池崇史!主演は中山一也。

これは、もう、B級ホラーアクションだと思ったんだけど…
あら、まあなんと、不条理映画でした。
いや、もうB級好きなんでこのとんでも設定が間違いなく!と勝手に思い込んでいただけなんだけど。BGMがロックでなくフォークということで気づけばよかったよ!外国の映画祭に出てるあたりでも気づけただろうに。

 ま、それはともかく、この、IZOのいいところっていうのが、それほどは強くないところ。
もう、とんでもない刺客が次々来るんだけど、それを最初から次々倒していくんだけど、全くの無傷じゃないのよね。斬られて撃たれて倒れて、血塗れになって血を吐きながら進んでいく。意味のない場所に意味を探しに。そこが、とても以蔵らしい気がするのですよ!
 非情で鬼とか言われていて事実この映画の中ではその通りなんだけど、そりゃ、江戸時代の街中を歩いていていきなり機動隊に襲われたり、現代の街中で御用提灯持った侍に追い掛け回されれば狂っていくよね!ビジネス街では「IZO様!」とスーツ着たビジネスマンが揃って土下座するのには驚いたなあ。だって以蔵に敬語、以蔵様ですよ?その割には廊下で教師とすれ違う時に思わず会釈しちゃうIZO・・・。
 とんでもない設定だし、話なんだけどある意味何かすごく以蔵らしいものが含まれている気がする。

でね。
すっごく、見た甲斐あった~~というのが、美木良介の武市!格好イイ~~!!
あの土佐弁!IZOに対する態度!悪役(?)みたいなものなんだけど、もう、なんつうかいい。凄くいい。偉そう、本当に偉そうで格好いい。あの、土佐弁が凄くいい。
特に、雨の中、IZOが武市に土下座してるシーンとか、武市先生は家の中なのにIZOは外!土下座、傘なし!つうのが、もう、わかってらっしゃる。
 しかも、血塗れで走り回るIZOに比べいつの間にか「貴族院」で洋服着て半平太殿と呼ばれてる武市先生もいい!正直、これまで武市先生をいいと思ったことはなかったどころか視界に入ってなかったんだけど・・・本当に格好良かった!惚れたよ!

それからこれは、と思ったのは及川光博の沖田総司!ちょこっとしか出てこないけど、これもいい。凄く似合ってる!どこかでまたやってくれないかなあ~。あと、緒方拳の剣豪、松方弘樹のやくざはやっぱり見応えあったね。蛇を抱いた松田龍平の存在感もいいけどね。その他の豪華キャストも言うまでもなく。

でもね、なにが凄いってね。この映画、企画と脚本やってらっしゃる方のお名前が

「タケチ」さんだってこと・・・。

あ、字は「武知」さんですが、まさか、それで以蔵じゃないよね?

気分は明治其ノ二

2004年11月07日 00時03分08秒 | 映画
秩父事件ってマイナーな気がするんですが、自由民権運動の中では物凄い重大事件で、詳しくは知らないので偉そうには言えませんが、えーい、詳しくは映画「草の乱」見ましょう。たしか今頃やってるはず。
知らないなら何故興味を持ったかというと私の大好きな高橋克彦の「倫敦暗殺塔」という明治初期のロンドンを舞台にしたミステリが原因です。
普通の時代物ミステリっていうだけじゃなくて、その背景とか色々深いところまでよく作ってあって。
また、登場するのも日本の政府陣として伊藤井上山県の長州トリオが登場、伊藤と井上より山県のが仲良さそうであらゆる意味で面白い話なんですが、その中である人が秩父事件のことを語るその一言が凄く重く心に残っていて、以来、ちょっと秩父事件を見る眼が変わっていたのです。

製作地に行ってみるとさらに地元の人がこの事件に大して並々ならぬ思いを抱えているんだなあと思ってちょっと感動物です。
おすすめ。

気分は明治

2004年11月06日 23時39分26秒 | 映画
というわけで携帯の待受を変えてみました。
こちら草の乱ロケ用のセット。「草の乱」とは今年が秩父事件120周年を記念して作られた映画です。そのロケ地に紅葉を見に行って来たんですがご覧の通りまだ早かった模様