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江戸・大坂の卸売市場

2017-07-03 | 生物暗記法

天青くどこ 雑魚は魚。
日本橋魚市場(うおいちば)・神田(かんだ)青物市場(あおものいちば))(雑喉場(ざこば)魚市場・天満(てんま)青物市場)(堂島米市(どうじまこめいちば))


[ポイント]

1.江戸に日本橋魚市場神田青物市場、大坂に雑喉場魚市場天満青物市場堂島米市場があった。

[解説]

1.日本橋魚市場(17C初創設)は、幕府への納魚と江戸市中の魚販売の中心的市場。江戸の人口の急増とともに魚市場は繁栄し、元禄以降には魚市場は朝千両、芝居小屋は昼千両、吉原遊廓は夜千両といわれた。

2.神田青物市場(17C初創設)は、神田は各地からの道路が集まり、神田川と南側の日本橋川をひかえた位置は、鮮度を第一とする青物市場にとって最適な場所だった。


3.雑喉場魚市場(1618公認)は、冥加金を上納して、大坂唯一の生魚市場という特権を得る。淀川水系の淡水魚、大坂湾でとれた種々雑多な鮮魚たちをして「雑魚」として取り扱った。乾物である昆布や、肥料としてのイワシ、ニシンなどの塩魚は塩魚仲間(塩魚問屋)の扱いで雑喉場では扱わななかった。


4.天満青物市場(1635創設)は、大坂市中の野菜や果物の取り扱いを独占した幕府公認の市場。1772年には株仲間の開設を公認された。盛時には農作物を売る農民や買い入れの商人が、毎日数万人出入りし賑わった。


5.堂島米市場(1697開設)は、江戸時代最大の米市場。大坂は江戸初期から各藩の蔵屋敷や蔵米を売りさばく商人である蔵元が存在し、全国的な米の集散地であった。幕府は株仲間として認め、1722年から米の先物取引を公認。盛時には1300人もの米仲買商人が米取引を行った。


2016立教大・文:「
問2.江戸時代のこれ(米)に関する記述として正しいのはどれか。次のa~dから1つ選べ。


 a.大坂では堂島で米市場が発展した

 b.蔵元は年貢米の保管・管理をおこなったが、販売はおこなわなかった
 c.脱穀は踏車を使っておこなわれるようになった
 d.水呑百姓はその所持する石高の40~50%を米穀などで領主におさめた」

(答:a ※b×販売をおこなう、c×踏車は揚水用具、d水呑百姓は自分の農地を持ってない)〉


2015早大・文:「 諸藩はまた、領内から徴収した年貢米や国産物を大坂にある蔵屋敷へ回送し、蔵元・掛屋などがその売却にあたった。大坂中之島にある[ B ]米市場では現米が売買されるだけでなく、先物取引も行われた。これを[ C ]取引という。蔵物の売却代金は両替商を通じて江戸でも受け取ることができたので、藩では江戸藩邸に住む大名とその妻子、家臣たちにかかる経費を現金輸送する必要がなかった。b金・銀・銭の換算率は時期によってかなり変動した。


問3 空欄Bに該当する言葉を、漢字2字で記述解答用紙の解答欄に記入しなさい。


問4 空欄Cに該当する言葉を、漢字2字で記述解答用紙の解答欄に記入しなさい。

問5 下線b金・銀・銭に関する記述として、誤っているものを1つ選べ。


 ア 金座は江戸と京都に置かれたが、のち江戸だけになった。

 イ 金座は代々後藤家が管轄した。
 ウ 金貨の単位は両・分・朱だが、天保一分銀は銀貨である。
 エ 江戸は主に金遣い、大坂は主に銀遣いであった。
 オ 当時は正金銀が流通していたので、紙幣を発行する藩はなかった。」

(答:問3堂島、問4帳合(空米)、問5オ× ※金銀産出量が不足し、それを藩札発行で補った)〉


2014明大・文:「

 都市では農村部の商品生産や流通と深く結びついた商人が成長し、三都や各地の城下町に進出する大商人もあらわれた。また出稼ぎのため農村部から都市へ流入してきた人びとも多くあった。このような流通や経済の展開により、三都や城下町は発達し、(オ)村と同様に町の様子も大きく変化していった

問10 下線部(オ)に関連して、江戸の町と商業の説明として正しいものを、次の1~5のうちから一つ選べ。


 1  店借は貸家に住む家持を管理した。

 2  越後の三井高利は江戸において呉服店・両替商を開業し活躍した。
 3  江戸の市場として、日本橋魚市や神田青物市がある。
 4  常設店舗において振売とよばれる人たちが商売を行なった。
 5  「九尺二間」といわれる裏店は、畳約18畳分の広さがあった。」

(答:3 ※1×「店借」と「家持」が逆、2×、4×、5×)〉


2013明大・文:「

問10 下線部(オ)株仲間解散令に関連する説明として誤っているものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

 1 営業税を負担することを条件に幕府・藩によって認められた営業の独占権を株というが、その株を持つ商人たちの仲間を株仲間といった。

 2 享保の改革の時にも、幕府は諸物価の高騰をおさえるため、酒・醤油・塩などをあつかう商人の株仲間を解散させている。

 3 この株仲間解散令の結果、商品流通はかえって混乱し、期待された効果もなく、10年後に株仲間は再興された。
 4 この株仲間解散令が出された背景には、菱垣廻船積問屋仲間が上方市場からの商品流通を独占しているという判断があった。」

(答:2※享保の改革の時に認めた。株今日認め店舗解散。


2013南山大学:外国語(英米)総合政策:「

 次の文を読み、下記の設問7~10に答えなさい。

 江戸時代初め、貢納された年貢米や特産物といった[ A ]は、大坂に集められ、幕府や諸藩の委託を受けた商人を通じて販売された。その後、産業が発達するにつれて、一般商人が扱う納屋物の流通も、次第に活発化した。「天下の台所」と呼ばれた大坂では、主要商品の卸市場が発展した。淀屋橋から[ B ]に移転した米市場でも、取引が盛んにおこなわれた。


 大坂で取引された米やさまざまな商品は、江戸へ送られた。江戸の問屋は、[ C ]という仲間を結成して、定期的に大坂から船で商品を運ばせた。その船は、舷側に付けられた囲いの組み方から、[ D ]と呼ばれた。


〔設問〕

問7 空欄[ A ]に入る語を、漢字2字で答えなさい。

問8 空欄[ B ]に入る語を、漢字2字で答えなさい。


問9 空欄[ C ]に入る語を。漢字4字で答えなさい。


問10 空欄[ D ]に入る語を、漢字4字で答えなさい。」


(答:A蔵物、B堂島、C十組問屋、D菱垣廻船)〉


2012同志社大学・文経済:「

問コ.堂島米市、雑喉場魚市とともに大坂の三大市場と数えられ、江戸の神田青物市と並び称される大坂の市場は何か、その名称を記せ。」

(答:天満青物市)〉


2012立大・全学部2/6実施:「江戸時代、野菜や果実を取引する公許の青物市ができたのはどこか

 a.雑喉場 b.天王寺
 c.天満  d.堂島」

(答:c)


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