●平安時代(醍醐天皇)
902(延喜2)年 〈延喜の荘園整理令〉★
Shoen readjustment act is issued for the first time.
暮れに荘園 大整理。
902年 延喜の荘園整理令 醍醐天皇
743年に墾田永年私財法が制定されて以来、財力に恵まれた貴族や寺社は初期荘園を拡大。902年、醍醐天皇は律令制再建のため、藤原時平の補佐のもと、法に背く荘園の整理を命じた延喜の荘園整理令を出し、勅旨田・諸国百姓寄進・荘園新立を禁止した。この結果、国衙の役割が増していった。
2014明大・全学部前期(2/5)
下線部(十世紀初頭に朝廷は)(ウ)国司の行政の妨げとなる荘園を停廃する法令を発しに関する説明として誤っているものを、次のA~Dのうちから一つ選べ。
A この法令を発した天皇は桓武天皇である(×醍醐天皇)
B この法令の発布とともに、班田が実施された(〇)
C この法令が発布された時の年号は延喜である(〇)
D この法令発布の頃の戸籍には、実態を反映しないものが見られた(〇)
2013早大・文化構想
その後、1世紀が過ぎ、政治社会をめぐる意見を諸臣に求めた醍醐天皇の詔に応えて、三善清行は[ A ]。
問3 空欄Aにあてはまる文はどれか。1つ選び、マーク解答欄紙の該当する記号をマークしなさい。もし、あてはまる文がなければ、記号オをマークしなさい。
ア 17箇条の文書を提出した。
イ 12箇条の文書を密封して提出した。
ウ 11箇条の文書を掲示したあと提出した。
エ 12箇条の文書を提出する予定であったが、妨げられた。
(答:イ)
2009慶大・商:「
10世紀になると、律令体制の崩壊がはっきりしてきた。(ア)違法な土地所有を禁ずる法令を出たり、班田の励行をはかるなどして、令制の再建を目指した。だが、もはや戸籍・計帳の制度はくずれてきており、牲田収受も実行不可能となっていた。914年、三善清行が[ 2930 ]天皇に提出した( c )にも、そのころの地方政治の混乱ぶりが指摘されている。
(答:2930醍醐、c意見封事十二箇条)
問 下線部に関して、902年の(ア)違法な土地所有を禁ずる法令は何と呼ばれているか。
(延喜の荘園整理令)
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