新年が明けた3日の日に孫たちは名古屋の爺婆の家からやって来ました。
案の定、家に中はひっくり返りました。
お年玉を貰ったらサッカーボールを出して外へ行こうと言い出した。
僕が仕方なく腰を上げると、「ジージ本当に出来るの?」
小学4年の孫と1年の孫娘を連れて近くの公園へ急いだ。
「ジージ本当に出来るの?」の通り出来なかったらどうしよう。
心配は取り越し苦労でした。
孫の勢い良く蹴るボールを見定めて僕は渾身の力を出して蹴り返しました。
ボールは辛うじて孫の足元まで転がって行きました。先ずは合格。
それからが大変、サッカークラブに通っている孫は疲れ知らず。
繰り返し繰り返しこのパスやドリブルを夕方まで付き合わされました。
その間心配していた足は、孫の過酷な要求にようやく応えました。
身体は汗びっしょりでした。それでも足は動きました。
僕は孫に心の中ではそっと感謝しました。
「ジージを遊ばして呉れてありがとう。」
家に戻り早めの夕食、美味しかったことは言うまでもありません。
その夜「こむら返り」を起こるかと心配しましたが、どうもありません。
公園の中を勢いよく走ったり、ボールを追いかけてもびくともしない。
僕は私の足に自信を持ちました。8年振りに小学生時代の腕白坊主に返りました。