写真は7月19日柏崎市海岸沿いの公園。柏崎港とは鵜川を挟んだ対岸にある。ここは自衛隊のちょっとした基地となっていた。さて、今回もまた写真と文との関連性はないが、避難所支援の中で感じたことなどを書き記した。
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①避難所に届く物資は多種類に及ぶ。
なぜなら、被災者の様々なニーズに応えるためである。例えば紙おむつ一つとってもそうだ。乳幼児用・高齢者用、サイズと性別といった具合だ。不便な生活を強いられると、普通の生活を営むためには多種多様な雑貨類を必要としていることがわかる。一泊二日36時間の活動の中でも色々な荷物が届いた。また、届いた荷物がどこにどのように保管されているのかも大切である。
②避難所に届く主たる物資はどうしても食事と水になる。
避難所に搬入される物資で辛いのが水である。たいがい2L入りのペットボトルが6本入りである。従って一箱12Kgということになるのだが、一時にどっと来る。12Kgというとたいした重さとは感じぬ人も多かろうが、数と保管場所への受け入れの問題がある。避難所よっては色々運び入れる方法があろうが、自分が支援に入った避難所は、物資保管庫となっていた給食室へ窓越しに直接入れるので、12Kgの箱を下から上へと持ち上げねばならずなかなか辛い作業となった。一時だけなのだが人出はなるべく欲しいと感じた。
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③数量チェックは迅速・確実に..。
搬入された物資はすぐさま、何がどれだけ入ったかの数量チェックをする。受付で運送業者向けへ受け取りを出すのと、その後の発注量の目安を割り出すためだ。
この作業は実に重要で、不良な在庫を極力出さぬ為にはおろそかにできない。食品等は配給物資の中でも最も気を遣わねばならない。この点はライフラインの復旧状況と関係があるので、地域の総人口と被災状況とのかねあいで、なんとか良い係数なんかを割り出せたら良いのにと思う。
配給を期待して来る方々に、「ありません」の言葉は言いづらいし、数的制限を極端にも出しにくい。ある程度我慢をお願いせねばならない窮状の中、被災した方々にとっては心身共に疲労しているであろうと思う。ガックリと肩を落とす風景を見たくないのは誰しも同じであろう。
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資料作成:**********
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写真撮影:2007.07.19
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2006年 地理の部屋と佐渡島
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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自衛隊の支援は大規模です。
各地に幕営地があるようで、
各地域に密着した支援をし
てくれています。
被災者の皆さんがもっとも
大変とは思いますが、支援
に関わるいろいろな方の
努力もすごいです。
大きなドラムカンの横たう風景、やはり普通の
風景で無いと感ずる。こんな風景も地元人の撮影
で無いと見られないもの。
支援も重労働ですね。
平時ではなんとも思わぬことが、問題になるんですね。
次は我が身と思いながらレポートを読ませて頂いて
います。
しだいに避難所は縮小・整理されていくようです。
一昨日の日曜日に再度行ってきましたが、もう半
分近くの人が引き上げていました。
暑さは確かに応えますが、人の数が減ることで、
少しは避難所にいる方々も負担は軽くなっている
でしょう。小さな空間に密度濃く人がいるのが、
最も深刻で精神状態を不安定にさせるのではと思
います。
最後の方の質問にですが、
そのとおりだと思います。
自衛隊員にも活動をする
ための物資は必要。
車両はおびただしい数で
すし、各避難所で風呂の
サービスもしていますから。
燃料だけでも相当なものと
思います。
大したことはしていない自分です。
災害時のボラも大切でしょうが、
日常のボラも大切。小さな事が
いざという時災害から地域を守ります。
神戸~中越~能登~中越沖..
これらクラスが直下で起こったら..。
想像するのも忌まわしいころですが、
大変な事態が待っていると、
素人の私でも容易に想像できます。
首都東京は大丈夫か?
災害に強い都市作り。これは石原さん
がきっとされていることでしょう。
いざという時。首都東京の中枢機能に
大きな被害が出ました時は、これはも
う知事の責任となりましょう。彼の任
期中にずいぶん参考になる例があった
はずですから..。
多様なニーズに応える。
まるでコンビニのような
感じにもなります。
ある意味生活上のありと
あらゆるかもしれません。
自衛隊は後方支援の良い訓練を
しているのかも知れません。
手際はよいし、良心的です。
よく仕事でも三現主義(現場で、現物を、現実に)はよく耳にしますが、経験の無いものには解らないことばかりですね。
暑さの中、大変さも増しているのでしょうね。
旅の想い出シリーズの、閲覧に感謝致します。
民俗衣装を着た、シンガポール航空のスチュアーデス嬢のもてなしを受け、チャンギ国際空港に着きました。
ペットボトルのバケツリレー(?)で窓越しに入れるのは、大変でしたでしょう!お疲れ様でした。
素朴な質問なのですが、写真に灯油、軽油、ガソリンのドラム缶がありますが、自衛隊が現地で使うのですか??
訓練では分からないことがたくさん書かれているので勉強になります。
これからもよろしくお願いします。
東京に直下型地震が起きたら自衛隊がどのくらい役に立つのかな?
何でもないことが、零からの生活となると、ライフラインを含めてハード面は機動力で可能としても、人の生活の多様なニーズに応えるとすると、大変ですね。
物資の配給方針は、司令部…というか対策本部が集中管理しなきゃダメですよね。
体験すれば見えてくることもありました。
いろいろ勉強になりまして、自分にとっ
ても大きな収穫のあった支援活動でした。
後に二度現地へと行きましたが、昨日の
訪問で、何もせず帰れるような状態。
いよいよ、避難所も整理統合。被災した
皆さんは少しずつご自宅へと戻られるよ
うでした。
>全体が見えるように..
直後にそれができるようになるのであれ
ば..。
お疲れ様! それしか言葉がありません。
部分が見え、全体が見えると何事もうまくいくのかも知れません。