先に紹介した宿根木と同じ地図から、今回は沢崎(図中では澤崎)を紹介する。
この地には沢崎鼻灯台がある。そこは小木半島先端。冬の季節風には厳しいものを感じるが、初夏から初秋の風は心地よい。ここは青い海と青い空がよく似合う。灯台と共に海から渡ってくる風に包まれたいといつも思う。
かつての小木半島には海岸沿いに移動できる車道は無かった。不便この上なしであったが随分変わった。今や海沿いの漁 . . . 本文を読む
宿根木(しゅくねぎ)は小木半島南岸の小さな集落。古い街並みが整備されてちょっとした観光地となっている。
半島全体は典型的な海岸段丘の地形にあり、海岸沿いには切り立った段丘崖が発達するが、集落はその段丘崖上下に展開している。
古い街並みは崖下にある。車で行くことはもちろん可能であるが、街並み内部へは徒歩となる。もっともそう大きな町ではないのでその必要はないが..。
町の風景と説明は . . . 本文を読む
国道117号を小千谷市より十日町市へと向かう途中、細島という集落がある。ここにはかつて対岸の川口町真皿との間に渡し船があった。1980年代にはまだ渡しは存在し、50円で対岸へと渡れた。せめて乗った経験があると言うことが慰めである。今では川井大橋がかかり渡しはなくなった。この渡しを地元では「真皿の渡し」と言っていた。
国土地理院・うぉっ地図より一部抜粋
http://blogimg.goo. . . . 本文を読む
信濃川右岸にある旧流路がしのばれる部分である。大きく蛇行していた名残が二筋の自然堤防上の集落分布からわかる。それに挟まれている水田であるが、現在曽川付近では宅地化が進んでいる。
その辺は、現在の地図(下記うぉっ地図)の方で確認を願いたいが、今回は空中写真へのリンクを付けた。1:50000の新潟は沖積低地と海岸線で見所の多い地図である。
地図にはこうあった。
明治44年測図昭和6年修正 . . . 本文を読む
新潟市の鳥屋野潟周辺を見ている。図を見ていると今とはずいぶん違うものと感心する。ウォッ地図で確認していただきたい。現在の地図を見てみると北岸に鳥屋野球場、南岸に新潟スタジアムがある。新潟スタジアムはサッカーJ1・新潟アルビレックスのホームスタジアムである。
右上に紫竹山という地名が見えるが、低平な土地柄の中にある新潟市街にはあちこち山のつく地名を見る。これはきっと古い砂丘地帯または、自 . . . 本文を読む
阿賀野川右岸を見ている。海岸沿いに広い砂浜。そして、やや内まったところには海岸線に平行する堤防状の微高地が幾筋かある。これは砂丘列である。図中の加治川(がじかわ)北部を見ていただくと顕著。砂丘と砂丘の間にある低地に細長い水田が確認できる。
この辺はずいぶん変わってしまったが、今でもこの頃の名残は充分残っている。これまた、ウォッ地図でご確認。楽しんでいただければ幸いである。
ついでな . . . 本文を読む
新潟県の県都。新潟市は今政令指定都市をめざしつつ、また環日本海経済圏の日本側の玄関の一つとして、発展を続けている。
年々町の姿は変わり、ダイナミックに図上に現れる。この地図と今の姿を比べるとしたら、その変化は劇的である。リンク先を辿って見比べていただければよくわかる。目立つところでは線路の状態を手始めにすると良い。細かいところまで述べると、比較の楽しみがない。
さて、新潟にはかつて市 . . . 本文を読む
これもまたずいぶん今とは違った風景である。何よりも柏崎港がない。海岸沿いの道路がない。逆に図中右上には競馬場あったりするが。当然今はそんなものはない。
古い地形図(地図)を見ること。本当にその地の歴史をも見ることができる。現在の柏崎市街については、リンク先のウォッ地図を参考にしていただきたい。
町の姿だけでなく、市街南西部を流れる鵜川の流路にも大きな変化が確認できる。なお、柏崎港は図 . . . 本文を読む
2004年の7月13日の水害は忘れられない災害である。同年10月23日に中越地震があったせいで、社会的認知度は俄然震災の方に向いてしまったが、実際の被害はこちらも大変なものであった。
渡瀬橋(わたらせばし)と田島橋(たじまばし)の中間点で川は決壊。曲淵をはじめ、市内各所は濁流に呑み込まれた。紹介した地図にはその橋は記載されていない。まだ作られていないのだ。それにしてもかつての五十嵐川( . . . 本文を読む
地図にはこうあった。
明治三十六年測図大正十年修正及昭和十九年部分修正測図同二十八年応急修正同四十年資料修正
昭和四十一年二月二十五日印刷同二月二十八日発行 著作権所有印刷兼発行者 国土地理院
横須賀駅付近を切り出してみた。三浦半島にある同市には横浜と並んで港町というイメージがある。しかし、どちらかというと軍港としてのイメージが濃く、以前接岸した米軍・航空母艦の巨大な姿が印象に強い。
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地図にはこうあった。
明治四十四年測図昭和六年修正測図同二十三年資料修正(行政区画)
昭和二十三年一月二十五日印刷同一月三十日発行 著作権所有印刷兼発行者 国土地理院
新潟県見附市は、信濃川支流の刈谷田川沿いにある町である。以前の刈谷田川は暴れ川として知られていた。今では、上流栃尾市(現長岡市)に刈谷田ダムがあり、また流露の直線化工事も施され、水害の発生率はずいぶん低くなったものと思っ . . . 本文を読む
地図にはこうあった。
明治三十六年測図大正十年修正及昭和十九年部分修正測図同二十八応急修正同四十年資料修正
昭和四十一年二月二十五日印刷同二月二十八日発行 著作権所有印刷兼発行者 国土地理院
ついこの間の三月横浜に行ったところである。山下公園からみなとみらいを望んだ風景はこの頃の地図には無い。県庁や野球場などは同じ場所にあるようにあるようだが、何よりも新港町へ線路が通じている。
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地図を読む(見る・眺める)のは楽しい。そして、地図にも色々なものがあるのだが、昔の地形図を見ることは特に楽しいと思う。手元にあるわずかなものや借り受けられたものを、記録に留めておきたい。
当サイトのカテゴリーにあったハイサーグラフのカテゴリーを昨日改めた。地理的な視野で役に立ちそうな図、地図、グラフをひとまとめにしてみたい。そんなカテゴリーの中に地形図を加えておく。
今回は、その手始 . . . 本文を読む
イギリスの西隣にある国アイルランド。その北東部はイギリス領で北アイルランドと称されている。一方アイルランド島の大半を占めるアイルランドの首都はダブリン。人口は100万を超えている。国家の総人口が400万人ほどであるから、国民の1/4が首都に集中している典型的プライメットシティー(首位都市)と言える。
この国についての概要は外務省HPの各国要覧で知ることができる。私はいつもこれを頼りにして . . . 本文を読む
イギリスの正式な名称はグレートブリテン及び北アイルランド
連合王国。英語で表記するとUnited Kingdom of GreatBritain
and Northern Ireland となる。国名としてはずいぶん長い名
称だ。ロンドンはイギリスの首都でテムズ川河畔にある。ロンド
ンについてはあまり詳しい説明は必要ないであろう。
【ロンドンの空港には】
今回紹介したグラフはロンド . . . 本文を読む