私はロードバイクに乗り始めた頃はSHOPで勧められたペドロス チェーンオイル 「Ice Wax」を使用していました。これは名前の通りワックスタイプのチェーンオイルで、チェーンがベトつかず、汚れも付きにくいという特徴がありました。ただ、ワックスタイプのルブは固まり易く、2本程使用しましたが、2本とも最後まで使い切ることができませんでした。
そこで長い間Vipprosのmuon(ムオン)とKeiten(ケイテン)を愛用して来ました。サスペンド系という油膜の定着が早いチェーンオイルのBlue‐no、Rossa-no、W3を開発した。優れた性能を持つ3種の原点、Vipprosの自転車用製品の原点となったチェーンオイルがmuon(ムオン)です。その名の通りmuonは『無音』といわれるほど、チェーンの駆動音が小さくなるのが特徴のチェーンオイルなのです。
粘度が弱いオイルなのに耐久性が高いのが特徴ですが、細かな汚れがリング内に溜まるためなのか、100km程外を走るとチャリチャリという音が気になり始めました。公表では500kmから600kmの耐久性を謳っていますが、摩擦抵抗は低いままなのですがどうしてもこの異音が気になり、今では室内ローラー専用で使用しています。
後継として外乗りで使い始めたのがKeiten(ケイテン)でした。muonでの汚れが気になるというフィードバックから開発されたチェーンオイルで、潤滑性能をそのままに防汚性を高めるオイルに仕立てられているのです。耐久性はmuonの半分になりますが、100km走っても異音を感じなくなりました。価格は両者とも60mmlで2000円前後と少し高めですが、是非、1度は試してみることをお勧めします。チェーンが静かに回るのは実に快適で、走っていても風の音しか聞こえないというのは最高の気分です。
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